何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

知的生産のためのすごい!仕事術

2008-10-13 17:14:40 | Book Reviews
「知的生産のためのすごい!仕事術」 晴山陽一・著、青春出版社、2008年6月15日

p.33 「変えるにはリスクが伴う。だが、変えなければもっと大きなリスクが伴う」とは、元宇宙飛行士ジョン・ヤングの言葉である。
 リスクを冒さないことによるリスクとは、たとえば、既知の世界に安住してアイディアの湧き出る生活に背を向けることである。既知の世界から足を踏み出すのは勇気がいる。プロは不安をエネルギーに変えられる人だと言ってもいいだろう。

p.40 「ユーザーの要求」よりも「作り手の側の事情」を優先している商品はユーザーから遠い所にあり、ユーザーのほうがそこまで歩み寄る必要がある。
 しかし、「作り手の事情」よりも「ユーザーの要求」を重視しているメーカーの商品は、商品のほうがユーザーに歩み寄ってくれる。だから、ユーザーはちょっと手を伸ばすだけでその商品を手に入れることができるのである。

p.137 私は「ベストを尽くせ!」という言葉が嫌いである。それが自分の「ベスト」だと思った時に、すでにその人は終わっている。
 だから、私は常に「ベターを尽くせ!」と自分に言い聞かせている。「もっとよくなるはずだ、もっと読みやすくなるはずだ」と思って原稿を読み直してみると、必ず改善点が見つかるものだ。

p.177-8 エジソンは、電球を発明するまでに、いろいろな素材を試して、実に一万回も失敗を繰り返したという。ある時、インタビュアーから「一万回も失敗したそうですが、苦労されましたね」と問われて、「失敗ではありません。うまくいかない方法を一万通り発見しただけですよ」と。
 (またアインシュタインにおいては)ある実験に失敗した博士に、弟子が声をかけた。「実験は失敗でしたね」。するとアインシュタインは「この方法ではうまくいかないことがわかったのだから、この実験は成功だよ!」

p.196-8 「すべての“かもしれない”は“でないかもしれない”を含んでいる」
 「ダメかもしれない」と気分が暗くなりかけたら、すかさず、「ダメじゃないかもしれないぞ!」と切り返すことができる。
 いちばん大事なのはヴィジョンである。自ら失敗のほうに賭けてどうするのだ。

p.199-200 今までは人に使われる身。『ここまでやる必要はないだろう』という所で、知らないうちに自分に歯止めをかけていたんです。しかし、独立してみると、その歯止めがないんですね。自分のお客さんのため、とことんやってしまう。すると、それがまた、めぐりめぐっていい形になって自分に返ってくるんです。

p.200 迷ってやめたら、何も残らない。やれば必ず結果が残る。

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