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高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

連休明け

2007年05月08日 17時46分58秒 | 工房

5_018 連休が明けると共に、目の回るような忙しさだ。私たち竹細工をするものにとって、今が一番忙しい時期である。特にこの5月、6月、7月が猫の手でも借りたいくらいである。工房も次から次へと出荷作業に追われて臨戦態勢である。

デパート催事の荷造りは担当者が一人行くので、そんなに気を使うことはないが、ギャラリーの個展の分は、相手様にお任せする場合がほとんどなので、作品につける値札、作品の箱、作品リストの番号をすべて合わせて間違いの無いように荷造りをするのが大変だ。私も手は漆を塗りながら、頭の中は5個くらい先の催事の段取りを考えている。景気が少し回復してきたような感じが実感としてしだしてきた今日この頃である。

Cimg4148 大分には「トキハ」というデパートがある。地方のデパートにしては良い業績を上げている老舗のデパートである。大分県で育った40台、50台の人は小学校の遠足でトキハデパートに行ったそうだ。

私の作品はトキハ本店の工芸品コーナーにも展示されているのだが、今回は7年ほど前に出来た郊外型のトキハわさだ店で2週間の個展をして欲しいという事で担当者がお見えになった。右の可愛らしい「M」さんとは本店時代からお世話になっている明るくて気の利く女性だ。左の人が新しくインテリアのバイアーで配属された「T」さんである。二人とも良い笑顔ですね。

東京、大阪、名古屋と都会のデパートでの催事が多いのだが久しぶりの地元での展示会。7月21日(土)から8月3日(金)までありますので、皆さん是非来て下さいね。

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春雷、あわやパソコンが?

2007年04月14日 02時43分20秒 | 工房

春雷  突然の雷で驚いた。午前中は小春日和で庭で作業が出来るような陽気であったが、夕方から一転して激しい雨。ゴロゴロ、ピカッと雷が!正しく春の嵐だ。いち早く妻から「パソコンの電源を抜いていた方が良いよ」と言われ、工房にあるパソコンの電源を抜いておいた。夜中に目が覚めて、工房にやってくると、なんとすべての電気が切れている。ウワー、どうしよう。雷が落ちたようでブレーカーが下り、電源が止まっていた。恐る恐る、ライターで確かめながらブレーカーを戻した。ぱっと明るくなり、おもむろにパソコンのコードをコンセントを差し込む、無事、起動した。あー、良かった。いつも私を助けてくれるのは妻のアドバイスだな。

Cimg4071昨日は大阪から漫才師がやって来た。

と思わせるような雰囲気の二人がやって来た。小堺カズキに似た柴田さん。東京からやって来た伊勢丹のバイヤーである。伊勢丹の担当者は全国のデパートの中で一番頻繁にやってくる、「現場を知らずして企画はできない。」ということで、今回も工房の作品を見ながら「こんな物が出来ませんか?あんなものが出来ませんか?」と提案してくる。私たちにとっても違った目線で商品提案をしていただいた方が新しい感覚の物が出来るので助かる。

大きい方が大分県一村一品協会の佐藤君。私たちが催事でデパートに入った時に、休憩時間や食事時間の留守番、飾りつけ撤収の手伝い、その他デパートとの細かい折衝などをしてくれる。今回も彼が柴田さんを県内の業者さんの所へ案内しているのだ。

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ピカピカの新入生?

2007年04月10日 05時25分49秒 | 工房

_010_5 ピカピカの一年生と いうにはちょっと、とうがたっているが?今年工房に入った新人さんたち。3人とも別府の訓練校で竹の基礎技術はバッチリ習得して来ている。ハズ、

まずはお手並み拝見。ざっくりしたタイプの花篭を作らせることにした。最初に練習用に3個分材料を取らせ、ヒゴ取りから編み上げ、手付けと教えていく。どの籠を作るにしても全体の流れが判らないと今の作業の段取りが付け難いからだ。一通り、失敗しながら3個作ってもらった。Kokonoe1

この花篭を作るのだが思うように形が取れない。まず、材料のヒゴ取りが一番の問題である。巾1センチ、厚み1.4ミリのヒゴを手加減だけで取りきらなくてはならない、それを2枚に剥いで編みヒゴが出来上がる。まだ、ヒゴの厚みにばらつきがあり、強い部分と弱い部分があると編むときに凸凹して上手く形が作れない。薄くきれいに剥ぎきらないので、ヒゴが強すぎると盛り上がった肩が張ったような籠になる。苦労して、失敗して、体で思えていくしか無いのですよね。

