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何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

【ジェネリック】 納得のできる薬局や薬剤師を探そう!

2010-03-09 06:28:40 | ジェネリック de リ・スタート!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ★ ジェネリック de リ・スタート!
┃  -治療レベルを下げずに、支払いはリーズナブルに-
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┃       2010.1.24 Sun.   通巻43号
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が適切に使用
されることを目的として、話題を提供しています。

▽ジェネリックの使用をためらっている一般のかた
▽ジェネリックの適切な使用促進に悩んでいる薬剤師
▽ジェネリックについて興味や関心のあるあなた

 といった皆さんにお読みいただきたいと思います。

============================================================
★ ジェネリックを使用する観点から、お勧めの薬局はどこか?
============================================================

 今や国をあげてジェネリックの使用促進が進められています。
 
 みなさんが処方せんを持って薬局に行くと、しばしばジェネリックの使用を
打診されているのではないかと思います。

 そして、その勢いは、今後ますます増すものと思われます。

 なぜなら、薬局がジェネリックの使用促進について重要な役割を担って
いるとされ、ジェネリックをどのくらい調剤したか、その数量に応じて収入が
より多く得られるようになるからです。
 それはまるで馬の鼻先にニンジンがぶらさげられているかのようです。

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☆ いったいジェネリックを勧める意図はどこに?
------------------------------------------------------------

 薬局が、自らの収入のために、ジェネリックを使ってもらおうと勧めてくる
としたら、勧められた側は釈然としませんよね。

 同じ効果が期待できて、費用が軽減されると、
そして、それは同時に国の医療費削減にもつながるからと説明されてきた
のに、どこか裏切られたような・・・。
 
 自己負担軽減や医療費削減、それはけっして間違ってはいないのですが、
それにかこつけて薬局が自分たちのために勧めているのだとしたら、
誰でもいいから、どの薬でもいいから、少しでもたくさん使ってもらえるのが
よいとされているのなら、国民はなんか騙されたのではないかと、
誤解を招くおそれがあるのではないでしょうか。

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★ 1日1回服用より、1日3回服用するジェネリックを推奨?
------------------------------------------------------------

 数量(使用量)が多ければ多いほどよいとするならば、1日1回服用する
薬よりも1日2回あるいは3回服用する薬のほうを優先しようとする考えが
出てくるであろうことは容易に想像できます。

 使用数量が多ければ多いほど喜ぶのは薬局だけです。

 一方、国民(患者)の側にしてみれば、自己負担がより軽減されるのは
数量よりも高額な薬剤に対してジェネリックへの変更を図ったほうが、
支払いは安くなります。

 また費用の高低よりも、治療効果への影響が及びにくい薬剤を、体調や
病状を考慮してくれて勧めてくれることが大前提でしょう。

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★ 知らぬ間に(とりたてた理由もなく)、処方が変わっている・・・
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 ある日、いつものように受診して、処方せんをもらって薬局にくると、
薬が変わっていた・・・、なんてご経験はありませんか。

 診察の時に、別段、薬を変えるなんて話は受けなかった。
 しかし薬局でもらう薬は、以前のものと外観(色、大きさ、等)が異なる。
 薬局で説明を聞いてみると、成分は同じだから心配ないという。
 
 心配はいらないというので、“まぁいいか”で帰ってきたが・・・。

 こういう場合は、薬局が医者に頼みこんで、患者の預かり知らぬところで
ジェネリックの処方を依頼していることがあります。

 患者不在で医療が進められているのだとしたら、気分のいいものでは
ありません。それを通り越して、怒りすら感じることもあるでしょう。


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☆ 納得のできる薬局や薬剤師を探そう!
──────────────────────────────

 では、どういう薬局を選んだらよいのか。どういうケースは、注意すると
よいか、それにはどうしたらよいか・・・。

 薬局がジェネリックを勧めること自体が悪いのではありません。
 コストパフォーマンスを考え、ひいては医療費削減をも果たそうとする
ことは、医療従事者のひとつの役割でもあります。

