何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

薬局での待ち時間

2008-04-18 23:14:05 | くすり雑感
 今晩は全国的に雨模様、駅からバスに乗る。雨の日はいつも混雑する。ましてや最終便となるとさらに・・・・・。

 小型のバスとはいえ、乗用車より車幅も長さも大きい。
 今晩は、いつになくスピードが遅い。とくにカーヴで慎重だ。立っている乗客が多いこともあろう。4月なのに肌寒い一日、お腹もすいて、早く家に着きたい人も多いだろうが、ゆっくりなのだ。雨で視界も悪いから、ここで事故でもあろうものなら、余計に乗客を巻き込み、迷惑をかけることになる。早く目的地に着くためには、スピードを上げることではなく、安全に走ることなのだ。

 そうか!

 調剤事故を減らせ、と言いつつ、待ち時間が長いと利用者に迷惑をかけるから、調剤事故に注意しつつも、急いで調剤をしろ、という意見がある。二律背反を承知で、待ち時間の緩和を優先しろ、というのだ。かといって、多少の調剤事故を黙認すると言っているわけではない。

 待ち時間が長くなって苦情が来れば早くしろといい、調剤事故が起きればいいかげんでいいなどと言っていないと、結果次第で現場に責任を預ける“身勝手で虫の良い”忠告だ。
 遅いという悪評でもたって、利用者が他の薬局に移ってしまわないかを心配しているにすぎないのが透けて見える。

 待ち時間が長くなっても、苦情が来てもそれは無視してゆっくりやれと言うものではない。混雑すれば待ち時間が長くなるのは薬局ばかりではない。然るべきこと(とくに鑑査)をしない(あるいは簡単に済ませた)まま薬剤交付をして、調剤事故が発生しようものなら元も子もない。

 ある患者でトラブルを起こそうものなら、他の患者にも迷惑の影響を及ぼすことになる。混雑することは、調剤事故が起きやすい状況になっていることに他ならない。
 であれば、混雑したときは急ぐのではなくて余計に慎重になって調剤をテキパキと進めることが重要だ。マイペースで非混雑時と変わらずに、というのではない。

 混雑している状況であれば、急がされてもいつもより時間のかかることについて理解を求め、調剤の手順を適切に進めるべきだ。単に急ぐことを優先してはならない。

 結局バスは通常なら15分ほどかかるところを、18分ほどかかって着いた。トラブルを起こさず、巻き込まれず、確実に着くことが“一番早い”のだ 

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