さー、全体の流れが判ったら、本番の籠作り。「これを30個づつ、作ってください」「えー」「うーん。」 今まで、一つの作品を何十個も作ったことは無く、戸惑っている。同じ大きさの同じ表情で作る事は始めてである。どんな籠でも「最低100個は作らないと自分の物にならない!」私が作る時は一度にに30個分ずつ、材料取り、編み上げ、手付けと進めていくのだが、まだ、どんな籠ができるかわからない新人さんには取り合えず10個分ずつ材料を取り、編み上げたところで検品、刺しヒゴをしてもう一度チェック、その都度、悪いところを指摘して作り直し、当然良い物だけしか次の工程に進めれない。繰り返し、繰り返しするしか無いのだ。

新人さん一人一人については、おいおい紹介することになります。

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ナンジャ、コリャ!

2007年04月08日 07時20分07秒 | 工房

_001_11 変なものが届いた。横幅40センチくらいの物だ。持ってみると軽い。横の部分には毛が付いている。実は鯨のひげだ。ヒゲといっても、普通に想像する髭ではなくて、鯨の口の中にある人間で言うと歯の部分になるらしい。大きいほうがイワシ鯨で小さいほうがミンク鯨の一部らしい。なぜ、こんなものが送られてきたのか?

先日、突然長崎の鯨肉加工業者からメールが入った。

当社、鯨のヒゲを加工していただける人を探しています。

以前、こちらには、鯨のヒゲの加工業者がいましたが、
現在高齢の為、廃業してしまいました。

その方に聞きますと、
鯨のヒゲの細工は、竹細工と同じだよ。と言います。

洗って、干して、皮をむいて、プレスする。

順番はわかりませんが、どうでしょうか?

こちらには、べっ甲細工もありますが、
鯨のヒゲは、べっ甲より油が多く、べっ甲の機械では
加工できないと言われました。

原料の鯨のヒゲ板はたくさんあります。

作りたいものは、「耳かき」です。
こちらに以前販売していたものはあります。

当社、元来鯨肉の販売会社で、
鯨のヒゲの細工は、何のノウハウも持ちません。

お話に乗っていただけませんでしょうか? という内容です。

_003_6
まず竹割り包丁を入れてみた、硬くて全然、刃が入っていかない。剪定鋏で切り目を入れてから包丁で割ろうとするが全然割れない。竹のように繊維に沿って、パリッ、パリッと割れていかない。しからば、お湯で煮て柔らかくしてから挑戦。お湯で煮ると幾分柔らかくなり包丁も何とか入った。4ミリ角くらいの材料を作り切り出しナイフで削っていく、暖かいうちはナイフが入っていくが、乾いてくると硬くなってくる。「ウーン、これはナイフで削るより、サンドペーパーで削ったほうが良い様な素材だ。耳掻きに近い形状までナイフで削った後、先を火で曲げてみた。竹よりも簡単に曲がる、水で冷やしてやると曲がったままの形状で固まる。この部分_005_5 に関しては竹よりもうんと扱いやすい素材である。しかし、耳掻きの先の曲がった部分を削ろうと思ったら、今度は火を掛けて加工した部分は硬直してナイフで削ろうとしてもバリバリしてしまう。うーん、中々厄介だ。これは先にお湯で柔らかくしてから削り、最後に火曲げをする順番でやらないといけないな。

鯨のヒゲは弾力があり、文楽人形の糸にしたりとか、釣竿の先の部分に使ったりするそうだ。何枚も張り合わせて太鼓のバチを作ったりもするそうだ、耳掻きにも丁度良い弾力なのだろう。

しかし、この仕事は竹工芸より木工芸の仕事のような気がする。果たしてどうなることやら?

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薪割り

2007年04月07日 06時42分09秒 | 工房

4_19 染色釜を沸かすのに薪を使う。竹くずはたくさん出るのでそれも燃やす。しかし、竹は火力は強いのだが直ぐに燃え尽きてしまう。最初の火付けの時は火力の強い竹が良いのだが、ある程度火がついてくると長持ちする薪が良い。普段は製材所から薪用の材木をトラックに1車づつ買うのだが、今回は風呂を壊したときの丸太が残っていたため、チェーンソーで30センチくらいに切り、少しずつ薪割りだ。

普段、あまりやらない仕事のため少し薪割りをすると直ぐ息4_18 が上がる。丸太の長さが25センチくらいまでなら、結構簡単に割れるのだが、40センチくらいの長さだと斧が突き刺さるだけで下まで割れていかない。食い込んだ斧を抜き取るのにもえらく力がいる。杉の丸太なので、切って直ぐなら割りやすいのだが、しばらく放置してあったので締まってますます割れにくくなっている。ウーン、くそっ。

