アーダ、コーダ、イーダ!

浮かんでは消えていく想い。消える前に名前をつければ、何かにつながるかもしれない。何処かにいけるかもしれない。

教師百景(2)

2006年05月26日 21時18分21秒 | Weblog
 16歳から18歳の高校生を相手にしていると、目の前の人間が歳を取らないので、教師も自分の歳を忘れるのかもしれない。
 中学を卒業して、30年ぶりの同窓会。会場に入って、「すみません、間違えました」と出た。外で会場案内を確かめると、間違いはない。それでまた恐る恐るドアを開け、半身で覗き込む。おじさん、おばさんばかりだ。すると向こうから「○○ちゃん!」と声がして頭髪の薄くなった小太りのおじさんが走りよってきた。もしかして・・・?そうだ! 
 そうなのか、オレはあのおじさん、おばさんと同じなのか。かつて憧れた可憐なセーラー服の君も今では立方体に近くなっている。オレもまた、かつての面影もなく・・・、待てよ、何故あいつはオレを見て迷うことなく名前を呼んだんだ。

 ぼく自身のことも書いておかないと・・・。んじゃ!
 

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