ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

いつか来た道

2008-03-10 17:35:01 | 時事(海外)
インドネシアのジョクジャカルタ特別州で、ある日本のあるモノが
第二の人生を歩み始めたそうである。
果たして、そのあるモノとは…

実は、大阪市の守口市から寄贈された歩道橋だそうである。
大阪を始め、日本全国では、高度経済成長のころの「交通戦争」
のさなかに多くの歩道橋ができた。しかし、子供が少なくなった
ことや交通事情の変化などで利用者も激減してしまい、必要性が
乏しくなったのに維持費ばかりがかさむことから、順次撤去される
ことになったそうである。

その一方で、インドネシアのジョクジャカルタでは、災害で流された橋
の復旧が進まず、住民の交通にも支障が出ていた。そこで出番が回って
きたのが、日本の歩道橋である。2年前のジャワ島中部地震で支援のため
派遣されていた大阪府の職員に対し、現地から「撤去する橋があるなら
活用したい」との要望が寄せられたそうである。

歩道橋は昭和40年代初めに生まれたものだが、あと30~50年は“現役”
でいられるそうだ。歩道橋が再利用できるなんて意外であるが、使って
もらえるなら大歓迎ではないか。ぜひどんどん送っていただきたい。それで
できれば、日本橋なんて名前を付けていただけると、さらに大歓迎である。

これからインドネシアを訪れる、特に大阪の方、ジョクジャカルタに行けば、
いつか歩いた道に再会するかもしれませんよ。




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