花歩る木

山と旅がすきです

日本橋高島屋 見学

2012-03-13 06:46:26 | 美術館

3月12日 日本橋高島屋の見学会に参加してみました。

        東京・日本橋の 高島屋本店は 百貨店初の 重要文化財に
        指定されています。瀟洒で洗練されていて、大好きな雰囲気の
        デパートですが、建物の生まれ育った物語や、コンセプトを
        知りたくて、機会があったので友達と出かけました。

        
        日本橋高島屋(旧日本生命館);高橋貞太郎設計
       
        昭和8年、「東洋趣味を基調とする現代建築」というコンセプトで建造された
        本館は、重厚な西欧の様式に和風建築を盛り込んだ意匠がみられます。
       
        
        高島屋;増築部 (設計:村野藤吾) 南側(さくら通り)から見る。

        戦後以降、幾度かの増改築を経て南面にはガラスブロック壁が登場し、
        新旧のうつくしい調和は昭和建築の名作とうたわれました。

        
        正面ロビーには、季節を飾る花が池坊家元によって生けられて居ます。
        この日は早々と桜(ケイオウサクラ)とシャクナゲが咲き誇っていました。

         
       左;正面口の鉄扉  和洋のデザインモチーフが融合している。
       右;1階正面口の格天井 和風の伝統に洋の花が溶け込んでいる。

       
       中央通りに面したエントランス。大理石の柱、柱頭かざり、
       村野藤吾デザインのシャンデリア、(高島屋が誇る)格天井。

        
       左;木目を思わせる大理石のエレベーターホール。
       右;エレベーター扉  洋画家 東郷青児のデザイン。

        
       大理石貼りの壁  アンモナイトの化石がはっきりと見える。イタリア産。

         
       左;60年前からのアイドル・ローズちゃんと
         この日の説明をしてくださったコンシェルジュ 。
       右;屋上塔屋  昭和25年から4年間、屋上で飼われ、人気者だった
         小象の「高子」をモチーフにした 塔屋。 

           案内をしてもらった後の高島屋は、以前にもまして    
             洗練とあこがれの存在になりました。        

       
       法隆寺展               ~3月20日まで

         特別室でお昼にうなぎを頂いて、
         頂戴した入場券で、法隆寺展を見てきました。
         聖徳太子は「和」の精神を根本とした政治や文化で、
         我が国の基礎 を築いた方でしたね。