3月19日 「悠久の光彩・東洋陶磁の美」展
大阪市立東洋陶磁美術館コレクション を六本木・東京ミッドタウンにある
サントリー美術館へ 見に行ってきました。
東京ミッドタウン ガレリア3階が 美術館です。
隈研吾さんがデザインした、和の雰囲気の格調高い美術館です。
大阪市立東洋陶磁美術館は、住友グループ21社から国宝2件、
重要文化財12件を含む「安宅コレクション東洋陶磁」寄贈の
申し出を受けて大阪市が建設したもので、中国・韓国の
陶磁器を中心に収蔵品4000件あるそうです。
その中で、国宝2件、重要文化財13件を含め140件のご紹介でした。
元時代 13~14世紀
今回一番見たかったのは、このお茶碗です。
曜変天目茶碗は、今日世界で現存するのは3点のみです。
斑紋の美しさはそれぞれ違いますが、寸法や器形が酷似しています。
焼成中、偶然にできたものであり、陶工の試行錯誤の上で完成を
みた作品であろうと言われています。
思ったより斑紋が細かくて、静嘉堂ので驚いたほどではありませんでした。
後の2点のあるところ。
静嘉堂文庫美術館 東京二子玉川より。岩崎弥之助、小弥太の設立。
この美術館のスターは 「曜変天目茶碗」でしょう。
藤田美術館 大阪造幣局から大川をはさんだ川向こうにある
こじんまりした美術館で、昨春造幣局のさくらの通り抜けの
帰りに寄ったけど、残念 「秋に展示される」といわれ、
お茶碗にはお会いできず。
まことにおこがましいのですが、これは私の「まがい物曜変天目茶碗」です。
5年前中国シルクロードを旅した時、敦煌で買いました。安物です。
買ってはみたけど、1~2度使ったかな?あまり気に入らなくてそのまま
だったのが、今回思い出されて、陽の目を見させてもらえました。
たまには使ってあげましょう。
皇后様が3月16日(金)にご覧になられたそうです。
「地震があっても大丈夫ですか?」との質問があったそうで、
展示品は免震台に乗っているから・・・との説明に
「よかった」と 述べられたそうです。