3月7日大原美術館展へ行ってきました。
「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」 ~4月4日
岡山・倉敷の大原美術館は、西洋美術を紹介する日本初の美術館として
1930年に創設されました。
「社会から得た利益は社会に還元する」という孫三郎さんの心意気が痛いほど
伝わってくる美術展でした
倉敷の倉敷美観地区にある大原美術館 エル・グレコの「受胎告知」 1590年頃
エル・グレコは、今回の展示の一番の目玉で、東京では30年ぶりに公開されています。
児島虎次郎が、パリの画廊で一目ぼれして大原孫三郎に電信したら、孫三郎から
「グレコカエ、カネオクル」と返事が来たというエピソードが有名です。
ルノアール 「泉による女」1914年 児島虎次郎「和服を着たベルギーの少女」 1911年
セガンチーニ「アルプスの真昼」 1892年 ピサロ「りんご採り」 1886年
児島虎次郎自身も、昭和初期を代表する西洋画家でした。
大実業家であった大原孫三郎の支援を受けて、ヨーロッパで美術品
の収集をはじめた虎次郎は、画廊だけではなく、作家のもとを直接
訪問し、最先端の西洋絵画を精力的に購入しました。
モネの《睡蓮》など。
今回の音声ガイドは、女性の解説のほかに、サポーターとして又吉直樹
さんが、特別出演しておられます。 私は、彼のフアンですからいつもの
美術展より時間をかけて聞いて、見てきました。
4月の中旬、岡山の大原美術館と四国の美術館を訪ねる旅をします。
もっと詳しく見て来たいと思っています。