花歩る木

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 映画「フラメンコ・フラメンコ」

2012-03-05 10:18:18 | 映画 演劇

 3月5日 映画 「フラメンコ・フラメンコ」を見てきました。
     
       3月とはいえ 「三寒一温」ぐらいの雨の寒い日。
       東京では 渋谷のbunkamuraだけに上映している映画をみてきました。

       スペインに次いで フラメンコ人口が多い日本に
       まず上陸してくれた映画ですが、熱心なフアン達で200席くらいの
       映画館は満席でした。女性9割。

        


      

      

       この映画は、カウロス・サウラ監督が、現代のフラメンコ界を牽引する
       若いアーティスト達の姿をとらえたドキュメンタリー です。
       
       2012年1月に、80歳を迎えたスペイン映画界の巨匠サウラ監督と
       光の魔術師といわれるヴィットリオ・ストラーロの醸し出す
       フラメンコ映画でした。      

        人の誕生から晩年、そして蘇生までを、多彩なフラメンコのパロ(曲種)
       を用いて描いてあります。が、私には深い意味はくみ取れませんでした。
       フラメンコを習っている人とか、私みたいな物好き以外にはこの映画は
       一般受け しないかもしれません。
               
                                
           
       フラメンコとは、歌(カンテ)、踊り(バイレ)、ギター(フラメンコギター)の
       伴奏が主体となったスペインアンダルシア地方に伝わる民俗芸術。
       情熱的でダイナミックな世界は、日本をはじめ、世界中の人々を
       魅了してきた・・・と思います。

       私がニューヨークに住んでいた1985年にブロードウエイで「カルメン」を見ました。
       (映画じゃないですよ)  アントニオ・ガディスの主演で、舞台監督は、サウラ。
       ガディスの美しい、きたえ抜かれた体、ダイナミックな動きの見事さ。
       魅了されて、ガディスを忘れられませんでした。(残念ながら2004年に他界)
       フラメンコを超えた、珠玉の総合芸術だったと、今も思っています。

       スペインへは2度旅行しましたが、タブラオ で5~6人グループの
       小さい舞台をみても、魂の叫びの様な踊りに感動しました。
       あの激しさは、ゴヤから、ピカソから通じているんでしょうかね?

      
       それからず~っと、フラメンコが好き!!      ・・・ なのですよ。