はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

散々だった小笠丘陵(小笠山へ)

2018-03-18 16:00:00 | 低山歩き
歩行記録                                                           H30-3-7(水)
歩行時間:5時間55分   休憩時間:1時間25分   延時間:7時間20分
出発時刻:7時00分     到着時刻:14時20分
歩  数: 22、535歩(推定距離16.00km)    GPS距離13.5km
行程表
 P0:40> 尾根合流 0:35> 138展望台 0:25> 腹摺峠 0:35> 三ツ峰 0:30> 法多山分岐 0:20> 尾根合流 0:15>
 法多山分岐 0:10> 山本橋 0:15> 法多山分岐 0:10> 山本橋 0:25> トンネル道合流 0:30>
 山道入口 0:10> 小笠山 0:20> 六枚屏風 0:35> P

     
                            鬼門の分岐付近の概略図

 
                封鎖されいる入口                              山本東橋分岐

  三ツ峰で休憩しながら行先は決めた。勿論距離が短く下りだけの5号鉄塔に直接向かうルートです。
途中に私には鬼門の分岐があるが、もう何度も歩いているので間違えることもないでしょう。
山頂から縦走路に引き返す途中にある分岐は、以前より封鎖部分が壊れているので罪悪感無しに入り込めます。

分岐からすぐの所で県道の山本東橋にでる分岐があるが、まだ歩いた事はありません。いずれは歩いてみたいと思ってます。

 
                倒木1                                 倒木2

  三ツ峰から稜線を下って行けば良いと記憶はあります。途中にこんな倒木もあるが、これも見た覚えのある物です。

      
                分 岐                                 分岐先

  三ツ峰から10分ほど下った所に右に行く分岐があったが、稜線に沿って下ることにした。
何しろここは稜線を下れば良いと記憶しているのですから。

       
                立派な道                                おかしくなってきた

  稜線の先にはしっかりした道も見え間違いはない。と思うものの目印が急に少なくなり、目印も古くて透明な物ばかりだ。
何となく不安を感じたころ踏み跡は薄くなりウバメガシの林の中を急降下しはじめる。
これはおかしい。5号鉄塔に行く途中にこんな坂は無かった筈だ。
ウーン!どうしよう。進むべきか、引きかえすべきか迷ったが、ここは一先ず分岐まで引き返して分岐先を確認することにする。

      
            こちらも立派な道                               法多山分岐

  分岐まで8分程かけて戻り細くなっている入口を進んで行く。
こちら側には赤い目印が所々にあり最近も歩いている道のようだ。だが記憶ない。
と、思っていたら突然見た事のある場所に出た。そうです、ここは法多山の沢に出る送電線の巡視路です。
巡視路の標識も立っているのだから99%間違いではない。しかし念のため法多山の屋根を確認しようと少し登ると右側に
法多山の屋根が見えていた。
 ウーン! どこで間違えたのだろう。鬼門と思っていた分岐も分からなかったし、途中にある筈のヌタ場も無かった。
このまま先に進んでしまえば、ここは鬼門のままになってしまう。仕方ない鬼門の分岐を探しに戻ろう。

  法多山の分岐から今来たばかりの道を戻り4分も行くとヌタ場の入口らしき所に出た。草の間からヌタ場も見える。
少しづつ見覚えのある所を通り、右側が少しガレている所に出た。確かこの先が鬼門の分岐だと思い勢いよく進むと。

      
             分岐に戻り枯木を置く                               分岐先に目印追加

  出た場所は、ナンダー! と言うべきか、矢張りと言うべきか先程の分岐だった。
今までこの分岐を一度で通り抜けた事はなかったが、今回もまた失敗してしまった。
確かに分岐の先は稜線で太い道があるように見えるので、間違ってその道に入ってしまう可能性は高い。
それではせめてもと枯木を集めて稜線の道側に置く事にした。
待てよ?前回も確か枯木を置いたのに無くなっているのは、稜線を行く道があるのだろうか? 
今まで2回稜線の道を行ったが、民家や県道が見える所で崖になっていて下る道は分らなかった。もっと丁寧に探せば
下る道はあるのかもしれないがマーいいでしょう。道を知っている人は枯木を跨いで行けばいい。
序に分岐の先にもピンクの目印を付けておきました。これで次回は絶対間違いません。もう鬼門ではありません