 問題は、国民(患者)側の事情を考慮しているかどうかではないでしょうか。

○処方の中で、なぜその薬(たとえば1日の中で服用回数の多い薬)について
ジェネリックの使用を勧めるのか(他の薬ではいけないのか)。

○今、ジェネリックを使用しても問題の少ないと思われる状況(病状)かどうか。

○そのジェネリックを使用して、治療効果への影響はありそうか。

○もし十分な説明もないまま処方が変更されていたら、いったいその理由は何か。

------------------------------------------------------------

 納得のいくよう、説明されるのならいいと思います。
 その理由は、国民(患者)のことを考えてくれていると理解できるのであれば、
いいと思います。
 
 国民(患者)に対して、説明がなされて、同意を求められて、ジェネリック
の使用が進められるのであれば、いいと思います。

 これらがあいまいな薬局には、十分な説明を求めましょう。
 うやむやのうちに進められてしまうのなら、薬局において最も重要な
服薬説明や安全確認においても、国民(患者)のことが脇に追いやられた
まま、調剤が進められてしまうおそれも考えられます。

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 このメルマガをお読みのかたの中で、最近、調剤を受けた経験のある
かたは、薬局でどのように説明を受け、勧められたでしょうか。
 みなさんが経験された中で、気になったことはなかったでしょうか。

 ジェネリックにまつわるエピソードやこれらについて、是非お知らせください。

 また取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)

 お待ちしています!
 それではまた次回! (^^)/

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☆☆☆【みたキタ企画よりお知らせ】

 みたキタ企画では、ジェネリックについてご相談をお受けしています。

●個人的な疑問がある、相談したいという要望(一般のかた)
●ある集まりで、話をして欲しいという要望(一般のかた)
●どうやってジェネリックを進めていくとよいか悩んでいる(薬剤師)

 ご要望があれば相談に応じますので、ご遠慮なくお知らせください。 
 現状から一歩前進できるよう、そのお手伝いができればと思います。

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■発行 : みたキタ企画
■発行人: suke
■ご感想やご質問等の宛先 --> tamsuke@gmail.com
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【ジェネリック】 いろいろなことがあるものだ

2010-03-04 23:36:55 | ジェネリック de リ・スタート!
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┃ ★ ジェネリック de リ・スタート!
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┃       2010.1.10 Sun.   通巻42号
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★ 薬局が保険組合に裏で手をまわしているのか?
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 いまやどこの薬局でもジェネリックに関するポスターのひとつやふたつ、
掲示されていることと思います。

 それを見れば、薬局がジェネリックの使用促進に係わっていることは
十分伝わることと思います。

 先日、保険組合から、現在使用している先発品をジェネリックに変更
するよう通知が来たと、憤慨して薬局に怒鳴りこんできたかたがいました。

 「自分の加入している保険組合は、そんなケチなことを言うような組合
ではないから、そのような通知が来たのは、薬局が保険組合に連絡でも
入れたのではないか」というのです。

 (へぇー、そんな通知を出す健保組合があるんだ・・・)こちらも驚きです。

 しかし裏でこそこそやっているんだろうと疑われているのです。

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☆ 薬局がそのようなことをすることはありません!
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 いったいどのような通知なのでしょう・・・(実物を見てみたい気もしますが)

 いまや、どこの薬局に行ってもジェネリックについて意向を尋ねられて、
いいかげん辟易していたのかもしれません。

 患者側が変更を拒んでいるものだから、ほとほと薬局が困って、ついに
保険組合と裏で結託しているのではないかと勘ぐられたようです。

 しかし断じて、そのようなことを薬局がすることなど、ありません。
 また、保険組合もあちこちの薬局からそのような要望を受けたとしても、
個別に対応してくれるほど、余裕はないことと思います。

 多くの保険組合(健保組合)が赤字で財政難であると聞いています。
おそらくその通知は保険組合が「独自で」発行されたのでしょう。
念のために、保険組合にお聞きになられると、真相がさらに明らかになる
ことと思います。

