「会社のために働くな!」 東原俊郎・著、ダイヤモンド社、2009年7月16日
p.2 会社を元気にさせる秘訣はきっと、一人ひとりの社員の中にあるのではないか。そして、その社員を大切にし、働き甲斐を持てるように環境を整備することにあるのではないか。
p.2-3 これだけ社員を大切にしているのだから、そのぶん会社のために一生懸命働いてほしい、という考えはない。むしろ、自分のために働いてほしいと願っている。会社のことなんか考えずに自分勝手に生きろ、という意味ではないのは言うまでもないが、人にはそれぞれ生き甲斐というか、人生の目標がある。その生き甲斐なり目標なりを、仕事を通して実現できたら最高に素晴らしいし、それが巡りめぐって会社のパワーアップに結びつくはずだから、経営者にとってプラスにこそなれ、マイナスになることは決してない。
p.52 その仲間たちに経営者として何をやってやらなければいけないのか。それは何よりも生き甲斐を提供すること、これが経営者の最大の務めであると思う。だから私は、ノルマを課したり利用したりしようなどとは、全然考えていない。ましてや、残業代をぼったくって自分の懐に入れようなんて思ったこともない。
p.57 その誇りはどこから生まれるのか。思うに、人に役立っているという実感、人に喜ばれているという実感、そこから誇りが生まれてくるはずだ。
p.64 人財をつくるのはそんなに難しくはない。会社のためでなく、自分のために働き、自分のために生きるように仕向ける。ただそれだけのことである。
p.73 裏切るより裏切られよ、だますよりだまされよ。
p.98 自分だけ栄えればいい、取れるだけ取ってやろうなんて考えていたら、活性化するどころかますます沈んでしまう。それはちょうど、貧乏人が貧乏人から奪っている図式であって、・・・・・
p.190 (予算が)なければないなりに、何か別の方策を考えたらよさそうなものだが、それもしない。役人にとっての予算とは「使うもの」だから、「予算なければ=できない」「予算がなければ=しなくていい」という方程式ができ上がるのだろうか。
p.212 私には私の考えがあり、若い連中には若い連中の考えがある。だから私は、自分の考えを若い連中に押しつけようとか、受け継がせようとか、そういうことはほとんど考えたことがない。しかし、相思相愛だけは忘れないようにしたいと思っている。なぜなら、相思相愛でなければものごとが発展していかないからだ。これは私の思想ではなく、いわば原理原則のようなものである。
p.224 社長や上司からの命令に従ってやった失敗は、実になったりバネになったりすることはあまりないと思うが、自分で判断した結果の失敗は必ず実になる。
p.231 株式を公開すればキャピタルゲイン狙いの、有象無象の人間が株主が入ってくる。そういう株主の目に、社会貢献に力を入れているわれわれ経営陣がどう映るか。「そんなことに使う金があったら配当に回せ」と言ってくることは十分に考えられる。また、業績が下がれば経営陣の退陣を要求してくることもあるだろう。そうなったら、これまで太陽グループがやってきたことはどうなるのか。
p.236 最後に地域の活性化について一言。地元の企業が目先の利益、自社の利益ばかり追っていたら、活性化は難しいだろう。反対に、地域全体を考える企業が増えれば活性化も早く進むだろうし、そのほうが賢いやり方だと思う。
p.2 会社を元気にさせる秘訣はきっと、一人ひとりの社員の中にあるのではないか。そして、その社員を大切にし、働き甲斐を持てるように環境を整備することにあるのではないか。
p.2-3 これだけ社員を大切にしているのだから、そのぶん会社のために一生懸命働いてほしい、という考えはない。むしろ、自分のために働いてほしいと願っている。会社のことなんか考えずに自分勝手に生きろ、という意味ではないのは言うまでもないが、人にはそれぞれ生き甲斐というか、人生の目標がある。その生き甲斐なり目標なりを、仕事を通して実現できたら最高に素晴らしいし、それが巡りめぐって会社のパワーアップに結びつくはずだから、経営者にとってプラスにこそなれ、マイナスになることは決してない。
p.52 その仲間たちに経営者として何をやってやらなければいけないのか。それは何よりも生き甲斐を提供すること、これが経営者の最大の務めであると思う。だから私は、ノルマを課したり利用したりしようなどとは、全然考えていない。ましてや、残業代をぼったくって自分の懐に入れようなんて思ったこともない。
p.57 その誇りはどこから生まれるのか。思うに、人に役立っているという実感、人に喜ばれているという実感、そこから誇りが生まれてくるはずだ。
p.64 人財をつくるのはそんなに難しくはない。会社のためでなく、自分のために働き、自分のために生きるように仕向ける。ただそれだけのことである。
p.73 裏切るより裏切られよ、だますよりだまされよ。
p.98 自分だけ栄えればいい、取れるだけ取ってやろうなんて考えていたら、活性化するどころかますます沈んでしまう。それはちょうど、貧乏人が貧乏人から奪っている図式であって、・・・・・
p.190 (予算が)なければないなりに、何か別の方策を考えたらよさそうなものだが、それもしない。役人にとっての予算とは「使うもの」だから、「予算なければ=できない」「予算がなければ=しなくていい」という方程式ができ上がるのだろうか。
p.212 私には私の考えがあり、若い連中には若い連中の考えがある。だから私は、自分の考えを若い連中に押しつけようとか、受け継がせようとか、そういうことはほとんど考えたことがない。しかし、相思相愛だけは忘れないようにしたいと思っている。なぜなら、相思相愛でなければものごとが発展していかないからだ。これは私の思想ではなく、いわば原理原則のようなものである。
p.224 社長や上司からの命令に従ってやった失敗は、実になったりバネになったりすることはあまりないと思うが、自分で判断した結果の失敗は必ず実になる。
p.231 株式を公開すればキャピタルゲイン狙いの、有象無象の人間が株主が入ってくる。そういう株主の目に、社会貢献に力を入れているわれわれ経営陣がどう映るか。「そんなことに使う金があったら配当に回せ」と言ってくることは十分に考えられる。また、業績が下がれば経営陣の退陣を要求してくることもあるだろう。そうなったら、これまで太陽グループがやってきたことはどうなるのか。
p.236 最後に地域の活性化について一言。地元の企業が目先の利益、自社の利益ばかり追っていたら、活性化は難しいだろう。反対に、地域全体を考える企業が増えれば活性化も早く進むだろうし、そのほうが賢いやり方だと思う。
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