     
                   ヌタ場1                                  ヌタ場2

  ヌタ場も確認して下ったが、さっきは何故気が付かなかったのだろう? 分かりません。

        
                 5号鉄塔                         黒い樹脂の階段

  法多山の分岐のすぐの所に中電送電線の5号鉄塔がある。その下を通り抜けると今度は急な斜面になるが、落葉の下には
黒い樹脂の階段が見えている。お陰で滑ることもなく下る事ができた。

 
                山本橋                               中尾根入口の榾木置場

  フ~! やっと県道の山本橋に出た。では時間と距離を記録しようとチョッキのポケットを探るが手帳が無い。
1年に1冊の山行手帳で、来月から新しい手帳にする予定だったので1年分の記録が無くなってしまう。さてどうしたものか。
探しに引き返すとしても何処まで引き返せばよいのか。途中で転んでいないのでメモをして仕舞うときに落としたのか。
なら何処だろう。鉄塔か法多山の分岐かヌタ場か。鬼門の分岐では100%メモをしたので、その下である事は間違いない。
でもな~ さっきも2度も引き返しているのにまた戻るなんてヤダナー。と、手帳は諦めて中尾根に向かいだした。

しかしどうしても未練は残ります。1年分のデータが無くなるのは正直辛いです。
エイ! もう今日は周回ルートは諦めて手帳を探しに戻ろう。

 
              倒木の後ろが登り口                          対岸に渡って

  山本橋の右岸を戻り、小さな沢を少し溯ると倒木がある。倒木の先で沢に入り対岸に渡ると黒い樹脂の階段が上に延びている。

        
                5号鉄塔                          法多山分岐に落ちていた手帳              

  急な階段を上りきれば5号鉄塔です。時刻が11時半なので鉄塔の土台に腰掛けて昼飯を食べる。
さて、この先をどうしよう? 手帳を見つけたらまた山本橋に戻り予定通り中尾根に入るか。それともこのまま三ツ峰に戻り、
まだ歩いた事のない山本東橋に下ってみるか。
法多山にも行けるが今日は車で来ているの駐車場所へ戻らなければならない。今更遠くなる法多山には行く気はしない。
結論は出ないが手帳があった場所で判断しよう。

  アッ! あれは手帳だ。枯葉色の中で白い手帳は目立っていて遠くからでも見えていた。
場所は法多山の分岐で、ここで距離や時間を書いた後、ポケットに仕舞い損ねたのだろう。今まではボールペンは
落としたことはあるが手帳を落とすなんて初めての事だ。徐々に注意力も落ちているのだろう。
さて行先は、と思ったが、ここなら山本橋に戻っても知れている。予定通り中尾根を縦走しよう。

 
               法多山別院                               腹摺峠分岐

  山本橋に戻った所で6号鉄塔の急な上りを歩くのが嫌になってしまった。で、結局県道を歩く事にした。
奥の院より立派な法多山の別院です。前景の岩は・・・・・・庭石の置き場でした。

  今はソーラパネルが置いてあり分かりやすくなった腹摺峠の入口です。
昔の旅人は腹摺峠からここに下って、更に山本橋まで下り海岸の横須賀へ行っていたようです。
この入口から県道を更に進むと、三ツ峰の下の分岐に書いてある “山本東橋” があります。
ウーン一寸待った! 三ツ峰は腹摺峠より西にあるのに下った先が腹摺峠からの道より東の山本東橋になる? そんな馬鹿なぁ!
きっと三ツ峰下の分岐を下る途中で腹摺峠からの道に合流するのだろう。矢張り一度は歩いてみないと。