 しかし、いろいろなことがあるものです。


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★ ジェネリックの薬名が覚えにくいから、先発品に戻したい・・・
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 これは慢性疾患で受診している子供の親からの訴えでした。

 昨夏よりオノン(先発品)をプランルカスト(ジェネリック)に変更して3カ月弱、

救急受診することも多く、そのたびに服用している薬剤について説明する際、
名前が覚えにくくて困る、というのです。

 正しく伝えられずに、そのしわよせが子供に及んだら困ると思われたので
しょう。ジェネリックにすることで、費用もだいぶ安くなったかと思うのですが、
それでも子供の医療が適切に勧められることを優先したいのでしょう。

 「お金」より「安全」、それはわからなくもありません。

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 ジェネリックの効果や安全性について、別段の不具合は訴えているわけ
ではありません。名前が覚えにくいのがイヤだと・・・。

 ならばお薬手帳を使用されたらどうなのでしょうか。

 忘れたり、間違ったりすることは回避できます。救急受診の際に、先方に
見せればいいのです。持参するのが面倒なのでしょうか。

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 その地域では、小児について自己負担が減免されていて、
支払いについて心配する必要がなかったのでしょうか・・・。

 また名前の覚えにくさもさることながら、他にもジェネリックに対して
気が進まない側面でもあったのでしょうか・・・。

 それらについてはわかりませんが、名前を理由に先発品に戻そうとした
ことだけは確かです。

 しかし、いろいろなことがあるものです。


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 ジェネリックにまつわるエピソードや、みなさんが経験したこと、
また気になっている事例があれば、是非お知らせください。

 取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
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 お待ちしています!
 それではまた次回! (^^)/

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【ジェネリック】 冬場のジェネリック変更にはご注意を!

2010-02-27 17:39:01 | ジェネリック de リ・スタート!
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★ あけまして、おめでとうございます!
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 新しい年を迎え、いかがお過ごしでしょうか。

 寒いながらも穏やかな天候のお正月を迎えているかたもいれば、
大雪に見舞われておられるかたもいることでしょう。

 それぞれに今年の抱負や期待があることと思いますが、
少しでも描いた状態に近づけるよう、がんばりましょう!

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★ 今年は診療報酬、調剤報酬が改定となります!
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 今年は診療報酬、調剤報酬が改定される年です。

 政権交代がありましたが、ジェネリック使用促進の方向は変わりません。

 医療費が増え続ける中、歯止めをかける方策のひとつとしても、
ジェネリック使用による医療費適正化に大きな期待が寄せられています。

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 薬局においては、ジェネリック使用に関し、現行の処方せんベースから、
数量ベースで評価されるように変更されることが決定しています。

 ただしそれは20%、25%、30%の3段階制であり、使用数量に応じて
調剤報酬に差が生じることになります(どの程度、差がつけられるかは
現在のところ、公表されていません)。

 当初、2012年度までに「数量ベース30%超」が目論まれていました。
今回の段階制は30%に満たない薬局でも評価されることになります。
先の先の話ではありますが、2年後こそ30%超を達成していないと、
薬局として厳しい立場に追いやられるかもしれません。

 今年度は「正念場のラスト2年間」の始まりかもしれません。

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★ 冬場のジェネリック変更にはご注意を!
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 昨年末のエピソードより、ご紹介します。

 半年ほど前から血圧降下剤をジェネリックに変更したかたが、
ここ最近、血圧が高めであり、先発品に戻したいと申し出がありました。

 還暦を過ぎたばかりの女性のかたでした。
 戻したいのでしたら、希望は尊重しますが・・・。

------------------------------------------------------------

 最近、高めである理由として、下記のようなことが考えられます。

・体調が変わり、これまでの薬剤ではコントロールするのが難しくなった。
・年末で行事も多く、服薬が適切になされていなかった。
・冬場を迎え、気候(とくに気温)の変化に伴い、血圧が高めになった。
・生活や仕事上の理由によって、血圧が変動した。

