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高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

2014 後継者育成事業 始まります。

2014年10月11日 06時37分20秒 | 後継者育成
本日から、2014年度の後継者育成事業が始まります。
振り返ってみると、私がこの事業に参加したのは、2008年度からなので、今年で7年目になる。
後継者育成事業というのは、我々現役の職人が、竹工芸の学校の生徒に、直接指導することで、それぞれの職人の技や考え方等を勉強するという事業である。
技術的な事はもちろん、長年、業界の最前線で生き残って来た経営者としての職人に接することで、随分、勉強になることが有ると思う。

また、反対に我々にしてみれば、知らない間に頭が固くなっている事や、新鮮な生徒たちに接することで、随分と刺激を貰いリフレッシュしているのである。
これは、初めて後継者育成事業を指導した時に、最後に頂いた寄せ書きである。

この1枚の色紙の中にも、色々な思い出が詰まっています。

今までの、「後継者育成事業」はこちらから⇒http://blog.goo.ne.jp/takae_1/c/b97ecf44029cd9dd22be5ffba1fc2e06

今年は初めて、学校の1年生10人全員に教える事となった。
今までは、5~6人が基本であったので、10人教えるということは、初めての経験である。
人数が倍に増えたことで、共同で使う道具が足りるだろうか?また、時間的にも、人数が多く為れば、それだけ生徒の中に、旨い人、不器用な人などの差が出て来るであろう、どうしても、カバーをすることに時間を取られはしないか?
などなど、不安もあります。

さて、今年はどんな後継者育成に為りますことやら・・・・
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職人の定義

2014年04月21日 06時54分03秒 | 後継者育成

時代と共に、職人の定義が変ってしまった。

職人とは、ウィキぺディアで調べてみると・・・・

職人(しょくにん、英語:craftsman)とは、自ら身につけた熟練した技術によって、手作業で物を作り出すことを職業とする人のことである。

日本では江戸時代の士農工商の「工」にあたるが、歴史的に彼らを尊ぶ伝統があり、大陸より帰化した陶芸工や鉄器鍛冶は士分として遇された。

彼らの持つ技術は~~芸(しょくにんげい)とも呼ばれる。

「職人」は主に工業として物を作る人間を指すことが多く、陶磁器などでも芸術作品として作る者は一般に「陶芸家」などと呼ばれる。また、転じて熟練した技術を持つスポーツ選手の通称あるいは異名としても使われている。

以前は、如何に早く、如何に正確に、如何に美しく・・・と、技術的な事がほとんどであったが、最近は、技術的なハード面と、同じくらいの比重で、マネジメントすることが求められてくる。

私が竹細工を始めた頃は、まだ、花籠などが大量に注文が入ってきた時代でした。少品種大量生産の時代でした。

例えば、この花籠、「かやごもり」

私が住んでいる「宇佐市安心院町かやごもり1167」の地名を付けた花籠です。

Kayagomorimain2 毎年、毎年、1000個近く生産していました。需要の多い春先から作っていては間に合いませんので、毎月、100個くらい作っては納め、作っては納め、という繰り返しでした。

いったい、この大量の花籠は何処に売れて行くのだろう?と、不思議に思って居ました。こんな大量に作るアイテムが沢山あったのです。

ところが、時代が変わって、多品種少量生産の時代に変わってしまいました。ありきたりの物でなく、自分だけの物を欲しがる時代に為ったのです。

高額になっても、本当に自分が欲しい物、気に入った物が良いのです。

時代が移り変わって、多品目少量生産の時代に為ってしまいました。

そうなってくると、今までの様に大量に作って問屋さんに卸し、職人は生産する事だけを考えて居れば良かったのですが、そうは行かなく為ってしまいました。

自分の作品を、プロデュースする事を考えなくては為らなくなりました。
自分の作品を、自分で売る時代に為ってきたのです。

作品の背景にある物、どんな人が、どんな所で、どんな風に作っているのか?
作者の生き方や、考え方までもが伝わるようにプロデュースしなくてはいけません。

作る事と、マネジメントする事、この二つの事が当たり前に出来て、初めて職人として為り立って行くことが出来る時代に変わってしまったのです。

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後継者育成事業 2013-4

2013年12月05日 05時09分30秒 | 後継者育成

今年の後継者育成事業も、最後の授業になりました。
編み上げたバッグに漆塗りの仕上げをするのです。

漆は、乾いて居ないうちは、被れたりするので、伝統産業会館では出来ません。場所を、私の工房に代えて行いました。

Cimg7666 去年までは、ちょっと大げさに漆かぶれの話をしていましたので、毎年、重装備で誰が誰なのか?判らないほど、防備をしていましたが、今年は、「大したこと無いよ!」と、言っていたため、みんな、結構、軽装備です。

