「成功したい人の夢実現ノート」 江口克彦・著、PHP研究所、2006年6月23日
p.12 成功するための条件を、あえて一つだけ挙げよと言われれば、「熱意である」と私は断言したいと思います。
p.26 しかしもう少し制限を緩めていただけるならば、「熱意」に加えて「誠実さ」と「素直な心」の三つを挙げたいと思います。
p.28 反省とは、失敗に対する反省ばかりを指すのではありません。自分へのねぎらいの時間を持てということです。その日一日の行動を振り返り、良かったこと悪かったことをゆったりとした心持ちで考えてみる時間という意味です。
p.32 うまくいっている会社の社長は、もし一見してそう賢そうに思われなくとも、どこかでその人は経営と人情の機微を掴んでいる。だから会社はうまくいく。
p.38 人間は誰でも成功するようになっている。
仕事であれ、経営であれ、あらゆるものは、もともと必ず成功するようになっている。
ただし、正しさを貫く、という一点を押さえているならばという条件付きです。
p.41 失敗は自分が原因。成功は、運と周囲のおかげ。これが成功する人の考え方です。
p.48 威張って知識を見せつけるよりも、心を開いて尋ねるほうが、実はずっと敬意を表される。しかも、自分が話しを聞きたいのだという姿勢を見せれば、人はどんどん情報を持ってきてくれる。――この智恵を知らぬ者が成功することは限りなく難しいことでしょう。
p.51 しかし、世間は神のごときものだと考えれば、「自分のしたことが正しければ、必ず大衆はこれを受け入れてくれるにちがいない」という気持ちになります。そこに絶大な安心感が生じてきます。
そのような大きな安心感の中で、絶えず大衆の神のごとき審判を受けつつ、力強く歩んでいく。大衆の審判に感謝しつつ、共に歩んでいく。その積み重ねで大きな成功が生じる。
p.62 不正は必ず発覚するものです。「ここまではグレーゾーンだ」という考え方を決して取ってはなりません。グレーゾーンに一歩踏み入れるということは、ブラックに足を踏み入れたと同じなのです。
p.66 自分は勉強してきたから成功したとか、努力したからこうなったのだと思うと、どこかに無理が生まれ、どうしても実力以上の野心が生まれてきます。そこに失敗の芽生えが始まってしまいます。
p.70 本質的に相手を評価しないまま、口でいかに上手に話しても、相手は無意識のうちにそのことを察知してしまうものです。だからいくら褒めても、いくら綺麗な言葉を使っても、決して感動しないし、従うこともないでしょう。むしろ褒める人に反発すら感じてしまうかもしれません。
p.75 再度謝るということは、叱られた内容を部下がいま一度自分でかみしめたということです。この作業のできる人間は、必ず大きく成長していくものです。
p.76 熱心で頭もよくて、これは成功しそうだという人が案外成功しないことがあります。そういう人たちによく共通して見られるのは、他人の意見を用いないということです。
それとは反対に、なんとかしてこれをやり遂げたいと思うがゆえに、多くの人にものを尋ね、力を貸してもらいたいという態度をとる人がいます。こういう人は、必ずと言っていいほど成功するものです。
p.78 多くの人にものを尋ね、知恵を集めるためには、自分に話してくれたことに感謝し、褒めることが大切です。
そのとき大切なことは、内容の良し悪しに対してではなく、自分に話をしてくれた、その誠意に感謝し、褒めるということです。
そうすれば、相手は自分が役に立った喜びを感じ、「また何かあればこの人に情報を持ってこよう、教えてあげよう」と思うでしょう。
p.84 暗い顔をした人間のところに人は集まらない。人が集まらないようでは、仕事がうまくいくはずもない。
p.89 見るからに優秀そうな経営者の会社が、内部がギクシャクして成果が上がっていないというケースは少なくありません。そのようなとき、経営者が「理」には優れていても「情」に欠けている、という場合が多いようです。
p.96 具体的目標については臨機応変に扱っていくということでいいでしょう。
しかし、そのとき、基本理念(=どのような考え方で)と理想(=最終目標)は決して変えてはなりません。それを変えたら、絶対に統率を取ることはできません。組織がバラバラになり、腐敗していまいます。
p.99 人間としての大きな使命感がなければ、いくら熱意を持って始めたことであっても、やがて勢いを失い、力強い活動を続けることはできないからです。
p.102 「目に見えない要因」とは、たとえばその会社の経営理念や哲学、方針、あるいは経営者の考え方とか姿勢です。と同時に、社員の人たちの心がまえ、やる気、雰囲気もとても重要でしょう。
p.105 人間は偉大な素晴らしい存在であると考えれば、「そうだ、この人の意見に尋ねてみよう、この人の話を聞いてみよう」ということになる。
あるいは、この人に仕事を任せてもしっかりとやってくれる、熱心に取り組んでくれる、という気持ちになる。
p.116 では、どうすれば素直な心になることができるでしょうか。
――自分の行ないがはたして素直であったかどうか、日々、よく反省をすることが大切だということです。自分で自分をもう一度ふり返ってみて、とらわれた心ではなかったか、素直な心で行動していたか、充分反省をする。
その繰り返しの中から、いつしか素直な心を会得している自分を見つけることができるでしょう。
