~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

人生の最後・・・

2015年08月24日 | ひとりごと
沖縄・石垣島で観測史上最大の瞬間風速71mと
想像できない記録を残しこちらに向かっている台風15号
現在のところ小雨とほんの少し風が吹くくらいで嵐の前の静けさです。
熊本にとっては西側を通る最悪のコース
もちろん今夜は会社待機のオジサンですが
今回ばかりは台風接近で少々不安な御一人様の夜を過ごしています。
大きな被害がないと良いのですが・・・

さて、先週後半の私は・・・
水曜日に友人のお義母様の通夜
そして、金曜日夕方には伯母(義父の93歳の姉)が亡くなり
一週間のうちに三日も喪服を着ることになりました。

何年間も同居し介護をした友人は年下なのに
その姿は私にとって勉強させられることばかりでした。
そして、すでにご両親達を見送った先輩の友人達に
訃報を伝えたLINEの会話には・・・
「お義母さんも○○さんも(友人)お疲れ様でしたネ」
「どんなに義理の仲でも一緒にいたのだから・・」
「良きにつけ悪しきにつけ縁あって一緒に暮らしてきた人だもんネ」
長い同居生活を経験し色々苦労したからこその先輩達の言葉
両親4人ともまだ元気な甘ちゃんの私にとっては
とても深く、強くその言葉が心に刻まれました。
こういう人生の先輩達と出逢え、仲良くしてもらってることは
今までもこれからも私の人生の力となりうるだろうと
あらためて感謝したのでした

そして、土曜日は伯母さんの通夜
日曜日は葬儀、火葬、斎場に戻り精進あげと一日中斎場などで過ごし
考えてみると・・・生まれて初めて全てに出席した私
見るものすべてが勉強(この歳で恥ずかしいことですが・・・)
特に印象に残ったのは火葬後の収骨(骨上げ)
火葬場の人の詳しい説明を受け、一番縁の深い二人で一つの骨を拾い骨壺に収め
その後は2つの箸を次の人に渡しながら順番に収骨しました。
この世からあの世への三途の川の渡しをしてあげるという意味があるのでしょう。
足の骨から立ち姿になるように拾い頭の骨を蓮の花に見立て
最後に喪主がその上にのどぼとけの骨をのせるなど・・・とても厳かな儀式でした。
伯母さんの骨は白く美しくのどぼとけも壊れることなくきれいに残っていました。
のぼどけは仏様が合掌しているお姿に似ていることから呼ばれているそうですが
頭の部分になるだろう所が微笑んだ顔に見えたと皆でじっくり眺めました。
伯母さんが苦しまずに笑ったように亡くなった聞いていたので
きっと伯母さんの顔だったのでしょうネ~
色々苦労された伯母さんでしたが最後は幸せだったようで
今頃、天国で待つ二人の姉さんのもとに行き
姉妹三人で昔のように楽しく会話をしていることでしょう。

そして、今時の葬儀は色々と凝っていて
フルートやエレクトーンなどの生演奏があるのですネ~
ロビーなどに故人の思い出の写真など飾る
「メモリアルコラージュ」なるものは知ってましたが
今回、葬儀の最後にBGMと共にモニターに大きく故人の写真が
何枚も映し出されるのにはまるで結婚式の様で驚きました。
高齢の義父母や親戚は懐かしく思い出している様子で
私は新婚当時の写真など知らない伯母さんの姿に
「そうよねぁ~誰しもこんな時代があったのだよなぁ~」と
あらためて人の人生の重さ、色々なことを考えさせら
BGMが中島みゆきの「糸」だったこともあり
優しい顔の伯母さんを思い出し涙・・・
  
そして、もうひとつ・・・
この機会に義父母や私の両親はどんな最後を送りたいか
本心を聞いておくのも大切なのかもしれないと思いました。
  
知らない親戚や年配者の中で色々気を使う葬儀
見たくもない人間模様などを目にすることもあり
若い頃はどちらかというと苦手で避けたい方でした。
今ではそれもこれも人生の勉強なのだと思えるようになったのも
歳を重ね、少しは大人になり私もそちら側に近づいた証拠でしょうネ~
順番で行けば、私の人生の終わりには後しばらく先でしょうが(たぶん)
人生の最後に穏やかに最期を迎えられることが
一番の幸せなのかもしれないなぁ~
その為には日々を一生懸命悔いなく過ごしていかないと・・・
そんな事を考えた2日間でした。

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