ここまで、一か月近く掛かって、一生懸命作り上げて来たバッグの、最後の仕上げです。生徒たちも真剣に、私の話を聞きます。

漆の仕上げは、女性のお化粧の様な物です。「綺麗に仕上げて、良い所にお嫁に行ってくださいね~!」と、こんな気持ちで、綺麗に仕上げて居ます。

Cimg7687 出来あがったバッグを持って記念撮影。
実に嬉しそうですね!

今回の私の後継者育成事業で、作品を作る事の楽しさを知ってくれれば、それだけでも大成功です。

みんな、頑張って下さいね~!

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後継者育成事業 2013 メンバー紹介

2013年12月04日 06時48分02秒 | 後継者育成

2013年度の後継者育成事業のメンバー紹介

★ 小松賢大  今回のメンバーの連絡係り。

Photo
Photo_2真面目です。見るからに真面目です。
無口で物静かな小松君、大分から通っているのですが、時たま、20キロくらいの距離を、歩いて来るほど、体を動かすことが好きだと云う。

小松君を見ていると、無駄な贅肉はほとんどなく、目をしっかり見開いて、口を真一文字に、堅く結んでいる。

小松君をイメージしてみると、一生動き続けて居ないと、死んでしまう、カツオやマグロのイメージが浮かんでくる。

★ 佐々木智子  

Cimg2757 佐々木さんと出会ったのは、今年の1月の宇都宮東武百貨店であった。
「随分と熱心に、竹のハンドバッグを見ている綺麗なお嬢さんだな。」と、思った。

ニコッと笑って、「竹のバッグが大好きなんです。」と云う。話を聞いていると、今年、別府の竹の訓練校を受験しようと思って居ると云うではないか!
こんな素敵な子が、竹細工をすることは、非常に喜ばしい事だ。
そこで、「合格」と彫ったお箸をプレゼントしたのだが、合格箸のご利益もあったのか?定員10名の狭き門を、こじ開けて入校したのだ。

Photo_3 彼女のイメージは、シャコ。細身で大人しそうですが、芯の強い物がある。いざという時のシャコのパンチ力は凄いんです。
作業は、人の3倍、4倍、丁寧に丁寧に・・・・・(;^_^A

★ 上岡高行

Photo_4
大きな体の割に、おちゃんこ姿が可愛らしい上岡君。
今回のメンバーの中で、一番大きな笑い声を出す男です。
竹が大好きで、竹のイベントには、あちらこちらに顔を出している。
竹田の竹楽にも、謎の女性を伴ってやって来ていた・・・・・(;^_^A

Photo_5 彼のイメージを想像すると、何故か、佐渡島のコブダイである、弁慶が出て来た。
サザエを丸ごと噛み砕く猛者だというので、是非、打ち上げでは、上岡君にも、噛み砕いてもらおう。


見た目よりも、几帳面な仕事をする。きっと、彼は目に見えない所で努力するタイプなのだろう?

★ 入江美紗

Photo_6 彼女と初めて出会ったのも、今年の3月の横浜高島屋であった。
まだ、その時は緊張した面持ちで、「今年、竹の学校に入学したのです。」と話してくれた。

別府に引っ越して来てからも、精力的に動き回っている。
火曲げが、苦手なようで、「先生、上手く出来ません!」と、助けを求める目をしてくる。

「最初から、上手く出来るはず無いやろ!上手く出来んから、勉強してるんや!」と、突き放す。(笑)

Photo_7 彼女のイメージはダボハゼ。何にでも、好奇心一杯で、顔を突っ込んで来る、実に食い付きが良いのだ。

作業に置いても、一番最初に食いついて来るのは、この子だ。

★ 佐藤翔

Photo_8 今回のメンバーの中で、一番若い、佐藤君。
もう11月の末だというのに、Tシャツ一枚で作業している所が、恐ろしい!
しかし、翌日体調を壊して、元気が無い・・・・・(;^_^A
これも、若者の特権かな?

