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自主検査をやめてしまったワケは

2011-05-02 22:02:50 | よくわからないこと
生肉検査2年間行わず=新たに1店舗で発症―焼き肉チェーン食中毒
時事通信 5月2日(月)18時46分配信

 富山、福井両県の焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の店舗で、食事をした男児計2人が腸管出血性大腸菌O(オー)111に感染し死亡した集団食中毒で、経営するフーズ・フォーラス(金沢市)は2日会見し、卸業者から納品されたユッケ用生肉の衛生検査を約2年間行っていなかったと発表した。
 また、同社や富山県によると、富山山室店(富山市)で食事をした客1人も溶血性尿毒症症候群(HUS)で入院しているという。同社との関連が疑われる食中毒は、同日までに確認できただけで、死者2人を含め4店舗で49人となった。原因とみられる生肉は、ほぼ同じ日に卸業者から納品されていた。
 同社は2009年5月、東京都板橋区の食肉卸業者から「ユッケ用のサンプルができました」というメールとともに、肉のサンプルと衛生検査の結果を受け取ったという。フーズ社は生で食べるという認識はあったとしている。
 ただ同社は同7月の取引開始直後に自主検査をしただけで、それ以降は検査せず、食肉卸業者も行っていないという。
 同社の勘坂康弘社長は「以前は定期的に自主検査をしていたが、一度も菌が検出されなかったため怠ってしまった」と話した。
 卸業者は取材に対し「担当者が不在のため分からない」としている。

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 取り引き開始直後に自主検査をしていただけで、それ以降は検査をしない、ってあり得る話か。どうすると、そのような考えに至るのだろうか。またわれわれはそれを理解できるのだろうか。
 
 “自主”検査だから、必ずしも義務ではない、しなくても問われない、だから検査を止めることは何ら問題がない、肉の品質に問題があったのは、納品した卸側に問題があり、「えびす」も見方によっては“被害者”の一面もある、とでもいうのだろうか。

 品質を維持するには、過去の検査で異常が見つからなかったということは、現在を何ら保証するものではないことは明らかだ。
 この事件、まだ続きがありそうだ。



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