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高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

「HAKO」シリーズ 1

2013年03月15日 03時57分37秒 | 作品紹介

今年の新しいシリーズの名前が決まりました。

百花繚乱 「HAKO」シリーズ

と、名付けました。

Dsc_0161着々と、いろんな部材が揃ってきます。
特に今回は、布の部分にこだわってシリーズ化していくつもりです。第一弾としては、「銘仙」の生地を使っていくことにしました。

 銘仙は、絹を素材とした先染の平織物の総称であるが、同じ絹織物でも丹前地、黄八丈とは区別して呼称された。語源は天明時代 (1781~1788)に、経糸の数が多く、その織地の目の細かさ、緻密さから、“目千”“目専”といわれたのが転訛して“めいせん”になったという説が ある。そのふるさとは関東地方に位置する伊勢崎、秩父、桐生、足利、飯能などで、これらは古くからの養蚕と織物の産地であった。

非常に繊細で、染め物と間違われる程精緻 なものも生まれ、洗練された絣模様が銘仙の持つ魅力となり、明治から昭和にかけて一世を風靡した。

この度知り合った、秩父の銘仙の織元さんの所から、沢山の銘仙が届きました。どの布も、一つ一つに味わいがあり、手触りも優しくて最高の物です。
この布も、小さく着られて、部分だけがクローズアップされると、また全然違った味わいが出てくるのです。

Cimg3463
つづく、

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ぐい呑み篭

2012年12月19日 06時13分06秒 | 作品紹介

来月、大阪の陶芸のギャラリー「巷談舎」で「ぐい飲み展」が開催される。
知人の紹介で、巷談舎のオーナー山根さんとご縁が出来ました。
巷談舎は、関西では陶芸のギャラリーとしては、ナンバーワンの存在で、陶芸好きの人にとっては、憧れの存在だそうです。

山根さんから、「ぐい飲みを入れる器を作っては如何でしょうか?」と提案頂いた。

それで、いろいろと作ってみることに・・・・・

Cimg2185horz ころっと可愛らしいゴザ目の編み方、輪
編みの片締め、交の網代編み・・・・・・
其々の編み方で、大きさを変えたり、色を変えたり、上の布を変えたり・・・・・・
無限のバリエーションがあります。
試作をしているうちに、どんどん新しい形が出て来て、楽しくなりました。

Cimg2171 作り出すことは楽しい事です。仕事は楽しく出来ることが理想です


こんなチャンスを下さった巷談舎さんに、本当に感謝です。ありがとうございました。

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UFO 飛来?

2012年11月13日 06時25分28秒 | 作品紹介

ついに、地球外生物が攻めてきた~!

夕方、何げに秋空を眺めていると・・・・・

遥か彼方に、奇妙な動きをする、飛行物体を発見!
前後、左右に不可思議な動きを取りながら飛行している

Cimg1607

慌てて、カメラを取りに戻り、撮影することに、
どんどん我家に、近づいて来た。
中には、どんな生き物が乗っているのか?

ひょっとすると、この投稿が私の最後の投稿になっているかもしれない・・・・

ぐぁ~、助けてくれ~!

このUFOの正体は・・・・

これだった。

Cimg1599 輪口編みで立ち上げた器である。
輪口編みとは、竹細工の基本的な編み方の一つで、底面に使ったり、反対に縁の処理に使ったりと、応用の多い編み方です。

一般的には、昔、こたつの上に、みかんを入れる籠が、の家にも1個有ったのですが、「みかん籠」と呼んでいた、それが、この輪口編みで作った物でした。

今回、私がUFOに見立てたのは、全体の大きさが、7センチほどの小さなものです。
ヒゴを、細く薄くすれば、大変繊細にもなりますし、
また、反対に太く厚くすれば、人間が入ることが出来るような大きな物を作ることもできます・・・・

輪口編みって、面白いですよね!

なぜ、こんな物を作っているのか?と云うと、来年、関西の「巷談舎」という、ギャラリーで「ぐい呑み展」が、開催されるのですが、その時にぐい呑みを入れる器を作っているのです。

Cimg1609 編み方を変え、大きさを変え、色を変え、上の巾着部分の布を変え、・・・・・
無限の広がりがありますね!

いつもと、違った作品りなので、楽しいですな!

