何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

9条改憲反対!、自民党に騙されるな!

2005-10-05 22:57:08 | 思いつくまま
9条は現行通り2項に 改憲草案で自民小委 (共同通信) - goo ニュース

 憲法9条が、世界に自慢できる、世界が羨む、世界に誇れる内容であることは、『憲法を変えて戦争に行こう という世の中にしないための18人の発言』(岩波ブックレットNo.657)で学んだ。

 この記事を見ていると、核心はぼやかして、どうも自民党の言いように、アメリカ寄りに憲法改正をするための、外堀を埋める作業のように見えてならない。自衛隊を軍隊として認め、派兵の道を開きたくて、ウズウズしているようだ。

 それを危惧している人は多いようで、<憲法世論調査>9条改正「反対」は62% という世論調査が出ている。

 少し長いが、引用しておく。
-----引用ここから
 毎日新聞は憲法問題について、全国世論調査(面接)を実施した。憲法改正に「賛成」と回答した人は58%で、「反対」の34%を上回った。戦争放棄や戦力の不保持を定めた9条については「変えるべきでない」が62%で、「変えるべきだ」の30%の2倍に達した。衆参両院の憲法調査会や自民、民主、公明各党による論議で国民に改憲への支持が広がる一方で、自民党が重視する9条改正についてはなお慎重な国民意識を示した。
 調査は9月2日から4日まで全国の4550人を対象に実施し、2418人から回答を得た。調査方法が異なるため単純に比較はできないが、昨年4月と今年4月の電話調査では、憲法を「改正すべきだ」が6割程度、「改正すべきでない」が3割で、ほぼ同じ傾向となっている。
 男女別では、男性は改憲派62%、護憲派33%であるのに対し、女性は改憲派54%、護憲派36%だった。世代別では30、40代で改憲派が各65%と最も多く、20~60代の各年代で5割を超えた。70代以上では賛成44%、反対40%と拮抗(きっこう)している。
 同時に、9条改正について聞いたところ「変えるべきでない」との答えが男性で57%、女性は67%に達した。「変えるべきだ」は、男性が38%、女性は23%にとどまった。世代別では、20代の70%が9条改正に反対したのをはじめ、30、50、70代以上の各世代で6割を超えた。改正賛成派は40代の36%が最高。
 9条改正賛成派にどの部分を変えるべきかを聞いたところ、戦力不保持と交戦権否認を規定した2項だけを「変えるべきだ」と答えた人が50%と最多。戦争放棄を定めた1項と2項の「両方とも」が35%と続き、1項だけを「変えるべきだ」は13%にとどまった。
 憲法96条の規定で、改憲には(1)衆参各院の総議員の3分の2以上の賛成による発議(2)国民投票で過半数の賛成――が必要。今回の衆院選で自民、公明両党は衆院の3分の2を超える327議席を獲得している。【松尾良】
(毎日新聞) - 10月5日3時7分更新
-----引用ここまで

 すぐには派兵しないだろう。しかし満を持するように、軍隊を持っていれば、いつかは使うことを考えて、機を見て“進軍”させる者が出るだろう。それを防ぐには、その断を下すことを防ぐのではなく、武力を持たないことなのだと思う。

Comments (2)
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添付文書という呼び方

2005-10-05 13:08:09 | くすり雑感
 昔は「能書」(のうがき、のうしょ)と呼ばれた時代もあったようだが、添付文書という言い方が一般的かと思う。

 テレビで、一般用医薬品の宣伝があると、必ず最後に「 使用上の注意をよく読んでお使いください 」というメッセージが入る。

 それを何気なく聞いて、日頃、医療の現場で働く我々は、添付文書中の「使用上の注意」の項 をよく読んで使え、ということだな・・・、と理解する。そうだよ、そこが一番大切なんだってば、その通りさ。何も疑わない。

 医家向けの、医療用医薬品の添付文書は、箱を開ければ入っているからいいが、一般用医薬品の添付文書は、箱を開封しなければ、我々は手にとって見ることができない。開封して、添付文書を見ることができても、その商品は販売できなくなるから、むやみに開封もできない。

 そこで、メーカーのホームページを見る。狙いは、一般用医薬品の添付文書のダウンロードだ。単に添付文書の内容を知ることができればいいのではなく、イラストなども含めて、現物と同じものが見たい のである。

 ところが、ホームページに辿りついてみると、「使用上の注意」がダウンロードできるようになっているメーカーがあり、「添付文書」とは書いてない(三共、ゼファーマ、武田薬品)。

 そう、これらのメーカーでは、一般用医薬品の添付文書を、「使用上の注意」と呼ぶ  のである。もちろん、添付文書と呼んでいるメーカーもある(アラクス、エーザイ)。説明書と称しているところもある(大正)。

 添付文書とは、「効能・効果」を除けば、すべて“使用上の注意”だ! という考えかたもあるので、呼称にひどくこだわるつもりはないが、一般の人が迷いなく使うことができるためには、揃えたほうがいいかもしれない。

 添付文書を見るのか、使用上の注意を見るのか、添付文書中の「使用上の注意」を見るのか、OTCの現状はあいまいであることは確かなようだ。
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