 患者さんにしてみれば、自身の病状が悪化したとは思いたくありません。
また、自身の服薬態度に問題があったのでは、と疑われるのも、
よほどの心当たりがあれば別ですが、多少、心当たりがあったとしても、
それは主たる要因ではなく、そう言われるのは心外だと考えることでしょう。

 季節的な要因も、昨年は薬の量を問われることがあったとしても、
薬そのものを気にすることもなかった・・・。

 そこで、自分の原因でなければ、薬に問題があると考えるのではないか
と思いたくなるのではないかと思うのです。
 すなわち、「ジェネリックだから効きが悪いのではないか」と。

------------------------------------------------------------

 これがジェネリックを使用しているのでなければ、最初から薬そのものの
せいだとは考えないのではないでしょうか。

 薬は最善のものを使っているから、他に原因があるのではないか。
すなわち、季節的なことが原因ではないか、さもなければ、もう少し
このまま様子を見てみようではないかと・・・。

------------------------------------------------------------

 ジェネリックは、間に合わせの医療、安さ優先の医療、ではありません。

 主成分やその含量は同一であり、効き目も同等に期待できるという
試験データ(生物学的同等性試験)に裏付けられているのです。
十分、立派な医療が行われている状態です。

 よって血圧が高めであるのは、ジェネリックを使用しているせいであると
考えるのは適切ではないように思われます。

 季節的な要因が最有力ではないでしょうか。

──────────────────────────────

 このような“誤解”が起こりやすいからこそ、冬場の寒い時期は、
高血圧症のような気候に影響されやすい疾患の薬剤をジェネリックに
変更することは控えておくべきではないかと思われます。

 誤解を招きやすいうえ、何が真の要因かをわかりにくくすることは、
医療上、好ましいことではありません。

 一方、今は一年の中で最もカゼをひいて受診する患者さんの多い時期
です。
 風邪に関する処方に対して、積極的にジェネリックを使用してみては
いかがでしょうか。

 風邪自体、病状は数日間で変化し、収束していきます。
用いられる薬剤は、風邪の原因に効くのではなく、症状を緩和する薬剤
です。そしてジェネリックで効果が十分期待できると思われます。

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【ジェネリック】 待ちの姿勢から声を出してみよう

2010-02-20 10:37:20 | ジェネリック de リ・スタート!
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┃       2009.12.20 Sun.   通巻40号
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★ ジェネリックについて、お互いに“待っている”?
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 ジェネリックについて代表的なメーカーである沢井製薬が、
10月にインターネットを利用して薬剤師と患者さんに対して行った
アンケート調査の結果について、先日報道されました。

 患者さん側の意見として、
・91.5%が後発品を「処方・調剤してほしい」

 そして、
・21.0%が「自ら頼んだこともないが、医師・薬剤師から勧められたことがある」
・57.8%が「自ら頼んだこともないし、医師・薬剤師から勧められたこともない」


 後発品の処方依頼したことのない人においては、
・45.7%が「医師や薬剤師から、特に何も言われたことがないから」

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 一方、薬剤師は、全体の
・21.7%が「説明はしていない」
・51.7%が「患者から尋ねられたら説明する」

 後者では、保険薬局の薬剤師に限っていうと62.5%と高率!

 説明するつもりはないわけではないが、患者さんから申し出があるのを
待っているとは! 興味があれば患者さんから申し出てくるに違いない、
申し出がないというのはそこまで関心が高くないのではないか、
そんな理解で「待ちの姿勢」でいるのだとしたら、なんと消極的なのでしょう。

 患者さんにしてみれば、薬剤師のほうからこそ、ジェネリックの話題を
出してもらえることを待っているのではないでしょうか。

 薬局側は忙しいから、声をかけないのもやむをえないのでしょうか?
 