火曲げをしていると、目が座っています。
ドライヤーで竹を炙って曲げるとき、竹を左右に揺らせるのですが、その時、竹と一緒に頭も左右に揺らしている。

Photo_9 彼のイメージは、ムツゴロウかな?
愛嬌たっぷりに、可愛い顔でニコッとしているイメージと、干潟の上で、不愛想に昼寝をしている、二つの顔が見えてくる。

こんな5人のメンバーでした。

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後継者育成事業 2013-3

2013年11月26日 05時08分34秒 | 後継者育成

後継者育成事業 5日目
この日は、編み上げられたバッグに、縁を付ける作業である。
午前中に、仮止めを終わらせ、午後から、余裕を持って、仮止めから籐の仕上げに掛かる予定であった。

この日は、昼食の予定を変えて、全員で近くのうどん屋さんへ出かけて行った。

Cimg7487 仕事はゆっくりでも、食べる事には貪欲であった!

女性陣も、ダブルのうどんにカツ丼をペロリである。
さすが若さですな~!

さて、教室に戻って、縁の火曲げの授業。
工業用のドライヤーで熱を掛け、縁を曲げて行きます。
なかなか手加減が上手く行かず、生徒たちが曲げると、凸凹の曲がりになったり、焼きすぎて焦がしてしまいます。

一生懸命、火曲げをする女子生徒の真摯な気持ちに打たれて、
指導にも、熱が入ります。

Cimg7497

一生懸命、火曲げをする男子生徒には、適当に教えています。(;^_^A

Cimg7504
この日も、宿題がバッチリです。
来週まで、ちゃんと仕上げて来てね~!

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後継者育成事業 2013-2

2013年11月25日 08時02分19秒 | 後継者育成

2013年の後継者育成事業もあっという間に日にちが、過ぎてしまいました。
第3週目の4日目・5日目は、この網代編みの大きな山場である。

4日目
平面であった、編み生地を電気コテを使って、起こしていく作業だ。
電気コテを当て、直角に曲げることで、側面が立ち上がって行く、

Cimg7471 現在は、電気コテをサーモスイッチによって、温度を一定に出来るが、昔は、鉄のコテを火鉢に入れて、熱く熱せられたコテを当てて曲げて居たそうだ。
大変高温になるので、あっという間に曲げて居たのだろう。

コテで曲げられた側面を、繋ぎ編み上げるところが、角になる。
この角の編み方で、大体の技量が判るというものだ。

Cimg7465 この日の内に、立ち上げだけ、きっちりと教えて置いて、上まで編み上げて来るのは、宿題である。
「翌日までに、夜なべしてでも編み上げて来なさい!」と、きつ~い、命令を出しておいた・・・・。

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30年前の自分の後継者育成事業を思い出して

2013年11月22日 04時36分54秒 | 後継者育成

例年、11月に後継者育成事業の授業をしている。
別府の伝統産業会館の2階で、土曜日・日曜日を使って行っている。
その時に、必ず顔を出して下さるのが、梶原光峰先生だ。

Cimg7418 30年前に、私が訓練校の生徒だった時、後継者育成事業で教えて下さった先生である。
御年78歳、まだまだ現役で頑張っておられます。

梶原先生に会うと、今でも必ず言われることがある。
30年前、当時は花籠が全盛の時であり、私たちが先生から教えて頂いたのも、坪型の手付き花籠で有った。
当時の作品は、もう現品も画像も無くなってしまったので、似たような画像を探してみた。

Photo この様な、手付きで、口の窄まった花籠で有る。
この籠を作った時に、口が小さいので、持ち手を付けるときに、籠の中に自分の手が入らず、驚かれたエピソードがある。
「長年、教えて来たが、籠の中に手が入らないのは、お前が初めてだ!」

このエピソードを、30年経った今でも、必ず言われるのである・・・・・(;^_^A

今度は、30年後に、私が教えた生徒から、言われる番になるのでしょうか?

時代は巡り巡り、回って行くのでしょうな!

