何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

会社が生まれ変わるということ

2006-04-11 13:43:14 | JR西に学べ
JR西の安全対策、運転士の6割余「成果ない」 (読売新聞) - goo ニュース

 福知山線の大事故からじき1年が経過しようとするこの時期に、事故にどれだけ学んだかを社内で評価した結果が、さしずめこのアンケートか。全く変化がないわけじゃないが、ほとんど変わっていないといっても過言ではない、といった評価だと思った。

 安全かどうかは、納得のいく体制かどうかは、本来なら利用者が実感できるレベルで目に見える状態が好ましいのだろうが、内部ですらこの様子とはどういうことだろうか。顧客には取り繕ったように、うわべだけの見せ掛けということもあるから、内部評価もけっして無視はできない。とくに安全性にかかわる部分においては。何もトラブルがなくて当たり前の部分を評価するということは、万一の事態への事前対応がどれだけとれているかを問うものだから、よほどその意識が徹底、浸透していないと小手先で終わってしまいかねない。結果として、気が緩んできた頃に、再発を招きやすい。

 社長も変わった。社内体制も変わったはず。でもこの評価。重要なポストにいる人が相変わらずなのか。一般の社員が変わって欲しい、変わるべきだ、と考える要点が変わっていないのか。表向きとは別に、水面下では依然、利益重視の意見が幅を利かせているのか。裏マニュアルなんて、よくある話だ。これまでより締め付けを厳しくすればいいのではなく、これまで「よし」とされていた価値観が重視されなくなって、別の価値観でものごとを見るような風土、体質になってきたとき、改善が前進したという評価になるのだろう。

 ISO9001的には、業務(プロセス)のチェック及び評価をどこで行うのか、明確にして、実際の評価を行うといったことが求められているように思った  8.2.3について、改善の機会  

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