┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ★ ジェネリック de リ・スタート!
┃ -治療レベルを下げずに、支払いはリーズナブルに-
┠────────────────────────────
┃ 2010.1.24 Sun. 通巻43号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
みたキタ企画、薬剤師のsukeです。
このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が適切に使用
されることを目的として、話題を提供しています。
▽ジェネリックの使用をためらっている一般のかた
▽ジェネリックの適切な使用促進に悩んでいる薬剤師
▽ジェネリックについて興味や関心のあるあなた
といった皆さんにお読みいただきたいと思います。
============================================================
★ ジェネリックを使用する観点から、お勧めの薬局はどこか?
============================================================
今や国をあげてジェネリックの使用促進が進められています。
みなさんが処方せんを持って薬局に行くと、しばしばジェネリックの使用を
打診されているのではないかと思います。
そして、その勢いは、今後ますます増すものと思われます。
なぜなら、薬局がジェネリックの使用促進について重要な役割を担って
いるとされ、ジェネリックをどのくらい調剤したか、その数量に応じて収入が
より多く得られるようになるからです。
それはまるで馬の鼻先にニンジンがぶらさげられているかのようです。
------------------------------------------------------------
☆ いったいジェネリックを勧める意図はどこに?
------------------------------------------------------------
薬局が、自らの収入のために、ジェネリックを使ってもらおうと勧めてくる
としたら、勧められた側は釈然としませんよね。
同じ効果が期待できて、費用が軽減されると、
そして、それは同時に国の医療費削減にもつながるからと説明されてきた
のに、どこか裏切られたような・・・。
自己負担軽減や医療費削減、それはけっして間違ってはいないのですが、
それにかこつけて薬局が自分たちのために勧めているのだとしたら、
誰でもいいから、どの薬でもいいから、少しでもたくさん使ってもらえるのが
よいとされているのなら、国民はなんか騙されたのではないかと、
誤解を招くおそれがあるのではないでしょうか。
──────────────────────────────
★ 1日1回服用より、1日3回服用するジェネリックを推奨?
------------------------------------------------------------
数量(使用量)が多ければ多いほどよいとするならば、1日1回服用する
薬よりも1日2回あるいは3回服用する薬のほうを優先しようとする考えが
出てくるであろうことは容易に想像できます。
使用数量が多ければ多いほど喜ぶのは薬局だけです。
一方、国民(患者)の側にしてみれば、自己負担がより軽減されるのは
数量よりも高額な薬剤に対してジェネリックへの変更を図ったほうが、
支払いは安くなります。
また費用の高低よりも、治療効果への影響が及びにくい薬剤を、体調や
病状を考慮してくれて勧めてくれることが大前提でしょう。
──────────────────────────────
★ 知らぬ間に(とりたてた理由もなく)、処方が変わっている・・・
------------------------------------------------------------
ある日、いつものように受診して、処方せんをもらって薬局にくると、
薬が変わっていた・・・、なんてご経験はありませんか。
診察の時に、別段、薬を変えるなんて話は受けなかった。
しかし薬局でもらう薬は、以前のものと外観(色、大きさ、等)が異なる。
薬局で説明を聞いてみると、成分は同じだから心配ないという。
心配はいらないというので、“まぁいいか”で帰ってきたが・・・。
こういう場合は、薬局が医者に頼みこんで、患者の預かり知らぬところで
ジェネリックの処方を依頼していることがあります。
患者不在で医療が進められているのだとしたら、気分のいいものでは
ありません。それを通り越して、怒りすら感じることもあるでしょう。
──────────────────────────────
☆ 納得のできる薬局や薬剤師を探そう!