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後継者育成事業 2013-1

2013年11月10日 08時35分30秒 | 後継者育成

今年で6年目になります、後継者育成事業。
毎年、11月になると、竹の学校の生徒に、我々、現役の職人の技術や考え方を伝承するという授業です。
技術習得に目が行きがちですが、本当は、何十年もこの業界の中で生き残ってきた先輩の生き様や、経営の軌跡を見ることで、これからの自分の進むべき道の参考にする。そちらの方が、大きいかも知れません。

私たちに、教える側の職人の方は、20代30代の若者から、若いエネルギーや一途な思いに触れることで、リフレッシュされます。また、反対に、違った角度から、経営を見直すヒントを頂いたりするのです。

Cimg7254 研修初日は、竹磨きからスタートです。
あいにくの曇り空からの出発ですが、雨が降らなくて、一日中屋外で作業できたことに感謝します。

磨く前に、竹の「節くり」をするのですが、これがなかなか思うようにいかない様です。

Cimg7250 ほんのちょっとの包丁の角度の問題なのですが・・・・・
なかなか、これだ!と云う、手の感触を掴むまでは、ギザギザの削り後になっています。

Cimg7252 竹磨き、竹の表面のガラス質を削り取る作業です。
「当日までに、磨き包丁や竹割包丁を研ぎあげてくるように!」と、指示を出しておいた。
しかし、切れない包丁もあり、全員で切れる包丁と、切れない包丁を、体験させてみる。
そして、目の前で、包丁を研ぎ直し、その場で、もう一度体験させてみる。

ちょっとしたことですが、理屈とともに、体験させると云うことが、大切なのです。

一日目も、あっという間に過ぎました。
さて、今年の後継者育成事業はどんな事になるでしょう?
楽しみに1か月になりそうです。

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2013 後継者育成事業  前哨戦

2013年09月03日 08時00分19秒 | 後継者育成

今年も11月に、後継者育成事業が行われることに為りました。
今年の竹の生徒が、工房を訪ねて来ました。

今年から、竹の訓練校は、定員が20名から10名にと、少なくなっています。
しかし、1年の訓練から2年間へと、訓練期間は倍増しています。
全国から集まった、優秀な人の中から、厳しい試験を突破した人たちです。

そんな生徒たちに、現役の職人たちが、自分の持っている技術を継承するのが、後継者育成事業です。
この制度自体は、非常に有意義なもので、それぞれの職人が、長年培ってきた、自分だけの技術を伝えてくれるとともに、職人として、作家として、どんな思いで長年遣ってきたのか?聞くことが出来るのです。

Cimg6131 この日は、工房で作業していた先輩たちから、実際の現場の仕事について聞くことが出来ました。
私が話す事より、学校を卒業して間もない、先輩たちの話の方が、身近で判りやすいかも知れません。

約2時間、工房見学を終えて、帰って行きました。

本番の後継者育成事業は11月に始まります。
また、ビシビシと鍛えますよ~!

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種蒔き 若き竹職人たちへ

2013年02月21日 05時41分48秒 | 後継者育成

昨日は、竹工芸の中堅技術者養成コースの研修生向けに3時間の講義をして来ました。

中堅技術者養成コースとは、別府の竹細工訓練支援センター(昔風にいうと、竹の職業訓練校)で1年間訓練を終了した生徒の中から、もう人ステップ上の技術を習得し、本格的に竹細工を職業として目指す人達のコースです。

3時間ありますから、如何に最初に彼らの気持ちを打ち解けさせ、引きこむか?
そして、飽きさせないで最後まで惹きつけることが出来るか?
起承転結を考えて、3時間の構成を考えました。

本で読むような、絵空事を話したのでは、とても3時間も持ちません・・・・・
そこで、今まで私が遣って来たこと、そして、今取り組んでいることで、話を組み立てて行きました。こういうことならば、何時間でも話は続きます。

Photo

プレゼン用のリモコンまで仕入れ、パワーポイントの技を酷使して、1週間、夜も寝ないで、昼寝して仕上げました。

Photo_2 気分は完全に、ステーブ・ジョブスです。

しかし、途中の生徒発表「3年後の自分を想像して」のコーナーで
この人の、この絵に完全に食われてしまいました・・・・・(>_<)参った!

