花歩る木

山と旅がすきです

京都

2009-10-20 14:25:39 | 

10月13,14,15日 京都へいってきました。

「秋の京都」には1ヶ月早かったのですが、
手帳にアキ(空き)があったので、
「そうだ、京都いこう」 ということになりました。

10月13日 晴れ  比叡山 延暦寺参拝 
京都駅から、バスで約1時間、比叡山に向かいました。
頂上近くになると、比叡山ドライブウエーから琵琶湖がはっきり、
くっきり見渡せまし
た。木々の葉先が色付きはじめ、空は真っ青
静寂な空気で、身が引き締まる思いがしました。


848mの比叡山頂上 本当の頂上。三角点のある場所です。
どういうわけか登山道も頂上も誰も行かないらしく、
さみしく、荒れていて、粗末でした。


比叡山延暦寺の総本堂 国宝根本中堂。
御本尊秘仏薬師如来をまつる宝前に1200年間守り継がれた
不滅の法灯」が光かりがやいていた。


美しい杉木立と静寂のなかにある西塔(さいとう)。
左の常行堂と右の法華堂の間をにない棒にして
担ぎあげたのは弁慶だとか。「弁慶の担い棒」


釈迦堂 西塔の中心になるお堂。山内最古の建物。

西塔からさらに奥へ4キロのエリアが横川(よかわ)です。
源信、親鸞、日蓮、道元など、名僧たちが修行に入った地です。
聖域の雰囲気が漂っていました。

最澄が開山して1200年たった比叡山、多くの名僧を輩出したことで、
日本仏教の母山とよばれています。その教えの根本をなすものは
「思いやりの心を持って一隅を照らす人になる」
これこそが国宝なり、との教えでした。

10月14日 晴れ 永観堂
「秋の京都は永観堂」のキャッチコピーにひかれて、
絶対行かねば・・と常ズネおもっていました。
9時(開門)に行く。人気のお寺へは、
これがキーポイントなんですね~

唐門 天皇の使いが出入りする勅使門。
釈迦堂との間に盛り砂がつくられている。
勅使はこの盛り砂を踏んで身を清めてから、中に進んだ。


臥竜廊 山の斜面にそって、巧みに木を組みあわせて造られた廊下。
起伏が激しく、龍の体の中を歩いているような不思議な気分になる。

阿弥陀堂には、御本尊「みかえり阿弥陀」がまつられています。
首を左に傾げ、振り向いておられます。それは、遅れるものを待つ姿勢、
思いやり深く周りをみつめる姿勢、そして自分をかえりみ、
正しく前へ進む姿勢 をあらわしていると言われています。
シーズンになると、ここは
押すな、押すなの雑踏になって、とても阿弥陀さまを
おがめないそうですが、この日はほとんど独り占めでした。
紅葉はほんの少しでしたが、静かに阿弥陀さまに
お会いできて 「 えーかんどう !!」 でした。

10月14日 午後 
西芳寺(こけでら)
世界遺産に登録されています。事前に往復はがきで申し込みをします。
1時に入って、まず、般若心経を全員で3回唱え、そのあと写経を約1時間かかって
しあげるのです。外国人もかなりいましたが、全部書けた人はいるの??

庭は上下二段構え。夢想国師の作。下段の池泉回遊式庭園です。
心字形で、夕日ヶ島とよばれる。少し紅葉していますね。




苔の一番美しいのは何といっても梅雨時でしょう。今は干からびて見えました。

         つづく


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