『逆境を生き抜く 「打たれ強さ」の秘密』 岡本正善・著、青春出版社P-798、2000年4月10日
p.6 くれぐれも「こんなことじゃダメだ、いつまでたっても変われない」と自分を否定しないこと。「良くも悪くも今の自分を肯定する」・・・・・これが大切な基本なのです。
p.16 実際のところ、人間に「弱い、強い」の区別はありません。弱い人間がいるとしたら、それは自分を「弱いんだ」と決めつけているから。
p.43 日本のスポーツは、練習のときから「ミスをしないように」という方向ばかりやる傾向があります。成功率を高めることばかりに目がいってしまうのです。だから本番で予想外のミスをしてしまったときに、どうにも対処できない。すぐれた選手は練習中に「こうやるとうまくいかないな」「この動きをするとまずいな」とあれこれミスを体験し、「こういうミスをしたときはどうするか」という対策パターンをいくつもつくっているのです。それは頭で考えた理屈ではなく、自分の体で覚えたことなので、強いのです。 #RM
ミスや失敗を重ねておくほど、自分なりの対処法もたくさんできてくる。生き方も同じこと。「こうやったらうまくいかなかった」という体験をたくさん持っている人ほど、成功への知恵が豊富に蓄えられていることになるのです。「失敗」を隠したり忘れようとすると、貴重な知恵を眠らせておくことになる。自分の持っているせっかくの体験なのだから、次のチャレンジのために生かせばいいのです。
p.73-4 だから悪い予感に襲われたら、それを否定しないことです。悪い予感がよぎったときこそ、悪いリズムにはまりかけた状態を変えるためのチャンスなのだから。「気にするな」ではなく「教えてくれてありがとう」と心でつぶやくといい。何を教えてくれているのかといえば、目標のためにどうすればいいかもう一度考えろということです。
p.79 もうひとつ、低調なときに言ってはいけないこと。それは「絶対」「必ず」という言葉。「今度こそは絶対○○しなければ」「必ず取り返さないと」・・・・・これは心の負担を増やすだけです。ミスは許されないという過酷な宣言をしていることになるから。そして、今までいまくいかなかった自分を断罪することにもつながります。
p.110 たいていの人は、間違った目標のために力を発揮できずにいます。その例は・・・・・。
・会社から押しつけられた目標で、自分で納得していないからやる気がしない。
・人からどう評価されるかを基準にした目標で、自分のリズムで生きていないため、不安でむなしい。
・目標達成だけが重圧としてのしかかり、走るのに疲れて燃えつき寸前。
・自分の力を過小評価しているため目標が低すぎて、潜在能力が動かない。
・目標というより「こうなれたらいいなあ」とぼんやり期待し白昼夢にひたっている。
・毎日をこなすだけで精一杯で、先のことが何も考えられない。
p.110-1 潜在能力が動き出すような将来の目標の立て方は、二つの条件をクリアするだけ。一つは、その目標を考えたとき心から楽しくなること。次に、目標実現のために今何をすればよいかが具体的に考えられること。
p.162 体の疲れを癒すには物理的に休息をとることですが、心のほうは休んだから元気になるというわけにはいきません。心は「休ませる」ことではなく「生き生き働かせる」ことで、元気を取り戻すのです。
p.177 失敗しないでうまくいくところを見せるというのも大切なことだが、予測がはずれたりミスをしてしまったときの対処法を見せるのも、後輩のためには大事な教育のはず。
p.229 目標というのは、言ってみればエネルギーにすぎません。何のためのエネルギーかというと、潜在意識を常に活性化させるため、つまりは生き生きと自分らしく力を発揮して人生を送るためです。
目標達成のためには自分だけでなく周囲の力も借りることが必要で、そのタイミングがうまくいかないこともあります。それで目標が予定通り実現しなかったからといって、「人生に失敗した」ことにはなりません。次のチャンスを待ったり、次の目標にチャレンジすればよいのです。
p.235 誰かに勝つことが目的なのではない。その業界なり分野なりをあなたがリードして引き上げていくことができる、よりよいものをつくりあげていくことができるのです。周囲の状況をプラスの刺激として吸収し、プレッシャーをエネルギーにし、それを自分のリズムに生かしていく。これが打たれ強いということ。