Cimg3221a

若き竹職人への、種蒔きをしました、5年後にはいくらか、収穫が出来れば良いのですが・・・・・

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後継者育成事業 2012 打ち上げ

2012年12月03日 06時33分14秒 | 後継者育成

2012年の後継者育成事業も、無事、終了いたしました。
生徒たちも、この後継者育成事業で、学校で教わることと、違ったやり方、考え方があることを知ります。
それぞれに、その道の先輩達が磨きあげてきた技術に接するだけでも、大きな勉強だったと思います。
1ヶ月間、夜なべ仕事をさせられたり、作業のペースが早くて苦労したと思いますが、今回の体験で、少しでも考えることがあれば、幸いです。

Cimg1883 修了証も作りました。
みんなの、晴れやかな嬉しそうな顔。

最終日は、工房での作業が終わってから、別府市内の居酒屋で打ち上げ!

Cimg1892 Cimg1906
授業中とは、打って変わって、みんな元気が良い!
これが本来の顔だったのかい!」と、突っ込みを入れたくなります。

若い子は、やはり元気が良いですね。
まず、飲みっぷりが違う、生ビールを10杯くらい飲んでも、ケロッとしています。この元気、勢いは、財産ですね。
さすがに、私達などは、こんな勢いで飲んだら、へべれけになって、潰れてしまうw。

あと、3ヶ月ほどで、それぞれが違った道に進んでいきます。
自分で決めた道なら、辛くても頑張れます苦労を苦労と感じません。
この5人の若者達に、幸あれ!

Cimg1914

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後継者育成事業 2012-3

2012年12月02日 06時05分04秒 | 後継者育成

今年の後継者育成事業も、いよいよ最後になりました。
先週、バッグの仕上げまでを指導して、時間内に出来ない所は、宿題とうことで、みんなが家に持ち帰っていた。

最終日は、出来上がったバッグに漆を塗る工程だけである。

全員が、漆に負けないように、万全の格好で挑む・・・・・

Cimg1855
Cimg1846 ゴム手袋に、腕抜き、マスクに手ぬぐい、作業着も二重にして、これでもか!と云うような格好だ。

しかし、漆に負ける人は、こんな事をしていても、負けます。本日は良くても、2~3日したら出てきます。
あ~、今から楽しみだ~。

普段は、ショボンとして、どちらかと云うと、俯き加減の雰囲気の小野君だが、この日は、水を得た魚の様に、生き生きと精気がみなぎっていた。
漆を散らすために、ブラシを使うのだが、このブラシを持った途端に、シャキッとしだした。「シャカシャカシャカ、シャカシャカシャカ」と、高速運動しだした手が止まらない!

</object>
YouTube: 漆かけ、この手つきが最高!.MOV

彼は、元自衛隊隊員で、毎日のように靴磨きを遣らされていたそうだ。それで、手つきが良いのか!

他のメンバーも、一応、形が出来上がっているので、気分に余裕があるのか、今までよりも、笑い声や冗談が出た。

Cimg1865 いったい、何屋さんなんだろう?

いえいえ、頑張って作りました!

この日は、4時くらいまで、工房の中を見学したり、これからの進路についてなど、けっこう2時間以上のディスカッションが出来ました。

そして、最後は打ち上げだ~!

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2012 後継者育成事業 メンバー紹介2

2012年11月27日 07時29分56秒 | 後継者育成

4人目のメンバー紹介は

吉川さん。
キャラクターは、「野武士」。
戦国武将を思わせる雰囲気が漂っている。お殿様では
無い、素足で野山を駆け回っている野武士だ。
Cimg1528
雑草の様な逞しさがある。黙々と作業を続ける姿が、決まっていますな~。

Cimg1694 昔、「東京ボン太」と云う、コメディアンが、いつも唐草模様の大風呂敷を担いでテレビに出ていたが、彼女も大きな風呂敷で、重たい道具を担いで来る。

負けん気が強そうだが、話してみると、実に人懐っこい笑顔を返してくる。

それと、優しい声で「はい。」と、素直な返事をしてくれる。

5人目は、山川さん。

キャラクターは「ご家老様」。

実に落ち着いた雰囲気は、今回のメンバーのまとめ役に相応しい家老職がぴったりである。

Cimg1516 真面目な性格の彼女は、手を抜くことは、一切しない。自分のペースで、納得の行くまでコツコツと、仕事を仕上げていくタイプである。

Cimg1682泰然自若としているので、こんな人は、学校の先生など、人に物を教えるのが向いているのだろう。

ひたむきに、一生懸命遣っています。

後継者育成事業も、あと一日になってしまいました。

最終日は、伝統産業会館から、場所を移して、私の工房での作業に変わります。この後継者育成事業は、技術的な伝承と同じくらい、現役の職人の仕事ぶりや、生活・経営・考え方などに触れることで、これからの目標をはっきりした物にする事ができます。