p.12 成功するための条件を、あえて一つだけ挙げよと言われれば、「熱意である」と私は断言したいと思います。
p.26 しかしもう少し制限を緩めていただけるならば、「熱意」に加えて「誠実さ」と「素直な心」の三つを挙げたいと思います。
p.28 反省とは、失敗に対する反省ばかりを指すのではありません。自分へのねぎらいの時間を持てということです。その日一日の行動を振り返り、良かったこと悪かったことをゆったりとした心持ちで考えてみる時間という意味です。
p.32 うまくいっている会社の社長は、もし一見してそう賢そうに思われなくとも、どこかでその人は経営と人情の機微を掴んでいる。だから会社はうまくいく。
p.38 人間は誰でも成功するようになっている。
仕事であれ、経営であれ、あらゆるものは、もともと必ず成功するようになっている。
ただし、正しさを貫く、という一点を押さえているならばという条件付きです。
p.41 失敗は自分が原因。成功は、運と周囲のおかげ。これが成功する人の考え方です。
p.48 威張って知識を見せつけるよりも、心を開いて尋ねるほうが、実はずっと敬意を表される。しかも、自分が話しを聞きたいのだという姿勢を見せれば、人はどんどん情報を持ってきてくれる。――この智恵を知らぬ者が成功することは限りなく難しいことでしょう。
p.51 しかし、世間は神のごときものだと考えれば、「自分のしたことが正しければ、必ず大衆はこれを受け入れてくれるにちがいない」という気持ちになります。そこに絶大な安心感が生じてきます。
そのような大きな安心感の中で、絶えず大衆の神のごとき審判を受けつつ、力強く歩んでいく。大衆の審判に感謝しつつ、共に歩んでいく。その積み重ねで大きな成功が生じる。
p.62 不正は必ず発覚するものです。「ここまではグレーゾーンだ」という考え方を決して取ってはなりません。グレーゾーンに一歩踏み入れるということは、ブラックに足を踏み入れたと同じなのです。
p.66 自分は勉強してきたから成功したとか、努力したからこうなったのだと思うと、どこかに無理が生まれ、どうしても実力以上の野心が生まれてきます。そこに失敗の芽生えが始まってしまいます。
p.70 本質的に相手を評価しないまま、口でいかに上手に話しても、相手は無意識のうちにそのことを察知してしまうものです。だからいくら褒めても、いくら綺麗な言葉を使っても、決して感動しないし、従うこともないでしょう。むしろ褒める人に反発すら感じてしまうかもしれません。
p.75 再度謝るということは、叱られた内容を部下がいま一度自分でかみしめたということです。この作業のできる人間は、必ず大きく成長していくものです。
p.76 熱心で頭もよくて、これは成功しそうだという人が案外成功しないことがあります。そういう人たちによく共通して見られるのは、他人の意見を用いないということです。
それとは反対に、なんとかしてこれをやり遂げたいと思うがゆえに、多くの人にものを尋ね、力を貸してもらいたいという態度をとる人がいます。こういう人は、必ずと言っていいほど成功するものです。
p.78 多くの人にものを尋ね、知恵を集めるためには、自分に話してくれたことに感謝し、褒めることが大切です。
そのとき大切なことは、内容の良し悪しに対してではなく、自分に話をしてくれた、その誠意に感謝し、褒めるということです。
そうすれば、相手は自分が役に立った喜びを感じ、「また何かあればこの人に情報を持ってこよう、教えてあげよう」と思うでしょう。
p.84 暗い顔をした人間のところに人は集まらない。人が集まらないようでは、仕事がうまくいくはずもない。
p.89 見るからに優秀そうな経営者の会社が、内部がギクシャクして成果が上がっていないというケースは少なくありません。そのようなとき、経営者が「理」には優れていても「情」に欠けている、という場合が多いようです。
p.96 具体的目標については臨機応変に扱っていくということでいいでしょう。
しかし、そのとき、基本理念(=どのような考え方で)と理想(=最終目標)は決して変えてはなりません。それを変えたら、絶対に統率を取ることはできません。組織がバラバラになり、腐敗していまいます。
p.99 人間としての大きな使命感がなければ、いくら熱意を持って始めたことであっても、やがて勢いを失い、力強い活動を続けることはできないからです。
p.102 「目に見えない要因」とは、たとえばその会社の経営理念や哲学、方針、あるいは経営者の考え方とか姿勢です。と同時に、社員の人たちの心がまえ、やる気、雰囲気もとても重要でしょう。
p.105 人間は偉大な素晴らしい存在であると考えれば、「そうだ、この人の意見に尋ねてみよう、この人の話を聞いてみよう」ということになる。
あるいは、この人に仕事を任せてもしっかりとやってくれる、熱心に取り組んでくれる、という気持ちになる。
p.116 では、どうすれば素直な心になることができるでしょうか。
――自分の行ないがはたして素直であったかどうか、日々、よく反省をすることが大切だということです。自分で自分をもう一度ふり返ってみて、とらわれた心ではなかったか、素直な心で行動していたか、充分反省をする。
その繰り返しの中から、いつしか素直な心を会得している自分を見つけることができるでしょう。