ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

アルバニア・サランダ(1)

2019-08-09 00:00:49 | 旅行(海外)
今日はアルバニアへ渡る日だ。

コルフ島に着き車を借りるときに、返却先を町中のオフィスからアルバニア行きの船の港に変更してもらった。そうすればレンタカーオフィスからバスに乗らずに済むからだ。コルフ島には港は2つある。一つはオールドポート、もう一つはニューポート。単純に古い港と新しい港で分かりやすい。二つの港は500メートルほど離れている。

車を借りる時に担当してくれた女性が「アルバニア行はオールドポートから出ます…」と伝えてくれた。てっきりニューポートからだと思っていたので2度ほど確認した。ちなみにオールポートはすでに使われている様子はまったくないような外観だったが、ニューポートはちゃんとした施設があり、その差は歴然。けれど、こうも自信たっぷり言われると、「アルバニア行だけは、ここから出るのか…」と疑わしいが納得してしまう。

船は午前11時半に出る。車は午前10時にオールドポートで返却と約束している。けれど待てど暮らせど誰も来ない。10時20分まで待って電話してみると、「男性が、お前、今、どこにいるんだ!」と怒っているような感じで言ってきた。「オールドポートだよ。お前の会社の女性がアルバニア行きの船はオールドポートから出ると言ったんだぞ!」

男性は「オールドポートじゃない、ニューポートだ。そこでスタっフが待っているからすぐ行け!」と言われ、すぐに向かう。文句を言うと「あいつはマケドニア人で、新しいバイトだから何も知らないんだ…」と言い訳された。

まぁ、ムカついたが、船には間に合ったので、忘れることにする。出国手続きをして無事に出発。船は40分ほどで対岸のアルバニア、サランダに到着。いつかは来たいと思い続け、ようやくやって来れたアルバニア。港にはあの怪しげな赤地に黒鷲のアルバニア国旗が翻っている。本来ならうれしさの余りアドレナリンが出て興奮状態のはずが、どこか身体が重い。元気が出ない。アルバニア到着早々、再び、車を借りる。港にオフィスがあり今度はドイツのオートマ車だ。

ヒュンダイとは大違い、車には何の問題もなかったが、今度は私に問題が。運転すると視界がクラクラする。ホテルに着いて熱を測ると案の定、発熱。しかも39℃近い。予定ではこのままここサランダから120キロ離れたギロカストラという街へ向かうことになっていたのだが、私のせいで断念。念願のアルバニアに来たというのに、そのままホテルの部屋でダウンする羽目に。

ギリシャ旅行中、わずかだが時間を作り、なんとか皆を誘導してせっかくアルバニアへ来たというのに、これではまったく意味がない。体はダルいのに頭だけは冴えてしまい、薬を飲んでもなかなか寝付けなかった。

同行者はアルバニアには興味がないので、ちょうどいい休息タイムになった。妻と娘はホテルの前のビーチへ海水浴に行ってしまった。この際なので、抜け出して街に行ってしまおうかと思ったが、見つかって怒られるのが関の山なので、とりあえず夕方までは大人しくしていた。

夕方、「もう、大丈夫!」と元気を装い、皆と車で街へ出かける。こうでも言わないと、部屋に軟禁されそうだった。とりあえず、気休めに通常の倍ほどの量の解熱剤を飲んで出かけた。するとこれが嘘みたいに良く効いた。食欲も出て、体も軽くなり、シャキシャキ歩けた。夜遅くまで元気を保て、これで治ったかに思えた。

アルバニアは明日の午後3時までしかいられない。

明日はちょっと早起きして、アルバニアを満喫しようと願い就寝する。

こうしてアルバニア初日、終わる。


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