では、来週は工房で、どんな事になりますことやら・・・・

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2012 後継者育成事業 メンバー紹介1

2012年11月26日 09時05分45秒 | 後継者育成

2012年の後継者育成事業は、今までの中で、一番、寡黙で、無口なメンバーであった。一昨年の2010年は、ワイワイ騒ぎすぎたので、「もう少し、静かにしてください!」と、ご注意を受けたのとでは、正反対である。
あまりにも静かなので、時たま、誰も居ないのでは無いか?と、錯覚する時がある。

では今年のメンバーの紹介だ。

Cimg1775
まずは、英さん
キャラクターは
、「惚けたお姫様」

一応、今回のメンバーの代表である代表と云っても、優秀だからとか、しっかりしているから、と、云う理由でなった訳だはない様だ。
ただ、たまたま代表になっている。

Cimg1520最初の竹磨きの時、このヘッピリ腰を見た時、「大丈夫だろうか?」と、心配したが、へなちょこながら、一生懸命付いてくる。

ちょっと舌足らずで、いつも口の中でモゴモゴ言っている。
ノートを覗いてみると、丸文字で、絵がいっぱい書いてある。私の説明を、マンガやイラストで書き込んでいるのだ、見ていて楽しいノートだ。

全員が、真面目で真剣な顔をして、作業している中、ここだけがポや~んとした、雰囲気が漂っている、やはり、今回のメンバーのムードメーカーなのだろう。

二人目は、

小野くん。

Cimg1514
キャラクターは、槍持の奴さん。

四角四面と云うか、剣持堅物と云う感じだ。

「石橋を叩きに叩いてから、渡らない!もう一回、地質調査をしてから渡しましょ!」と、云う感じがする。
その堅物が、どうして竹細工に来たのか?不思議である。


Cimg1781 納得出来るまでは、とことんまで・・・・・と、

普通は1~2分で、曲げてしまうのであるが、納得出来ない小野君は、10分くらい掛けて、真っ黒焦げにしていました・・・・・・

今回の、打ち上げの幹事さんだが、どの店にするか?で、10軒ほど、居酒屋を調査していた。

でも、性格通り、隙間の無い網代編みを編んでくれました。

3人目は、西原君。

キャラクターは「足軽」。

Cimg1776crop
いつも笑顔が絶やさない西原君。
ちょっと、お調子者であるが、明るい性格が幸いしている。
愛媛から来ている。

感心したのは、学校を卒業後の進路を、自分なりに用意したることだ。
カルチャーセンターの「竹細工教室」の講師を、2~3受け持って、生活の柱にして行きたいと、今から準備をしているという。

きっと、こんな写真の様な感じで、教えることでしょう!

Cimg1779 丸く
曲げるつもりですが、出来上がると凸凹でした。
人生とは、こんな物です。
でも、巧く行かない事の中に、面白さがあるんだよね!

つづく、

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後継者育成事業 2012-3

2012年11月24日 13時32分08秒 | 後継者育成

本日は、iPadから、後継者育成事業の、アップです。
場所は、別府市に在る、伝統産業会館。

今日の、授業は、バッグの縁の取り付けだ。

今回の課題作の中でも、一番のハイライトである、縁の火曲げである。

我々プロが、曲げていくと、まるで飴でも曲げるように、硬い縁が、グニャグニャと曲がって行くのだが、
生徒たちが遣ると、なかなかそうは行かない!
熱をかけすぎて、焦がしてしまったり、温まる前に、力が入り過ぎると、折ってしまったり、弾いてしまったり・・・・

真剣な眼差しで、火曲げに挑戦です。

さてさて、旨く行きますことやら・・・・f^_^;)

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