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ガラスの籠 3

2012年10月27日 07時01分05秒 | 作品紹介

ついに、「ガラスの籠」が完成しました。

Photo韓国での、展示会でお披露目されたのです。

大きな展示会場の一角にです。
これが「日本電気硝子」の展示ブースです。

ここの受付の横に、下からライトを当てて、浮き上がるような形に展示されました。

Photo_2
Photo_3
Photo_4 日本で、作り上げて持っていくわけにはいきません。

折角、編み上げたものでも、荷造りをすることが出来ないのです。
ほんの少しでも、力が加わったら、折れてしまいます。
輸送することが出来ないのです。

日本電子硝子の社員さんが、現地で組み立てたのです。

本来の「竹の四海波」は、もう少し、編みこみが複雑なのですが、そこまでガラスで編みことは出来ません。
編みこみが出来ない所を、リボンで束ねてカバーしています。

リボンが可愛いアクセントになって、展示物にはかえって良かったのでは無いかと思います。

「世界初の硝子の籠」です。

一応、世界に向けての展示会で発表されたので、私の機密保持も解除されました。

これで話ても良くなりました。
あ~、シンドかった!

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ガラスの籠 2

2012年10月26日 05時28分05秒 | 作品紹介

ポキ・ポキと折れてしまうガラスのヒゴ。

息を凝らしながら、何とか編んでいきます。

Cimg0176 籠の中でも、一番シンプルな「四海波」の編み方で、籠が出来ないか遣ってみます。

底辺になる、四ツ目編みの部分でも、縦・横の距離が近くなると、ガラスに負担が掛り、底の部分で、もうガラスが折れてしまいます。

そろりそろりと、丁寧に底編みを終え、今度は起こしていきます。
ちょっとでも、変な形にねじってしまうと折れます。無理な負荷がかかると折れてしまいます。

「まさに、ガラスに触る様な」と云う、表現がありますが・・・・・
実際に、ガラスに触っているのですから。。。

ガラスの表面に塗料をコーティーングした方が良いのでは?
厚さをもう少し増やして、0.015ミリにした方が良いのでは?
違う素材を組み合わせて、ガラスだけに負荷を掛けるのは無理なのでは?

と、色々と問題点が出てきました。

やはり、竹と同じように編むことは無理です。
少し、方向を修正しながら作っていく事に為りました。

Cimg0181 二人がかりで、丁寧に、丁寧に、
しかし、時々「ピキ!」と云う音が聞こえます。
よく見ると、何処かのガラスが折れた音です。
本当に息を凝らして編みとは、こんな事ですな。

このガラスの籠作りは、ガラスのヒゴの厚さを変えたり、コーティングして持ったりして、試作が続きました。

つづく、

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ガラスの籠 1

2012年10月25日 09時23分05秒 | 作品紹介

 最近、私のブログやフェイスブックの記事を恐れて・・・・
「内密に!」「極秘に!」と、言われることが増えてきた。。

Cimg0407「秘密にしろ」と言われると、ますます語りたくなるのです。

しかし、私は貝になります。

その、秘密のうちの一つが、解禁に為りました。

じつは・・・・・・・・

日本電気硝子と云う会社から、極秘のプロジェクトが依頼されたのです。
「日本電気硝子」とは、もともとブラウン管を作っているメーカーさんで、世界シェアートップの企業です。
現在は、ウィキペディアによれば

フラットパネルディスプレイFPD)用ガラスの大手であり、特に液晶ガラス基板では世界の生産量の20%を供給し、米コーニング旭硝子とともに世界3強である。
と、出ている。

この日本電気硝子が、曲がるガラスを作ったそうだ。
「ガラスが曲がる」と、いうことは物凄い発明だそうで、私達門外漢に取っては、「へ~~」と云うぐらいのことだが、ガラス業界では、天地がひっくり返るほどの大発明なのだそうだ。

「世界的な産業フェアーなどで、この「曲るガラス」を発表していくのだが、ただ、ガラスを曲げて置いてあるだけでは、なかなか、その凄さが伝わらない」と、云うことで、
「このガラスを使って、籠を編んでお披露目してみてはどうか?」と、なり、私の所に依頼が来たのです。

わざわざ、滋賀県の日本電子硝子の社員さんが、このガラスのヒゴを持って来ました。(竹の場合は、ヒゴと云う表現をしている)
巾5ミリ、厚さが0.01ミリ、長さが80センチのガラスのヒゴが用意された。

Cimg0173 これが、ガラスのヒゴです。

厚さが10ミクロン!