p.6 くれぐれも「こんなことじゃダメだ、いつまでたっても変われない」と自分を否定しないこと。「良くも悪くも今の自分を肯定する」・・・・・これが大切な基本なのです。
p.16 実際のところ、人間に「弱い、強い」の区別はありません。弱い人間がいるとしたら、それは自分を「弱いんだ」と決めつけているから。
p.43 日本のスポーツは、練習のときから「ミスをしないように」という方向ばかりやる傾向があります。成功率を高めることばかりに目がいってしまうのです。だから本番で予想外のミスをしてしまったときに、どうにも対処できない。すぐれた選手は練習中に「こうやるとうまくいかないな」「この動きをするとまずいな」とあれこれミスを体験し、「こういうミスをしたときはどうするか」という対策パターンをいくつもつくっているのです。それは頭で考えた理屈ではなく、自分の体で覚えたことなので、強いのです。 #RM
ミスや失敗を重ねておくほど、自分なりの対処法もたくさんできてくる。生き方も同じこと。「こうやったらうまくいかなかった」という体験をたくさん持っている人ほど、成功への知恵が豊富に蓄えられていることになるのです。「失敗」を隠したり忘れようとすると、貴重な知恵を眠らせておくことになる。自分の持っているせっかくの体験なのだから、次のチャレンジのために生かせばいいのです。
p.73-4 だから悪い予感に襲われたら、それを否定しないことです。悪い予感がよぎったときこそ、悪いリズムにはまりかけた状態を変えるためのチャンスなのだから。「気にするな」ではなく「教えてくれてありがとう」と心でつぶやくといい。何を教えてくれているのかといえば、目標のためにどうすればいいかもう一度考えろということです。
p.79 もうひとつ、低調なときに言ってはいけないこと。それは「絶対」「必ず」という言葉。「今度こそは絶対○○しなければ」「必ず取り返さないと」・・・・・これは心の負担を増やすだけです。ミスは許されないという過酷な宣言をしていることになるから。そして、今までいまくいかなかった自分を断罪することにもつながります。
p.110 たいていの人は、間違った目標のために力を発揮できずにいます。その例は・・・・・。
・会社から押しつけられた目標で、自分で納得していないからやる気がしない。
・人からどう評価されるかを基準にした目標で、自分のリズムで生きていないため、不安でむなしい。
・目標達成だけが重圧としてのしかかり、走るのに疲れて燃えつき寸前。
・自分の力を過小評価しているため目標が低すぎて、潜在能力が動かない。
・目標というより「こうなれたらいいなあ」とぼんやり期待し白昼夢にひたっている。
・毎日をこなすだけで精一杯で、先のことが何も考えられない。
p.110-1 潜在能力が動き出すような将来の目標の立て方は、二つの条件をクリアするだけ。一つは、その目標を考えたとき心から楽しくなること。次に、目標実現のために今何をすればよいかが具体的に考えられること。
p.162 体の疲れを癒すには物理的に休息をとることですが、心のほうは休んだから元気になるというわけにはいきません。心は「休ませる」ことではなく「生き生き働かせる」ことで、元気を取り戻すのです。
p.177 失敗しないでうまくいくところを見せるというのも大切なことだが、予測がはずれたりミスをしてしまったときの対処法を見せるのも、後輩のためには大事な教育のはず。
p.229 目標というのは、言ってみればエネルギーにすぎません。何のためのエネルギーかというと、潜在意識を常に活性化させるため、つまりは生き生きと自分らしく力を発揮して人生を送るためです。
目標達成のためには自分だけでなく周囲の力も借りることが必要で、そのタイミングがうまくいかないこともあります。それで目標が予定通り実現しなかったからといって、「人生に失敗した」ことにはなりません。次のチャンスを待ったり、次の目標にチャレンジすればよいのです。
p.235 誰かに勝つことが目的なのではない。その業界なり分野なりをあなたがリードして引き上げていくことができる、よりよいものをつくりあげていくことができるのです。周囲の状況をプラスの刺激として吸収し、プレッシャーをエネルギーにし、それを自分のリズムに生かしていく。これが打たれ強いということ。
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