──────────────────────────────
では、どういう薬局を選んだらよいのか。どういうケースは、注意すると
よいか、それにはどうしたらよいか・・・。
薬局がジェネリックを勧めること自体が悪いのではありません。
コストパフォーマンスを考え、ひいては医療費削減をも果たそうとする
ことは、医療従事者のひとつの役割でもあります。
問題は、国民(患者)側の事情を考慮しているかどうかではないでしょうか。
○処方の中で、なぜその薬(たとえば1日の中で服用回数の多い薬)について
ジェネリックの使用を勧めるのか(他の薬ではいけないのか)。
○今、ジェネリックを使用しても問題の少ないと思われる状況(病状)かどうか。
○そのジェネリックを使用して、治療効果への影響はありそうか。
○もし十分な説明もないまま処方が変更されていたら、いったいその理由は何か。
------------------------------------------------------------
納得のいくよう、説明されるのならいいと思います。
その理由は、国民(患者)のことを考えてくれていると理解できるのであれば、
いいと思います。
国民(患者)に対して、説明がなされて、同意を求められて、ジェネリック
の使用が進められるのであれば、いいと思います。
これらがあいまいな薬局には、十分な説明を求めましょう。
うやむやのうちに進められてしまうのなら、薬局において最も重要な
服薬説明や安全確認においても、国民(患者)のことが脇に追いやられた
まま、調剤が進められてしまうおそれも考えられます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメルマガをお読みのかたの中で、最近、調剤を受けた経験のある
かたは、薬局でどのように説明を受け、勧められたでしょうか。
みなさんが経験された中で、気になったことはなかったでしょうか。
ジェネリックにまつわるエピソードやこれらについて、是非お知らせください。
また取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。
お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)
お待ちしています!
それではまた次回! (^^)/
============================================================
☆☆☆【みたキタ企画よりお知らせ】
みたキタ企画では、ジェネリックについてご相談をお受けしています。
●個人的な疑問がある、相談したいという要望(一般のかた)
●ある集まりで、話をして欲しいという要望(一般のかた)
●どうやってジェネリックを進めていくとよいか悩んでいる(薬剤師)
ご要望があれば相談に応じますので、ご遠慮なくお知らせください。
現状から一歩前進できるよう、そのお手伝いができればと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆☆☆ メールマガジン 【ジェネリック de リ・スタート!】
■発行 : みたキタ企画
■発行人: suke
■ご感想やご質問等の宛先 --> tamsuke@gmail.com
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)
------------------------------------------------------------
■発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
■購読希望(メールアドレス登録・変更)・配信停止はこちら
http://www.mag2.com/m/0000286496.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ★ ジェネリック de リ・スタート!
┃ -治療レベルを下げずに、支払いはリーズナブルに-
┠────────────────────────────
┃ 2010.1.24 Sun. 通巻43号
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
みたキタ企画、薬剤師のsukeです。
このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が適切に使用
されることを目的として、話題を提供しています。
▽ジェネリックの使用をためらっている一般のかた
▽ジェネリックの適切な使用促進に悩んでいる薬剤師
▽ジェネリックについて興味や関心のあるあなた
といった皆さんにお読みいただきたいと思います。
============================================================
★ ジェネリックを使用する観点から、お勧めの薬局はどこか?
============================================================
今や国をあげてジェネリックの使用促進が進められています。
みなさんが処方せんを持って薬局に行くと、しばしばジェネリックの使用を
打診されているのではないかと思います。
そして、その勢いは、今後ますます増すものと思われます。
なぜなら、薬局がジェネリックの使用促進について重要な役割を担って
いるとされ、ジェネリックをどのくらい調剤したか、その数量に応じて収入が
より多く得られるようになるからです。
それはまるで馬の鼻先にニンジンがぶらさげられているかのようです。
------------------------------------------------------------
☆ いったいジェネリックを勧める意図はどこに?
------------------------------------------------------------
薬局が、自らの収入のために、ジェネリックを使ってもらおうと勧めてくる
としたら、勧められた側は釈然としませんよね。
同じ効果が期待できて、費用が軽減されると、
そして、それは同時に国の医療費削減にもつながるからと説明されてきた
のに、どこか裏切られたような・・・。
自己負担軽減や医療費削減、それはけっして間違ってはいないのですが、
それにかこつけて薬局が自分たちのために勧めているのだとしたら、
誰でもいいから、どの薬でもいいから、少しでもたくさん使ってもらえるのが
よいとされているのなら、国民はなんか騙されたのではないかと、
誤解を招くおそれがあるのではないでしょうか。
──────────────────────────────
★ 1日1回服用より、1日3回服用するジェネリックを推奨?
