花歩る木

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「東洋陶磁の美」 展

2012-03-20 10:16:40 | 美術館

 3月19日 「悠久の光彩・東洋陶磁の美」展 
        大阪市立東洋陶磁美術館コレクション を六本木・東京ミッドタウンにある
        サントリー美術館へ 見に行ってきました。

         
                東京ミッドタウン ガレリア3階が 美術館です。
        隈研吾さんがデザインした、和の雰囲気の格調高い美術館です。

        大阪市立東洋陶磁美術館は、住友グループ21社から国宝2件、
        重要文化財12件を含む「安宅コレクション東洋陶磁」寄贈の
        申し出を受けて大阪市が建設したもので、中国・韓国の
       
 陶磁器を中心に収蔵品4000件あるそうです。

        その中で、国宝2件、重要文化財13件を含め140件のご紹介でした。        

                   元時代 13~14世紀

        
        今回一番見たかったのは、このお茶碗です。
        曜変天目茶碗は、今日世界で現存するのは3点のみです。
        斑紋の美しさはそれぞれ違いますが、寸法や器形が酷似しています。
        焼成中、偶然にできたものであり、陶工の試行錯誤の上で完成を
        みた作品であろうと言われています。
        思ったより斑紋が細かくて、静嘉堂ので驚いたほどではありませんでした。

        後の2点のあるところ。
         静嘉堂文庫美術館  東京二子玉川より。岩崎弥之助、小弥太の設立。
           この美術館のスターは 「曜変天目茶碗」でしょう。
         藤田美術館  大阪造幣局から大川をはさんだ川向こうにある
           こじんまりした美術館で、昨春造幣局のさくらの通り抜けの
           帰りに寄ったけど、残念 「秋に展示される」といわれ、
           お茶碗にはお会いできず。   


         
        
        まことにおこがましいのですが、これは私の「まがい物曜変天目茶碗」です。
        5年前中国シルクロードを旅した時、敦煌で買いました。安物です。
        買ってはみたけど、1~2度使ったかな?あまり気に入らなくてそのまま
        だったのが、今回思い出されて、陽の目を見させてもらえました。
        たまには使ってあげましょう。


        皇后様が3月16日(金)にご覧になられたそうです。
        「地震があっても大丈夫ですか?」との質問があったそうで、
        展示品は免震台に乗っているから・・・との説明に
        「よかった」と 述べられたそうです。