アーダ、コーダ、イーダ!

浮かんでは消えていく想い。消える前に名前をつければ、何かにつながるかもしれない。何処かにいけるかもしれない。

顔なし

2011年04月21日 22時34分27秒 | Weblog
 ある学校の生徒会は毎年年末助け合いの募金をしている。そういう学校はけっこう多いのだが、あまり知られていないように思う。で、その学校が今度の震災の募金を行ったら、年末募金の10倍の金額が集まったという。無視できないという人々の意識をヒシと感じる。

 首相が被災地の避難所を訪れ、避難している人たちに握手している映像が流れた。その首相の顔を見て、宮崎アニメのキャラクターの「顔なし」がフト浮かんだ。今まで、テレビを通して被災した人たちの多くの顔を見てきたが、そういう人たちの顔にくらべ、ノッペラボーに見えて仕方なかった。

 被災した人たちの顔は人間の顔をしている。悲しみや悲嘆もあれば、これからへの強い志もある。どの顔も生きているからこその、語りかけるものがある。そういう人たちの中にいる首相にはそういう感触が全くない。かわいそうになってくる。でも、そんな感傷を挟み込めるような状況ではない。無能なくせに謙虚さもない。まさに、首相としての顔ナシ。

 宮崎アニメファンの皆さんに、こういう使い方をしたことをお詫びします。

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