------------------------------------------------------------
数量(使用量)が多ければ多いほどよいとするならば、1日1回服用する
薬よりも1日2回あるいは3回服用する薬のほうを優先しようとする考えが
出てくるであろうことは容易に想像できます。
使用数量が多ければ多いほど喜ぶのは薬局だけです。
一方、国民(患者)の側にしてみれば、自己負担がより軽減されるのは
数量よりも高額な薬剤に対してジェネリックへの変更を図ったほうが、
支払いは安くなります。
また費用の高低よりも、治療効果への影響が及びにくい薬剤を、体調や
病状を考慮してくれて勧めてくれることが大前提でしょう。
──────────────────────────────
★ 知らぬ間に(とりたてた理由もなく)、処方が変わっている・・・
------------------------------------------------------------
ある日、いつものように受診して、処方せんをもらって薬局にくると、
薬が変わっていた・・・、なんてご経験はありませんか。
診察の時に、別段、薬を変えるなんて話は受けなかった。
しかし薬局でもらう薬は、以前のものと外観(色、大きさ、等)が異なる。
薬局で説明を聞いてみると、成分は同じだから心配ないという。
心配はいらないというので、“まぁいいか”で帰ってきたが・・・。
こういう場合は、薬局が医者に頼みこんで、患者の預かり知らぬところで
ジェネリックの処方を依頼していることがあります。
患者不在で医療が進められているのだとしたら、気分のいいものでは
ありません。それを通り越して、怒りすら感じることもあるでしょう。
──────────────────────────────
☆ 納得のできる薬局や薬剤師を探そう!
──────────────────────────────
では、どういう薬局を選んだらよいのか。どういうケースは、注意すると
よいか、それにはどうしたらよいか・・・。
薬局がジェネリックを勧めること自体が悪いのではありません。
コストパフォーマンスを考え、ひいては医療費削減をも果たそうとする
ことは、医療従事者のひとつの役割でもあります。
問題は、国民(患者)側の事情を考慮しているかどうかではないでしょうか。
○処方の中で、なぜその薬(たとえば1日の中で服用回数の多い薬)について
ジェネリックの使用を勧めるのか(他の薬ではいけないのか)。
○今、ジェネリックを使用しても問題の少ないと思われる状況(病状)かどうか。
○そのジェネリックを使用して、治療効果への影響はありそうか。
○もし十分な説明もないまま処方が変更されていたら、いったいその理由は何か。
------------------------------------------------------------
納得のいくよう、説明されるのならいいと思います。
その理由は、国民(患者)のことを考えてくれていると理解できるのであれば、
いいと思います。
国民(患者)に対して、説明がなされて、同意を求められて、ジェネリック
の使用が進められるのであれば、いいと思います。
これらがあいまいな薬局には、十分な説明を求めましょう。
うやむやのうちに進められてしまうのなら、薬局において最も重要な
服薬説明や安全確認においても、国民(患者)のことが脇に追いやられた
まま、調剤が進められてしまうおそれも考えられます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメルマガをお読みのかたの中で、最近、調剤を受けた経験のある
かたは、薬局でどのように説明を受け、勧められたでしょうか。
みなさんが経験された中で、気になったことはなかったでしょうか。
ジェネリックにまつわるエピソードやこれらについて、是非お知らせください。
また取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。
お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)
お待ちしています!
それではまた次回! (^^)/
============================================================
☆☆☆【みたキタ企画よりお知らせ】
みたキタ企画では、ジェネリックについてご相談をお受けしています。
●個人的な疑問がある、相談したいという要望(一般のかた)
●ある集まりで、話をして欲しいという要望(一般のかた)
●どうやってジェネリックを進めていくとよいか悩んでいる(薬剤師)
ご要望があれば相談に応じますので、ご遠慮なくお知らせください。
現状から一歩前進できるよう、そのお手伝いができればと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆☆☆ メールマガジン 【ジェネリック de リ・スタート!】
■発行 : みたキタ企画
■発行人: suke
■ご感想やご質問等の宛先 --> tamsuke@gmail.com
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)
------------------------------------------------------------
■発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
■購読希望(メールアドレス登録・変更)・配信停止はこちら
http://www.mag2.com/m/0000286496.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━