0.01ミリだと、本当にそこに存在しているのか?していないのか?も、判りにくいものです。

台の上に1本1本を置くときも、息を潜めて、置いていきます。
ただならぬ、緊張感です。

最初は性質が判らないため、失敗ばかりします。
ほんの少しでも、無理な力が掛かったり、傷がちょっとでも付けば、割れてしまいます。

実は、この写真の文鎮もダメでした。
文鎮の重みで、ガラスのヒゴが割れるのです・・・・

果たして、こんな素材で籠が作れるのだろうか???

つづく、

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懐かしい! 15年前の書類バッグ

2012年09月23日 07時54分19秒 | 作品紹介

修理のバッグが届きました。
箱を開けてみると、15年ほど前に作った、書類入れのバッグである。
私が、ハンドバッグを作り始めた頃の作品である。

「懐かしい!」

Cimg0632 厚さも6センチほどしか無く、本当に書類入れとしか使いようの無い作品である。
片方の足が取れてしまい、縁の上の乗ってしまったのか?縁が弾けてしまっている。

Cimg0635 通常の状態であれば、こういう、竹が弾ける損傷はあり得ないのですが、上に乗ってしまったり、特別な圧力で鋏まれた場合に、竹の弾力を越えて、折れとか弾きが起こる。

長年使い込んだバッグは、何とも言えない光沢と艶を出している。

しかし、嬉しいものである。我々、職人は作品を通じて、お客様と会話をする。

「どんな使い方をしてくれているのか?」
「気に入って使ってくれているのだな。」
「・・・・・・・・・・・」

出来る限りの修理をさせてもらいます。
また、15年経って、この作品を見てみたいものだ!

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竹のネックレス

2012年07月09日 10時29分02秒 | 作品紹介

以前、アクセサリー作家のウタ・オーノさんの、竹の材料を提供していると、このブログで紹介したことが有る。

http://once.blog.ocn.ne.jp/ajimu/2012/04/post_ee58.html

先日の日本橋三越に、ウタ・オーノさんが遣ってきて、
「こんな素敵な作品になりました。この竹のペンダントは私の代表作になりました。」と挨拶しにやって来てくれたのだ。

「奥様に使ってもらって下さい」と、プレゼント下さった。

Cimg9273 これからの作品つくりは、正統派の竹素材だけ!と、もっと、違った素材とのコラボを模索していかなくては為らないと思う。

竹に対して、素人の人の方が、断然面白い発想で考えてくれるから・・・・・・・

もちろん、技術的な部分は、長年の積み重ねの部分が大切ですが、最初のアイデアは、もっと頭を柔らかくしなければならないね!

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Cimg9275

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こだわりのお絞り入れ

2012年05月29日 05時57分46秒 | 作品紹介

注文品のお絞り入れが完成した。

前回のブログで、試作品の仮止めまでを紹介したが、ヒゴのデータもすべて出て、本番のお絞り入れを5個作りました。

Cimg8730 内側の波網代の編地を、外側には、細かい網代の編地を作り、2枚の生地を一つにまとめて縁を付けました。

縁には、アクセントとして、丸みのある優しい表情の鳳尾竹を使いました。
この作品で苦労したことは、お絞り入れなので、高さが無い、その高さが無い所に、四角い底編みに楕円の縁を付けるという事でした。

角の所の形状が、相当違うので、角が鋭角に立ち上がらないと、楕円の縁が付かない所だった。

Cimg8741 四角い底に、四角い縁ならば、同じ形なので、歪は出ないのだが、四角に楕円の縁を付けるという事で、少し手間取った。

次に上品な質感を出して仕上げる、という事であった。
当初の構想では、縁の端の方に小さな手を付けようか?と思っていたが、実際に二つほど、試作をしてみたが、如何も気に食わない!
何となく、全体から手だけが浮き出てしまっている。
気持ちがムズムズするのだ。

Cimg8677 結局、注文主に事情を説明し、手を付けることは止めた。

漆を刷り込み、作品に表情を作る。飴色に仕上がった下地に、もう一度漆とイボタの蝋を刷り込んでいく。
実に良い表情に仕上がった。
きっと、お客様も満足してくれることと思う。