 ポスターを貼って促しているから、次の行動を起こすのは患者さん側で
あるとでもいうのでしょうか。
 ジェネリックについて説明をすると、一人にかかる時間が長くなって、
他の患者さんをさらに待たせてしまうので気が引けるというのでしょうか。 

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★ ポスターを貼るだけで、ジェネリックの十分な促しと言える?
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 たとえば、飲食店でお勧めのメニューがあった際に、
「○○入荷しました!」、「○○始めました!」などと掲示して、注文を促す
ということもありますが、それにはその掲示を見てもらわねばなりません。

 目立つように、容易に目に入りやすいようになっていることが必要です。
そうでなければ、店員が声を掛けることが大切だと思います。
「○○が入ったのですが、よろしければどうですか?」などと。

 ましてや、「あと、残り○人前しか残っていません」などと言われると、
逃すまいと多くのかたがオーダーされるのではないでしょうか(笑)。

------------------------------------------------------------

 さすがにジェネリックについて、残数僅少を理由に勧めるということは
ありませんが、声掛けが重要であることは間違いありません。

 また掲示するにしても、薬局にある多くの掲示物の少なくとも半分以上
がジェネリックのそれで占められるくらい、まるで待合室の中が
“ジェネリック一色になったよう”に掲示されるくらいであると、
薬局の力の入れようがわかるというものです。

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★ 声を掛けるきっかけは、「新たな処方」から
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 声掛けにあたり、ジェネリックの使用を勧めるにあたり、
◆これまで使用していた薬剤をジェネリックに変更する
◆新たな処方に対してジェネリックを勧める

 という2つのきっかけがあります。

 お勧めする(したい)のは後者です。
 なぜなら「変更」すると、意識したくなくても、無意識に、
これまでの薬剤と“比べて”しまうからです。

 新たな処方では、それがありません。であれば、後者の機会において
最初からジェネリックをお勧めするとよいのではないでしょうか。

 「今日は新しいお薬が処方されていますね。ジェネリックでご用意して
よろしいですか?」と確認して、調剤を進めればよいと思います。

 臨時処方や処方変更(A→B)、追加処方などがチャンスです。

 そこに「第一歩」があるのではないかと思います。
 
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【ジェネリック】 ジェネリックに対する国民の思いは?

2010-02-13 08:43:43 | ジェネリック de リ・スタート!
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★ ジェネリックについて、国民はどう思っているのでしょうか。
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 ある薬局で、来局者に対してジェネリックについてアンケートを行って
みました。自由記載方式で、意見を拾ってみました。

 さまざまな意見をつなげてみますと、

○来局者は、少なからずジェネリックに関心を持っており、
○薬局側からジェネリックについて話題を向けてもらうのを待っている

○処方中にジェネリックに変更できる薬があるかどうかわからずにいる

○ジェネリックというものを、全く知らないわけではないとはいえ、
薬局側から「使ってみませんか?」と聞かれても、判断できるほど十分な
知識は持ち合わせておらず、
○ジェネリックが使用されている様子や、ジェネリックに対する薬局の
考えを知りたがっている

○医師に相談せず、薬局との間で主体的に変更してよいことを知らず、
○医師に任せるという意見もある

 といった感じになるように思われました。

------------------------------------------------------------

 また、ジェネリックについて「知っている」人は来局者全体の約4分の3、
薬局でジェネリックについて「説明を受けたことがない」人は約3分の2、
ジェネリックへの変更希望について、

 ・「希望する」が約3分の1
 ・「希望しない」が約4分の1
 ・「わからない」が約4割強

 となっています。

──────────────────────────────
★ ジェネリックの使用状況がより進展するには・・・
------------------------------------------------------------
 
 ジェネリックについて「説明を受けたことがない」人の割合が高いのは
残念ですが、薬局のかたであればその理由はなんとなく推測がつくことで
しょう。

 ともあれ、患者さんがジェネリックに変更するかどうかはともかく、
薬局はまず働きかけてみる必要がありそうです。

 処方の中にはジェネリックについて、現状以上に進展を図れない状態に
達しているケースもあるかもしれませんが。

 処方変更や追加処方があれば、その時はチャンスです。

------------------------------------------------------------

 一方、薬局はジェネリックについてある程度の知識を持っていないと
患者さんから尋ねられても対応できないし、採用や選択における薬局の
視点や意見を述べることもできません。
 
