はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

138度展望台から法多山へ

2013-11-20 18:50:29 | 低山歩き
歩行時間:6時間45分   休憩時間:55分   延時間:7時間40分
出発時間:8時00分   到着時間:15時40分
歩  数:  31、685歩   GPS距離:21.3km
行程表(2013-11-19
 掛川駅 0:35> 138度展望台 1:20> 腹摺峠 0:25> 県道出合 0:30> 腹摺峠 1:00> 奥の院
 0:15> 法多山  バス2:40> 掛川駅

 来年の遠州三山初詣のコースで不明な所があったので、小笠山の展望台から法多山を歩いてきました。
冷たい西風が一日中吹いていて、常に同じような方向に歩くため、右半身ばかり冷えてた一日でした。

 コースは掛川駅から富士見台霊園に向かい、霊園下の西沢池から入るコースにしました。
この道は団体歩行では何度も歩いていたが、一人では初めてでしたが、多分記憶にあるだろうと歩き出した。
しかし全然思い出してはこないで、あとで調べると結局違う道を歩いていた。
矢張り行列の中の一員で歩くとカーナビ任せで運転すると同じで、記憶には残りに難いようだ。

 与左衛門池の畔の「小笠山尾根コース」の標識の所で林道と別れ山道に入って行く。
小笠山の標高は265mと低いのに、このコースは小さなアップダウンが続き尾根道まで45分も掛かってしまった。
合流部の標識には今来た道を「久保・結縁時・掛川駅」 もう一つには「与左衛門池」とある。今日はこの
合流部で小笠山方面とは別れ、尾根を右(西)に曲がり展望台に向かう。合流部から約20分で展望台に到着。
 ここは東経138°の通過点で標識には「日本を東西に分ける中心点」と書いてありました。
眺めは富士山も見え、今までで一番良いような気がするが写真技術がないため、こんな写真しか写せません。
しかし実際はもっと雄大ですが、マー写真はこんな風に見える見本と理解してください。


                  138°展望台からの眺め

 展望台から法多山を目指し、更に尾根を西に向かいます。この尾根の北(右)側はいたる所が絶壁になっていて
山道の左側を歩けば安全だが、右側を歩くのは危険です。
この道の下は雪庇のように下が空洞になっている、などと考えだすと尚更左側に寄って歩いてしまった。
展望台から1時間20分で腹摺峠に到着。今日の目的の一つに腹摺峠の麓の入口を探す事があったので、ここから
一度下山する。標識のある太い山道を下りだしたが、少し行くと道は細くなり草や木の枝が行く手を阻む。
だがこの程度ならどうと言うことは無い。踏み跡さえあれば何とかなるだろう。ただ注意しなければならないのは
小笠山は低山といえども崖が多く脆い岩肌なので、決して踏み跡のない所は行かないと心して歩いていた。
道は切通しのような所を過ぎると沢沿いに出た。後は沢の左岸に着いた道を歩くだけで危険な所はなかった。
腹摺峠の名前は、岩と岩との間が狭く腹を摺るようにして歩く事から名が付いたというが、そんな所は無かった。
峠から25分ほどで麓の県道に出た分岐点には標識が立っていた。

 そしてそこらまた腹摺峠に向かって歩き出した。(馬鹿じゃないかと他人は思うでしょうね)
沢に沿って今下ったばかりの道を歩き始める。当然見た事のある風景だ。沢と離れる切通しもあった。道はある。
だがさっきの道とは違う感じだ。不安が湧き始めると同時に、道は両脇が岩に挟まれた所に向かって行く。
アーここが腹摺岩なのだろうと不安も消し飛んでしまった。何かさっき下った道より歩きやすい感じがするが、何故
この道をハイキングコースにしないのだろう? 理解できない。確かに小笠山東の中腹にある「六枚屏風」より
大分見劣りがするが、それでも何も無い道よりよっぽども良い。この先危険な場所でもあるだろうか、と不安も
束の間、なんと峠に着いてしまった。腹摺岩から僅か3分。変な感じ!
 腹摺岩からの道は、高御所へ下る標識の道と138°展望台からの間の所で、標識は無いがよく見れば
踏み跡があるような感じの場所でした。