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波網代 お絞り入れ

2012年05月02日 05時43分01秒 | 作品紹介

先月オーダー頂いた、「お絞り入れ」を制作中。
唯のお絞り入れでは無い。「波網代の編み目でお絞り入れを作って下さい」と、

普通は、お絞り入れと云うと、平面の編み目を押し込んで、こんな形で作ります。
Photo_2 こちらの作品も、東京のミシュランガイドの三ツ星に出ている有名店からのオーダーの物です。

今回は、こういったタイプでは無くて、底のある立ち上がった形で、と云うオーダーです。

そこで考えたのが、2重編みにして、内側に波網代編みを、外側は細かい網代編みを2枚重ねて作ることにしました。
Cimg7977 焦げ目を付けないように、最新の注意を払って起こします。外の編地より、ホンの少し小さく編んだ波網代の編地を入れ込みます。

二枚の編地を、縁で一緒に合わせて一体感を作ります。
縁には、鳳尾竹を用いました。これは、太さの小さな
鳳尾竹を使うことによって、縁に丸みを出し、可愛らしさを作り出したかったのです。
それに、
鳳尾竹は艶が良いのです。
Cimg7991 ただ今、縁の仮止めまで出来た所です。
これから、仮止めの針金を籐巻きに変え、足を付け、仕上げの漆塗りへと、進んでいきます。

オーダーは全部で5枚、これは最初の1枚目で、これからヒゴのデータを取り出して行くのです。

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バッグの飾り付け

2012年04月28日 05時35分23秒 | 作品紹介

このバッグは、もう5年ほど前にお買い上げ頂いた物である。

Cimg7949 まるで、マシンガンで撃ち抜かれた様な模様が出ているが、
これは、後から取り付けた飾りのパーツを、本体に取り付けるため、籐を通す穴を開けている所だ。

この大型のバッグの元の形は、当店で定番になっている時代籠をベースに、網目を波網代で、縁を四角から楕円にと、オーダーで作った物です。時代籠ほど飾り部分は多くなかったので、今回、同じように飾りの部分を追加する事になった。
Photo
工房オンセのファンの方で、このバッグ以外にも、幾つもお買い求め頂いている。もちろん、「時代籠」もお持ちいただいている。

巾着布を取り外し、飾り部分のパーツを差し込み、穴を開けた状態です。
こういった仕事の難しい点は、色合わせです。
天然素材なので、使い込む内に、色合いとか質感が少しずつ変わってきています。

同じ染料で染めたパーツを取り付けるのですが、新品と同じ物を付けると、色合いが違って、浮いてしまうのです。
なるべく、使い込まれた色合いに近くなるように、染色や漆の濃さを調整して取り付けます。

Cimg7981  漆が乾いて出来上がりました。色合いも艶も、殆ど最初から付いていたかの様に仕上がりました。


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ウタ・オーノの世界

2012年04月20日 06時28分45秒 | 作品紹介

「Bead Art」(ビーズ アート)と云う雑誌が発刊された。
その創刊号のトップを飾っているのが、「ウタ・オーノの世界」と云う記事だ。12ページにも及ぶ、特集になっている。

何故、私がこのウタさんの事を書いているか?と云うと、

2年ほど前、デパートでの展示会の時、知り合いから
「竹をアクセサリーのパーツに使いたいという人が居るので、力になってくれませんか?」と頼まれたのだ。
そこで紹介されたのが、ウタさんだった。

「どんなものが作りたいの?」と、聞くと
「こんな風で、こうなって、ああなって、こんな様な物」と言う
女性と作品の話をする時は、難しい!男性は、論理的に、サイズと形と、使用方法など、具体的な指示を出してくれますが、女性は感覚的なので、抽象的な表現をする。

顔を見ながら、この人はどんな事を想像して、今説明しているのだろう?と、こちらも感覚的な部分を、具体的な形に翻訳して判断していくしかない。
しかし、男性では考えられない様な、アートの世界を持っている。

何回かの、試行錯誤の結果出来上がったアクセサリーがこれだ。

Cimg7791 竹工芸士の高江氏のヒゴを使って・・・・・・・・・と、結構なスペースを使って、紹介していてくれる。

Cimg7794 私もこの作品を見た時は、実に新鮮な衝撃があった。竹細工師では、発想することの出来ない作品だ。女性らしい、優しい曲線が繋がり、調和を作っている。

良い刺激を頂きました。

しかし、「ウタ・オーノ」さんが、ビーズの世界の第一人者で、ビーズ本の著者だったり、NHKでも活躍している大物とは、ぜんぜん知らんかった!