 また「薬の値段が安い」ことだけを理由にジェネリックを勧めてみても、
国民からすれば、ジェネリックを使用する価値は「それだけ?」という
気持ちになり、「買わされた」感を覚えずにはいられないかもしれません。
薬局の都合で変更させられたのではないかと不信感すら抱きかねません。

──────────────────────────────
★ 国民が薬局に求めるのは・・・
------------------------------------------------------------

 ジェネリックが「安い」のは、薬局の努力ではありません。そのような
価格や仕組みにしたのは国です。

 しかし、そのジェネリックを取り揃え、勧めるのは薬局です。

 患者である国民にとって、「安さ」に加えて、使用する気にさせる“何か”
を提供してもらえると、事態が進展するのではないでしょうか。

 国民からすると、自分たちに何かをしてくれたと薬局を評価するのは、
単に「安い」薬を仕入れて供給してくれることではなくて、ジェネリックに
込めてくれた思いに対してではないでしょうか。
 
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【ジェネリック】 品質に関する誤解、考えすぎ?

2010-02-07 16:05:31 | ジェネリック de リ・スタート!
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンでは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的としています。

○ジェネリックの使用をためらっている一般のかた
○ジェネリックの適切な使用促進に悩んでいる薬剤師
○ジェネリックについて興味や関心のあるあなた

 などにお読みいただきたいと思います。

──────────────────────────────

 みなさんは、日常身の周りにあるものにおける「価格」と「品質」の関係を、
ジェネリックにもあてはめて考えてしまっていることはないでしょうか。

──────────────────────────────
★ 安いものを使っていると、長期的には結局ソンをする?
------------------------------------------------------------

 たとえば、スーツや靴などで、安くて“お手ごろ”のものを買って使っては
みたものの、まもなく品質に不満を感じた経験をお持ちですか?

 スーツを買った・・・、最初はお買い得かな、と思って買ってはみたものの、
何回かクリーニングを繰り返していくと形が崩れてきて、気がついてみたら
まだそれほど着ていないのに、だいぶ長く使っているかのようになってきた、
ならばもう少し高くてもいいから、ブランドもののスーツを買っていれば
良かったのではないかと後悔した・・・

 そんな経験をお持ちではないでしょうか。

------------------------------------------------------------

 そんな経験をジェネリックにも当てはめて、考えてしまいがちではないか、
思ったのですがいかがでしょうか。

“ジェネリックを使用し始めた当初は、とくにこれといった問題もなかった
が、最近、効きが悪いような気がするとか、体調の異変を感じる・・・”

“これはきっとジェネリックのせいではないか、「安くなる」と勧められて、
飛びついてはみたものの、いくら安いからといって体調に影響するようなら
本末転倒になってしまう・・・、まだまだ薬は飲み続けていく必要がありそう
だし、先のことも考えれば、高くても先発品に戻したほうがいいかな・・・”

──────────────────────────────
★ ジェネリックには、何か「裏」があるのでは?
------------------------------------------------------------

 魚や野菜のように、価格の差はおいしさの差ではないのか・・・。

 たとえば同じサンマでも、一匹の値段が違うと大きさや脂の乗りが異なり、
高いほうがおいしいかった・・・。

 大根だって、見た目は変わらなくても、切ってみると始めて違いがわかり、
新鮮さが違った経験がある・・・。

 だから薬だって同じように価格が安いというのは、目に見えないところや
使ってみないとわからない部分で何らかの違いがあり、
価格の安いジェネリックにはそれなりに品質が劣る部分があっても
おかしくないのではないか・・・、だから先発品のほうがよく効くのではないか、
副作用も見られないのではないか・・・。

──────────────────────────────
★ ジェネリックが安いのは、残りの使用期限が迫っているから?
------------------------------------------------------------