まー、しかし、こうやって緑に囲まれた中で鶯の声を聞きながら薪割りができるという事は幸せなことですな。ダイエットと思って頑張ります。

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春の嵐

2007年04月04日 13時26分27秒 | 工房

20070403132940 桜の花が満開と思いきや、なんと昨日は一転してヒョウが振ってきた。バラバラバラと音がするので外に出てみると氷、雹、今頃氷が振ってくるなんて!それもかなり大粒だ。今日は朝から天気で染色したり、竹を干すには一番良い天気である。しかし、干してある竹が吹き飛ばされるのではないか?と思うほど強い風だ。20070404093358

先日、高知県から届いた虎竹。大分県に多い真竹は干し上げると、象牙色の白い竹に変わるが、この虎竹は干し揚げると黒と黄色の斑模様が浮かび上がってくる。虎の模様に感じられることから虎竹と呼んでいる。高知県から送られてくるので、運賃も高く。竹自体も非常に高価なものになるが、花篭などを作ると自然の二つとない、作品ができることで人気がある。

20070312103718 こんな風の強い日に染色釜を焚く人がいる。我が工房の資材調達部長の「K」氏だ(パンダではない)。工房の周りは枯れ上がった萱で一杯だ。「火が飛んで火事にならなければいいのだが」と本人も心配している。

私も20年ほど前、山火事を出した事がある。今日と同じような条件の日だったのだが、ログハウスを切り刻んだときに出るおが屑を燃やしていて、回りの藪に飛び火して火事を起こした。幸い周りの原野を焼いただけで民家や杉林などには被害が無くて済みホットしたものだ。消防車や村中の消防団がやって来て大騒ぎになった。警察からも「あなたが第一発見者ですか?」と聞かれ、言葉を失った。「ハイ、私が見つけました。それと、私が火をつけたんです。」と、それも今は良い思い出だな。

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新入生?

2007年04月03日 07時04分17秒 | 工房

春の暖かさとともに工房にも4人の新メンバーが増えた。新しい人が増えると迎える側も新鮮な気持ちになるものだし、刺激も受ける。今回入った山口さんが面白そうな道具を持っていた。マジンガーゼットのような機械仕掛けの風貌だ。3_103

竹の巾をそろえるのに使う道具である。2本のナイフを固定して巾を決め、その間を竹を通すことで巾をそろえていく。私などは2本のナイフを手加減で銀杏の木に打ち込み巾を決めるのだが、何気なくやっているこの作業を機械仕掛けにすると大げさなものになる。それに、機械の場合は融通が利かない。刃の巾や高さ、角度が変えれるようだが、刃物の切れ具合や竹の食い込みなどを考えると、かえって、機械に頼るより体で覚えてしまったほうがどれほど簡単か? 道具も小さなナイフを2本だけ、実にシンプル。このシンプルさを使いこなすまでには基礎技術がいる。簡単そうに見える技が実は難しい。この巾取りをするまででも、割ったり、剥いだりの繰り返しである程度自分の作ろうとするヒゴに近いものまでは手加減で作りこなせなくてはならない。毎日の反復Photo_55練習で体に覚えこませていく。取ろうとするヒゴのイメージを頭に置いて、繰り返し繰り返し体で覚えるしかない。一度、思えてしまったものは生涯自分の財産だ。

新人さん達に、いきなり高度な作品が作れるわけではなく。基礎技術の習得。機械に頼らず、竹割り包丁で割り、剥ぎの技術をつけて貰わないことには話しにならない。

私がいつも言うのは「3ヶ月、頑張って下さい。」最初の3ヶ月で工房の雰囲気や流れもある程度判って来ます。精神的にも少し落ち着いて、自分のペースができてきます。体も慣れてきて一日中同じ作業をしてもそんなにキツクなくなります。向いていない人は最初の1ヶ月も続きません。3ヶ月頑張れたら1年は続けれます。1年頑張れたら、初めてスタートラインに立つ事ができます。なんにしても、基礎技術をつけるまで大変ですよ!頑張ってください!