      
               腹摺岩                   腹摺岩
 再度腹摺岩まで下り、どこで道が入れ替わったのか確認したかったが、まだ先もあるので諦めてしまった。
 腹摺峠から急な坂をモノレールと一緒に登る。いつも感じるが昔の人は働き者だった。こんな場所を開墾し
茶畑を造るとは。だがその茶畑も今や荒れ放題。モノレールの元は取れたのかしら。
 峠から約1時間で奥の院への分岐に出る。この分岐点には標識が無いが、道の真中に中部電力の送電線監視
「14番・16番」の案内板が立っている。そこを16番の左側の道に入れば30mほど先に奥の院の祠と銀色の貯水
タンクのある場所に出る。
 今年の初詣では、ここから法多山への下る道が分からず、寺の石垣を強引に降りてしいると、見ていた子供が
ビックリしていた。来年は新年早々そんな恥晒しはしたくない。今日はその正規の降り口を探すのも目的の一つだ。
先ず右側の道を下りて、石垣には行かずに道をそのまま下る。途中少し草が茫々に生えていたが、更に進むと
鐘突堂へと道は続いていた。これで初詣の道は解決した。

 
                  上から見た法多山                         法多山尊永寺
 次は春に予定している小笠山一周縦断で、奥の院から送電線の点検路を通り、直接次の尾根に出る道の調査も
したい。そこで再度奥の院まで登り返し、今度は左に延びる道を下った。
さっきの右の道は目印は何も無かったが、この道は目印のテープが何ヵ所もあった。多分道は次の尾根に向かって
いるだろう安心しながら下る。
急な下りになるとロープも張ってあったが、このロープは寺で張ったのか、それとも中電? 
否そのどちらでもなさそうで、きっとハイキングコースの安全のために張ってくれたのだろうと、更に安心をする。
ところがロープが終わった少し先から道は草に覆われてしまった。だが道はある。5mほど草の中を歩き、出た
先は無縫塔が沢山立っている墓の上の広場だった。ここは違うと行ったり来たり目印を探すが見当たらない。
もう一度奥の院に戻る覇気も無く、次の尾根に向かう道の調査は諦めてしまった。

 これから先の道は点検路から次の尾根に行く積りだったが、道が分からなければ仕方ない。
ここからはエコパを通り掛川駅に帰るしかないだろう。
法多山の静かな参道一人下る。この道もあ40日もすれば大混雑になる。神様仏様だって依頼主が多ければ手抜きも
するだろうから、今日のような静かな時に願い事をした方のが効き目がありそうだ。
だいたい初詣は寺に関係あったのだろうか。イメージ的には神社の風習を寺が便乗しているようにも感じるが。

 アレー法多山の仁王門の前の様子が変わった気がする。以前は仁王門に向かって左側に「法多山尊永寺」と彫られた
石碑が建っていたが、今は無い。勘違いかな?

 
                法多山参道                             法多山仁王門

 エコパの中のビオトープに一度も行った事がなかったので行ってみたが大した事はない。次に散策路と書かれた
方に進んでみると、山に向かい何処までも階段が延びている。後悔し始めたが今更戻るの癪に障ると前に行く。
何とか下に降りたと思ったら、今度は案内板に見晴台があると書いてある。そしてその先は掛川方面の駐車場に
なっていた。更に先は山の中に向かい道は終わっている。ヨシそれでは駐車場までこの道を歩いてみようと、
舗装された道を進む。道はエコパの南側の小笠丘陵の中腹を縫うように進んで行く。下の道を歩けば直線で登り
下りも無かったのにと、またもや弱気の虫が鳴きだしたが、ともかく駐車場まで歩いてみよう。
 見晴台からエコパの写真を撮り、さらに車道を進むと右側に駐車場が見えてきた。だがそこに行く道らしい
道が無い。エイ!もっと先まで歩いてみようと行ったは良いが思い出した。ソーダ案内板には道は最終的には山の
中で終わっていた。若しかすると、この道は山に向かっている道か?不安に感じながらもこの際道が終わる所まで
歩いてみようと居直ってしまった。それが良かったのか、暫く行くと道はカーブしたかと思ったら、その先に駐車場が
見えていた。アー良かった。

 エコパからは、午前中に確認した腹摺峠入口の前を通り掛川駅に向かった。
山の中では紅葉は無かったが、今日の最後に紅葉を見る事が出来た。場所は掛川駅構内でした。

 
               見晴台からエコパ                          掛川駅の黄葉

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