 食品では、残りの賞味期限が少なくなると、割引セールが行われます。
 ジェネリックも同じように、有効性が期待できる期間が残り少なくなって
いるのではないのか・・・

──────────────────────────────
★ 新製品が出るから、在庫一掃のように価格を下げているのでは?
------------------------------------------------------------

 家電等では、新機種の発売が迫ると、または発売されると、直前まで
あったモデルはもう“古い機種”となり、格安に販売されることがあります。

 ジェネリックも、その疾患に用いられる治療薬の中では“古い”もので、
今では新薬が主流で使われているから、価格を下げて、使用しようとして
いるのではないか・・・

──────────────────────────────

 これら、みな誤解です!(大きく、太字のフォントで書きたいくらい・・・)

 なぜならばジェネリックが安いのは品質が劣るからではないからです。

 価格の差は、先発品のように薬の開発にかかる経費や宣伝にかけた
経費を必要としないから、その分、安く製造できるのです。
 
 だから、ジェネリックを使用し続けているから、効き目が落ちてきたり、
副作用が現れてくる、ということはありません。それは有効成分による
ものであり、そのようなことがあるのなら、先発品を使用していても同じ
ようになったことでしょう。

 先発品に戻せば解消するかというと、そのようなことはありません。
気分的に“元に戻った”ような気がするかもしれませんが、
それは科学的に説明のつくものではありません。

 ジェネリックと先発品の価格差は、品質の差ではありません。
同等の効果を期待するうえで、先発品とジェネリックの品質に差はないと
考えて差し支えありません。

 場合によっては、ジェネリックのほうが、先発品にはない何らかの
付加価値を設けている製剤も一部にあります。

------------------------------------------------------------

 また使用期限が迫っているから、“サービス価格”のように値を下げて
いるのではないかと考えたり、新製品(新薬)を使うのがより有効な治療
であり、ジェネリックを使用するのは“過去の治療”であると考えるのも
適切ではありません。

 新薬の特許期間が終了して、モノを製造する際の本来の価格で製造
できるようになったものがジェネリックであり、だから安価に供給されている
にすぎません。

 また新薬を使用することが最善の治療法でもありません。

 ある疾患に対して標準的な治療とされているのは、科学的な見地(臨床
試験)によって導かれた治療法が基本にされています。薬の開発時期や
年代によって決まるものではありません。

 そのうえ、患者さん個々の体質や体調等によっても異なります。

------------------------------------------------------------

 みなさんはジェネリックに対して、どのようなイメージをお持ちでしたで
しょうか。このような誤解はなかったでしょうか。

────────────────────────────── 

 ジェネリックにまつわるエピソードや、気になっている事例があれば、
お気軽にお知らせください。

 取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

 お送り先は、 tamsuke@gmail.com です。
(@は小文字の「@」に変えてお送りください)

 お待ちしています!
 それではまた次回! (^^)/

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●個人的な疑問がある、相談したいという要望(一般のかた)
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 ご要望があれば相談に応じますので、ご遠慮なくお知らせください。 
 現状から一歩前進できるよう、そのお手伝いができればと思います。

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【ジェネリック】 国民はどう思っているのだろうか

2010-01-30 12:43:29 | ジェネリック de リ・スタート!
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☆ 厚生労働省が行った「後発医薬品の安心使用にかかる意識調査」
報告書が公表されました!
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/kouhatu-iyaku/dl/23.pdf

 報告書は、全120ページから成ります。
 三菱UFJリサーチ&コンサルティングが20才以上の成人5000名を
対象に、平成21年3月末にインターネットを使って行ったアンケートの
集計です。