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鉄人28号

2007年03月13日 05時29分59秒 | 工房

Ikawayasunori1 我が工房の鉄人28号、「I」さん。元気が体中から溢れている人である。何をやらせても早くて勢いがある。すべてにおいて早い。染色窯を沸かしてもあっという間に沸かしてしまう。漆の乾きもどうしてか?早い。寝る時間も早いが起きる時間も早い。同期の「T」さんが冗談交じりで「夜も早いんか?」と。

先日、その「I」さんが顔を張らして出勤してきた。「どうしたのその顔?」と聞くと、「発電機のプラグをいじくっていた時にエンジンの中のガソリンに引火して顔が焼けた。」と言う。被っていた帽子は燃え上がり、まつ毛も燃えてなくなっている。  聞いているほうがびっくりするが、病院にも行かずオロナインを塗って済ましているという。驚くばかりである。三日前の事故らしいが、もうほとんど何事もないように日常生活を営み、精力的に仕事をして、傷もほとんど再生している。

ちなみにこの「I」さんは竹細工だけでなく、お米も作るし、しいたけも野菜も作っている。おまけに帆船の模型をつくったり、レースを編んだりと色んなことをする、正しく「鉄人28号」である。

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福岡から

2007年03月12日 05時21分05秒 | 工房

3_040_3 昨日の北海道からに続き、今日は福岡からお客様がやって来た。「まんてん堂」という通販会社の社長さん御一行。社長の中川さんは私のブログhttp://blog.goo.ne.jp/takae_1/d/20070306

http://mantenblog.blog90.fc2.com/blog-entry-20.html

にも登場の名物社長さんだ。

この人の周りにはいつも笑いがある。今回は奥さまとお母様、従兄弟の方と女性に囲まれて登場。女の人が三人寄るとそれはそれは賑やかである。山の中の工房でワイワPim0006イガヤガヤと明るく賑やかしてくれる。お母様と社長の遣り取りがまた面白い、いくつになっても子供は子 供である。お母様の勢いにたじたじになりながら社長が照れくさそうにしていた。元気な女性郡に囲まれて幸せな人ですな。

山登りとジャズが大好き、「天国に一番近い山、チョモランマにちょっとだけでいい、触れてみたいんですよ!」とこれが社長さんの夢だそうです。

次号の季刊誌「九州よかとこよかもん」は、久留米絣の山藍さんが紹介されるそうですなので楽しみにしています。

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北海道からのお客様

2007年03月11日 12時03分00秒 | 工房

北海道からお客様がやって来た。5月に札幌の東急百貨店での「九州技くらべ」という催しに出店するので、その打ち合わせにわざわざ北海道からやって来たのだ。事前の電話では9日に大分に宿泊して10日に私の工房に来ると言う。「バスに乗って行きます。」というのでびっくりしてしまった。「甘い! それは無茶というものです。」自慢ではないが私の工房は大変な山の中で、バスは一日に2本しか通っていないし、そのバスが通る国道まで2キロもあるのだ。

20070310113139 結局、朝、別府から来る工房のメンバーにお願いし、別府駅で待ち合わせ、乗せて来てもらう事になった。とても気さくな方で待ち合わせの目印に「頭が少し薄いので帽子を被っています。」と言う。ふつう、毛の薄い人はあまり自分から髪の事や頭の事は話さないのだが、この方は冗談交じりでいろいろ話してくれる。「先日、ヨン様かつらを買ったんですよ」とか、「女の人に一番嫌われるのは、髪が薄いことではなくて、耳の直ぐ上から無理やり反対側まで持って行き頂上の薄いのをごまかしているタイプが嫌われるらしんです。」など、聞いていて噴出してしまうような事を仰る。

とても親近感が沸いたので、帰り道、別府が一望できるポイントでミスマッチであるが記念撮影を一枚、  パチリ!

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まんてん通信

2007年03月06日 20時02分28秒 | 工房

Pim0001 こんな冊子ができました。先日ブログで取材されたときのことを書きましたが、http://once.blog.ocn.ne.jp/ajimu/cat5094565/index.html この時の事が冊子になりました。自分の言葉が活字になると、自分の中で再確認できることがたくさんあるのですね。頭の中だけに入っていた、自分の生き様や竹細工の魅力、夢、これから目指すものなどなど、良い表現で書いて頂き感謝します。

この冊子は「まんてん堂」という通販の冊子なんですが、「販売商品ばかりじゃなくて、せっかくだから、九州の良いものをこんなものがあるんだ。」との思い出はじまったそうです。人なつっこい社長の中川さんが突然やってきて、「いやー、ここに決めました。」と今回の連載になりました。うーん、この行動力は凄い、知らない間にどんどん中川さんのペースになってしまいました。

中川さんのブログでも紹介されています。http://mantenblog.blog90.fc2.com/blog-date-20070216.html    

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おー、寒。

2007年02月03日 09時33分48秒 | 工房

Cimg3655_1 ついに本格的な寒さがやって来た。今年は暖冬で、ずいぶん過ごし易い日が続いていたが、やっと本来の冬の温度になって来た。朝、7時に温度計を見てみると-8度であった。