 
              トンネル道と合流                           ツバキ

  県道の右側には中尾根に登る道がある筈なので注意しながら歩いたが見つける事ができなかった。
若しこの道を見つける事ができれば今と違う周回ルートもできるのだが。
そんな事を考えながら歩いていたので思ったより早く小笠山トンネルからの道と合流した。
左(北)がトンネルを越して掛川へ、右(南)は横須賀に通じています。

               
                 中尾根から小笠神社入口                    中尾根入口

  途中何ヶ所か小笠神社への入口があったが無視をして登りの県道を中尾根へと進む。
山本橋付近では中尾根と三ツ峰からの尾根の距離は近く感じるが、疲れが出始めたのか県道は中々中尾根に着かない。
それでもトンネル道と合流してから25分ほどで中尾根入口のハイキングコースと合流した。
県道はその先から下りになっていたので上まで登ってみると、先の稜線に無線アンテナが見えていた。
ヨシ!それなら無線アンテナの所から稜線に出て小笠山に向かおう。

 
                小笠神社入口                              稜線合流

  無線アンテナを目指して下って行くと 「小笠神社 0.7k」 の標識があった。
これ以上下ると戻る時の登りが長くなってしまうので、アンテナは簡単に諦めて標識の所から山道に入る。
一見山城の堀切のように見える沢状の道を5分も登ると稜線に出て、そこの右を指す標識には 「無線中継所0.7k」 とあった。
他にも正面下りの道には 「登山者の皆様へ この道はとても危険ですので通行しないでください」 となっている。
多分以前歩いてビビってしまった小笠池の上の道に出るのだろう。

    
            四辻が見えた                           四辻の鳥居

  前方に四辻の鳥居が見えてきた。県道を大分下ったと思ったが、左程の上りも無く到着できた。
この四辻は以前は高札場のようになっていたが、今はそれも倒れたままで見る影もない。この付近にある標識は旧大東町で
建てた物が多く、合併した掛川市は余り力を入れてないようだ。生涯学習都市を宣言した掛川市らしくないな。

 
                 堀切?                                小笠山山頂

  四辻付近は広くて小笠砦があった頃は馬出だったようだ。堀切や土塁、馬出など立札があるだけでももっと興味が湧くのに
惜しい気がする。
その縄張には小笠山山頂の所に 「不二見峰」 とある。確かにここからは富士山が見えるが 「小笠山」「不二見峰」
どっちが良いかな?

 
               六枚屏風分岐                             駐車場所への分岐

  山頂を少し下ると朝登ってきた六枚屏風分岐に出た。ここから駐車場所への分岐までの約5分は朝と同じ道を歩く事になる。

 
                アセビ                              六枚屏風入口

  六枚屏風を上から覗く場所の踏み跡に枯木を積んである。以前ここを入って覗きに行ったときズルッと滑った事がある。
その日は一日中その怖さを忘れる事ができず、なんでもない所でも怖かった思い出がある。
今は “君子危うきに近寄らず” で行く気にはなりません。
六枚屏風入口に到着。前回は時間が無くて六枚屏風までは行かなかったが、今日は時間が十分あるので見てきます。

  入口か屏風までの道も標識が立ってからロープや小橋が掛かり歩き易くなっています。

 
                入口から                                  中から

 
                 農道が見えた                            農道の先に車が見える

  六枚屏風から下りの道は楽でいい。前回は登山口入口まで行かず途中で強引に農道に下ったが今日はどうしよう?
今日は車を農道の終点に置いてあるので途中を下った方が近いのだが、余り楽をしてもナ~ と登山口に向かった。
それが失敗だった。山道が農道に下る最後の所が赤土で濡れていて滑ること滑る事。
幸い転びはしなかったものの、手も靴も赤土でベッタリ汚れてしまった。
アーァ! 今日の山行は散々な目にあってしまった。道を忘れてしまったり、手帳を落としたりと情けないったらない。
おまけに最後には赤土をベッタリつけてしまった。
でも今日は停めた車が農道に先に見えているので掛川駅まで歩かなくてもいい。
こんな事がとっても幸せなんだと知ったのは粟ヶ岳でしたが、何だか癖になりそうです。

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