アーダ、コーダ、イーダ!

浮かんでは消えていく想い。消える前に名前をつければ、何かにつながるかもしれない。何処かにいけるかもしれない。

少年犯罪の増加傾向について

2006年09月04日 22時17分37秒 | Weblog
 少年犯罪が起きると、全校生徒を集めて校長が「いのちの大切さ」を話す。それはそれでやるべきだと思うが、効果はない。校長の呼びかけで何か効果があるか。まず、ない。校長には「話さなければいけない」言葉が優先しているからだ。「話したい」言葉がない。「校長であること」が先行するから、結局立場だけの言葉になる。

 ある高校で煙が出た。ベランダでタバコを吸い、それを雨樋の中に放り込む。その溜まった吸殻に、捨てた一本のい火が点いたのだ。全校集会。「○○学校の生徒としての云々」と校長は並べ立てた。彼がまず言うことは「タバコの火はきちんと消しなさい」ではないのか。散会した生徒は何が何かわからないという表情と短い批判めいた文句。そりゃそうだ。

 校長になった人は演劇関係者から声の出し方から言葉遣い等の研修を受けた方がいい。余りにも貧弱で、情けないからだ。

 さて、少年犯罪の増加。この一因をコンピュータゲームだとする。そうだという意見があれば、国は調査すべきだよね。でも、しない。企業優先だからかもしれない。もちろん、ゲームだけではないだろうが、国が本気になっていないことだけは確か。この国の形がまずい方向に向かっている。憲法改正、教育基本法改正、とかじゃなく、国民の健やかな暮らしを何故前面に押し出さないんだろう。

 国民の暮らしが良くなれば、少年犯罪は減る。そう思いませんか?

学校のトイレ用サンダル

2006年09月04日 19時18分13秒 | Weblog
 職員用トイレには小が5つ、大が二つある。しかし、サンダルというかスリッパは3つ。以前はそれに履き替えてトイレを使用していた。しかし、3つは少なくないか。何故3つ(正式には3足)なんだ。どう考えても、利用したければどうぞというメッセージしか受け取れない。だから、利用したくないのでそのまま行きます方式を最近取っている。
 学校ってところは、考えることが多すぎる!

早寝、早起き、黒沢明

2006年09月04日 18時07分09秒 | Weblog
 8時に寝て、2時前に起きて、黒沢明の『赤ひげ』を観た。最近、黒沢の昔の映画を続けて観ている。白黒。

 黒沢は細部にまで徹底的にこだわり濃密で引き締まった画面をつくる。生活感の溢れる人間のドラマは最後までぐんぐん引っ張っていく。ワンシーン、ワンカットが長いのは役者にそれだけの力量があるからだ。その役者からどんどんいいものを引き出していく力量は最近の映画には観られない。
 最近の映画は技術が主役になっていてつまらない。中には続篇を匂わせる商業主義プンプンのゴミみたいな映画には腹が立つ。
 映画はいい。黒沢の昔の作品を観て、改めて、そう思う。