さすがにその時は寒くて温度計を写真に撮る気がしなかったが、9時になって事務所に向かう時に写真を撮った。日が昇ると気温も徐々に上がってきてこのときは-3度まで上っていた。

雪が積もるより、寒さが厳しい。室内の水道も洗面所が凍り、キッチンもお湯の方が凍り、お水は辛うじて確保できた。これから、2月の間は寝る前にお水を少しずつ出しておかないと凍ってしまうので気を使う。昨年も私が出張中に工房の水道管を凍らせ、少し暖かくなってから工房の台所から水が噴出し大騒ぎをしたそうだ。

Cimg3654 事務所の中も寒くて寒くて、手がカジカンでなかなか動かない。パソコンのスイッチを入れても遅いような気がする。(これは気のせいかも?)FAXやプリンターは寒すぎて動かない。以前使っていたエプソンのプリンターは寒い中で無理に使ったら壊れてしまった。これはホントです。ストーブをプリンターの前に置いて徐々に室温が上がるのを待たないといけません。

でも、私は暑い所と寒い所のどちらが好きか?と言えば寒いほうですね。寒さは頭をシャキッとしてくれるし、着込んでいけば何とか我慢できそうです。

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火曲げ  その2

2007年01月23日 09時07分00秒 | 工房

Enndougenn1 先日、工房の遠藤君が使っている道具を紹介した。彼はその時作っていた作品を「暮らしの中の竹工芸展」に出品して、見事、「光雲斎賞」を受賞した。

彼は今回の作品を作るため、約一ヶ月近く寝る間も惜しんで、作品作りに没頭していた。若いうちにしかできない集中力と根気、編んではほどき、編んではほどき、何回やり直したか判らない、でも、最後まで諦めずにやり遂げた彼に本当にエールを送りたい。彼にとって、今回の作品は今まで教わってきた技術、経験の集大成のような感じだ。「ここの部分は盛皿を作った時の縁の仕上げを使いました。」とか「この部分は花篭の底編みを応用しました。」とか、決して驕れることなくあくまでも謙虚に謙虚に話していた。

特筆すべきことはつぼ型の作品を作る時は木型を使うことが多いのだが、作品ごとに木型を作ってもらうとなると非常に高価なものになってしまう、そこで、彼は陶芸家のお父さんに素焼きのつぼを作ってもらいそれを型にして編み上げた時につぼを砕いて取り出すという(つぼの大きさより、籠の口が小さくなるので割らないと取り出せないから) 事をした。まさしくお父さんが影の力となって出来上がった作品だ。父と子が協力して一つの作品を作るなんて素敵だと思う。今回の経験がこれからの彼の作品つくりの元になっていく、本当にオメデトウ。

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あー、これが札束だったら!

2006年12月26日 08時20分00秒 | 工房

_029 年末はどうしてこんなに忙しいのだろう。年末の一番大きな作業の家族通信、工房通信の発送作業だ。年明けに皆さんの所にも届くと思いますが、手作りの通信を印刷して、手で折って、封筒に詰めて、蓋をする。今、宛名書きだけはパソコンがするのだが、それもプリンターをフルに動かして二日係りである。家族総出での三日係りの作業だ、何セ、3000通を越える数である。どうして、こんなに手間もお金も掛かるのに毎年続けているのだろう?といつも考えるのであるが、「家族通信」にはもう相当なファンがいる。「毎_039 年楽しみにしている」「ずーッと、ファイルにして取っているんよ」などと言われると、もう止めることはできない。

「あー、本当にこれが札束だったら」 松坂投手が何十億円で契約したと言っているが、きっと、この十倍くらいのお札の山なんだろうなー。

三日係りのDM詰めもやっと終わりました。年明けに届くのを楽しみにしていてね。

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忘年会

2006年12月23日 09時50分00秒 | 工房

_005_4 大掃除の後、総勢17人で1年を締めくくる忘年会を毎年催している。今年も大きなケガ、事故、病気も無く、全員で1年を送ることができたことに深く感謝します。

大分県安心院町はすっぽんの産地として有名で、今年もすっぽん鍋を囲んだ。少し、喉にまとわりつくところもあるがすっぽんの生き血も少々。全員が一年の感想と来年に向けての抱負を言った後、ゲームなどしながら楽しんだ。_015_4この二人も決して怪しい二人ではない!どちらにも奥さんもご主人もいるのでこのことだけはハッキリさせておかないと後々問題が起きると困るので。輪ゴムを咥えた爪楊枝にリレーするゲームをしているのだ。つい、顔が近づいてくると目をつぶってしまう‥‥。まー、そんなこんなで楽しい時間を過ごしました。

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_038_1

 

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