ごめんなさい!

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宇佐物語

2012年04月15日 05時31分54秒 | 作品紹介

3月24日に、除幕式をした「鏝絵と竹のモニュメント」が、図書館の案内で紹介されています。

2 http://www.usa-public-library.jp/pdf_mainte/attach/619/pdf_file/pdf_file.pdf

とっても上手くまとめて頂いた。

しかし、いまだに、ネクタイの締め方が判らない!

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モニュメント 7  除幕式

2012年03月25日 10時58分42秒 | 作品紹介

Cimg7411
このブログで、何回かにわたって、制作途中の記事をアップしてきたモニュメント。
昨日、遂に除幕式をして、宇佐図書館入口にお披露目されることになりました。

このモニュメントの制作依頼は
長年に渡って、宇佐図書館に寄付をされてこられた藤花さんと云う方がおられるのですが、今までは、表立った紹介は辞退されており、名を伏せた寄付者でした。
しかし、寄付金が総額1億円を超えるに至り、宇佐市としては、どうしても、この方の好意を形にしたいという事で、「宇佐市民栄誉特別賞授与」という形で、市民の皆様に知って頂くことになりました。

もともとが、「名を伏せて」と仰る方なので、よく見かける、胸から上の銅像などはもっての外・・・・・何か、藤花さんに相応しい、親しみの持てるモニュメントを・・・・という運びになったそうです。

そこで、宇佐市の工芸品の中から、鏝絵と竹細工のモニュメントと云う提案が出てきたそうです。ありがたい事です。
Cimg7420
今回の制作で、一番困った事は、鏝絵と私の所の背景とが、同時制作であった為、二つが出来上がった時、合わせてみて、旨く行くだろうか?と云う点でした。

しかし、実際組み合わせてみると、鏝絵の白さが浮き出して、モチーフになっている、二人の子供が、本当に可愛らしく仕上がっています。
この男の子と女の子は
「古事記」や「日本書紀」に「菟狭(うさ)」に関する記述がありますが、
その中に「神武天皇が東征の際に
菟狭に立ち寄り、菟狭津彦(ウサツヒコ)菟狭津姫(ウサツヒメ)が、菟狭の川上に一柱騰宮(アシヒトツアガリノミヤ)を建て、もてなした。」とあります。
その、
菟狭津彦(ウサツヒコ)菟狭津姫(ウサツヒメ)がモチーフになっています。

私の方は、近年、市町村合併に伴い、宇佐市と安心院町・院内町の3市町が合併しました。
全体を三つのパーツに分け、製作して、最後に大きな作品として融合させました。
もちろん、三つのパーツは3市町であり、これから更なる発展を願って。また、三つの山は、今まさに開こうとするつぼみをかたどったものです。

是非、宇佐図書館を訪れた人は、図書館入口の右壁面に飾ってありますので、見て下さい。

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四つ目編みバッグ

2012年03月21日 06時18分30秒 | 作品紹介

お客様からのオーダーで、四つ目編みのバッグの試作。
四つ目編みと云うのは、一番基本的な編み方で、一本ずつ、上に下にへと、交互に進んでいく編み方だ。実にシンプルな編み方だが、実に様々な表情が出る。

縦・横に編むのと、斜めに編むのでは、全く違った物になる。
今回は、この縦・横の四つ目編みで試作

Cimg7172_1 真ん中に茶色の炭化竹を使い、両サイドはもう少し白っぽい磨き竹の3本セット、
九州地方には、あまり細い竹は無いので、1本1本のヒゴに丸みを持たせる事が出来ない、その代わり、真竹の上品な質感や繊細な表情が出る。

底編みをしたら、コテを使って起こす。

Cimg7175 側面を編むとき、この様に縦の骨ヒゴと、横になる回しヒゴを編む場合、木型を内側に入れ、形を作っていくのだが、今回は試作であるので、木型は無い。
網代編みの様に、斜め45度で編み上げて行くときは、木型は要らない。
一般の人から見ると、縦横だろうが、斜め45度だろうが、同じことの様に思えるかも知れないが、我々にとっては、全く別な編み方なのだ。

Cimg7237 側面を編み上げたら、縦骨を折り返して留める。

折り返した所を、接着剤で固める。

今日はここまで、
接着剤が固まるまで、次の仕事に取り掛かる。

続きは、また・・・・

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