5月6日根津美術館の「Korin展」に行ってきました。
光琳二つの金屏風、東京・ニューヨーク 100年ぶりの再会。
この企画を知った1年前から、美術館庭園のカキツバタの花が咲く頃に
ゼッタイ見に行こうと楽しみに待っていたんです。
根津美術館は原宿駅から、歩いて20分。地下鉄表参道駅からは8分の
所にあります。昭和16年、鉄道王といわれた根津嘉一郎の遺志によって
開館されました。国宝7点を含む約7000件の日本・東洋の古美術品の
収蔵があるそうです。
根津美術館入口 今回の案内図
1Fホールから庭を見る 2Fから1Fを見下ろす。
1Fホールから庭を見る。 庭から平屋ふうに見える大屋根を見る。
左;「燕子花(カキツバタ)図」 右;「八橋図」
国宝「燕子花図」 とメトロポリタン所蔵「八橋図」は、尾形光琳が
同じテーマを、6曲1双屏風に、10年近い時をおいて描いた作品です。
八橋図のもとになった伊勢物語の在原業平。
美術館の庭 弘仁亭(茶室)のカキツバタ
11時過ぎの撮影で、花に疲れが見られるのが残念ですが、満開でした。
庭の広さは5000坪、100種類以上の樹木が生い茂っています。
2009年に美術館を改築した隈研吾さんは、東京で一番好きな庭だと
言われ、庭と美術を一緒に体験してもらうようにと設計したそうです。
四季折々美しい表情を見せてくれる庭ですが、4月下旬からの1ヶ月、
光琳の屏風が展示される時期に弘仁亭のカキツバタを眺めるのが
この美術館の最高の贅沢だと私は思っています。
Korin展は5月20日まで。
日本の「国宝」の中でも、分かりやすくて、有名な、「燕子花図」ですが、
身近に見られますよ。5000円札の裏に描かれています。
時々見てください。