何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

価格、品質、広告で勝負していたら、お金がいくらあっても足りませんよ

2011-08-26 22:52:49 | Book Reviews
「価格、品質、広告で勝負していたら、お金がいくらあっても足りませんよ」 川上徹也・著、クロスメディア・パブリッシング、2009年6月11日

p.24 長く売れ続けている人間は、自分の強み(=X)を、必ずと言っていいほど軌道修正して時代の流れ(=Y)に合わせ続けている。だから、XとYの位置はいつも近い。なので、出会い頭の事故(大ブーム)になるようなことはない。せいぜい接触事故。でも売れ続けることができる。

p.45 ストーリーの黄金律
 1 何かが欠落しているまたは欠落させられた主人公が、
 2 何としてもやり遂げようとする遠く険しい目標やゴールに向かって
 3 数多くの葛藤、障害、敵対するものを乗り越えていく

 この2要素が含まれていると、人はそのストーリーに心を動かされてしまうことが多いのです。いわば、人類共通の感動のツボ。

p.48 注意してほしいのは、ビジネスにおけるストーリーはフィクションであってはならない、という点です。

p.55-7 ストーリーの「3本の矢の法則」
 「志のストーリー」「ブランド化のストーリー」「エピソードのストーリー」

p.58 「エピソードのストーリー」は、アイデアレベルで考えつきますし、とりあえずの効果という点でも一番期待できます。しかし、単体では効果は徐々に薄れてくるでしょうし、もったいないと言えます。ぜひ、「志のストーリー」と「ブランド化のストーリー」と連動させるようにしてください。

p.100 そんな中で、学んだのは、目先の利益を考えず、相手のことを考えて仕事をしていると、まわりまわっているかは自分に利益がまわってくるということ。「どうやったら儲かるのですか?」という質問には「儲けようと思わないことが儲かること」と答えているそうです。

p.100 「商品を納品してお金をもらって終わりだとそれで終わってしまう。100頼まれたら105にして返すことをモットーにしていると、まわりの人がどんどん紹介していってくれる」

p.130-1 「強み」×「社会的意義」=「自分の欲望やエゴ」+「何か社会に役立つ」
 ここまで探し出したならば、「自分の欲望やエゴ」を取り除いてみましょう。自分の心の中だけにしまっておくのです。するとこんな式になると思います。
 「強み」×「社会的意義」=「何か社会に役立つ」
 これを文章化したものが、世間に表明する、あなたの「志(ミッション)」です。

p.150 小さな会社やお店がオンリーワンになる第一歩は、何かに「絞り込む」ことです。違う言葉で言えば、何かの専門家、スペシャリストになることです。

p.157 見せ方や魅せ方を変えるのも、オンリーワンになるための有効な手段です。商品自体は変わっていなくても、見せ方や魅せ方を変えるだけで、まったく違うものになることは多いからです。

p.163 オンリーワンになるアプローチの3番目は、ちょっと荒っぽいですが、とりあえず宣言してしまうということです。宣言してしまうことで、それが事実として一人歩きしていくことがあります。

p.169 「○○ならば××」というわかりやすいタグがあると、人に紹介してもらえる確率が上がるでしょう。

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