何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

医薬品・医療機器等安全性情報

2005-10-20 13:25:53 | 薬害は人災だ
 ・・・って、少し専門家向けの話になるが・・・

 しばらく前から、ある医薬品について、それまで未報告の副作用(相互作用も含む)を、症例を1~2例紹介するだけで済ませている。
 昔はそうじゃなかった。多少の解説を伴って、注意喚起されていた。だから、わかるやすかったし、その情報への“とっつき”も良かった。
 症例だけ提示されるようになって、“言外に”何を、どのように理解しろ、というのだろう。

 それまでは薬との因果関係の明確ではなかった症状が、副作用として紹介されることにより、新たな注意が求められる。そこを注意せよ、という新たな行動か、行動の見直しが求められるわけだ。その後、その副作用の可能性が明らかになることで、症例報告も一歩前進する可能性もあるだろう。

 初めて注意喚起されてから、時間経過とともに症例も集まるだろう。それも、企業報告として、しばらくは先発メーカーだけだろうが、いずれ後発品も出されれば、情報は分散され、メーカーに聞いても詳細がわかりにくくなる。

 医薬品・医療機器等安全性情報が出されてから、何年か経ったころに、その後の症例を含めて、改めてその副作用の総括的情報を出してもらうことはできないか。その総括的情報の中で、副作用の見られている様子を明確にし(性差、年齢差、作用発現時期、投与量、併用薬など)、より事前回避に向けて現場が活用できるものとしてもらいたいと思う 

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