------------------------------------------------------------

 主な結果をかいつまんでご紹介します。

○ジェネリックの認知度では、
 ・「知っている」66.2%
 ・「名前は聞いたことがある」28.6%

○薬局窓口でジェネリックを勧められたかについて、
 ・「勧められたことはない」85.3%
 ・「勧められたことがある」11%

○ジェネリックの使用の有無では、
 ・「使用したことがある」19.3%
 ・「使用したことがない」68.5%

○ジェネリックの効き目については、
 ・「満足している」42.1%
 ・「どちらかというと満足している」28.8%

○ジェネリックの使用開始後、先発品に戻した経験は、
 ・「経験がある」13.5%
 ・「経験がない」81.5%

○ジェネリックの使用をやめた理由としては(複数回答)、
 ・「薬代が思ったより安くならなかったから」22.2%
 ・「効き目がなかったから」20.7%

○ジェネリックに対するイメージとして、「一般に広く使用されている」に対し、
 ・「そう思わない」45.5%
 ・「あまりそう思わない」20.7%

○ジェネリックの使用意向では、
 ・「積極的に使ってみたい」21.6%、
 ・「できれば使ってみたい」55.7%
 
 「どのような条件があってもジェネリック医薬品を使用したくない」に対し、
 ・「そう思う」2.3%
 ・「ややそう思う」5%

○ジェネリック医薬品を選ぶ際にメーカーに関して重視することとして(複数回答)、

 ・「医師が勧める医薬品メーカー」62.2%
 ・「薬剤師が勧める医薬品メーカー」47.4%
 ・「自分が名前を知っている医薬品メーカー」37.7%
 ・「先発品も販売している医薬品メーカー」30.1%

○ジェネリック医薬品について必要な情報としては(複数回答)、
 ・「先発医薬品(新薬)と比べた薬の成分や品質、安全性の情報」69.1%
 ・「先発医薬品(新薬)と比べた価格差」64.3%
 ・「ジェネリック医薬品を使用もしくは処方している医療機関名」52.3%

──────────────────────────────
☆ これらをまとめてみるとどうなる?
------------------------------------------------------------

 ジェネリックを「使ってみたい」という希望は8割近くあるものの、
実際に使用しているのは2割と低く、先発品と比べた品質や安全性の情報に
ついて7割が希望しているということからすると、
そのような情報を提供することでジェネリックの不安を取り除き、
ジェネリックを使ってみたいというニーズに応えていく必要がありそうだ、
といった構図が浮かび上がってきます。

 みなさんも、安くなることはいいのだけど、いまひとつ気になっていることが
ある、不安に思う点がある、そんな感じではないでしょうか。

------------------------------------------------------------
☆ では、どうしたらよいのでしょうか。
------------------------------------------------------------

 誰が不安を取り除く必要があるのか、必要な情報を説明するかって、
医療従事者側からにほかなりません。

 説明して、国民の納得が得られれば、使用が促進されることでしょう。

 国民が理解し、納得しないことには始りません。強制はおろか、無理矢理、
“説得”するようでは、渋々と従ったにすぎない、嫌々ながら使うハメになった、
といったことになりかねませんので、強引な進め方は控えられなければ
いけません。

------------------------------------------------------------
☆ もし自分なら、どのようなことを、どのように説明されると納得しますか?
------------------------------------------------------------

 これまで、薬局からジェネリックについて勧められた経験のあるかたも、
単に「これまでのお薬(先発品)と主成分もその含有量が全く同じであり、
同等の効果が期待できますよ」などと言われていたことはないでしょうか。

 支払いの価格差の大小と合わせて、それでおおむね納得できることも
あるでしょうし、いまひとつ動機としては弱いと感じられるかたもおられる
ことでしょう。

 品質や安全性に係わる説明を受けたい・・・、かといって同等性や違いを
説明される際に、専門的なことを並べられて話をされても、わかったようで
いて、実は難しくて頭に入らないかもしれません。
 かえって、それまで以上に不安が強まってしまうこともあるでしょう。

------------------------------------------------------------
☆ もし、こう言われたら・・・、このような説明を受けたら・・・
------------------------------------------------------------

 もし自分が、このように説明を受けたら、気持ちがグッと動いただろう、
このような説明のされかたをしたら、不安な状態から抜け出せて、迷いも
なくなっただろう、そのような意見はないでしょうか。

 まるで“殺し文句”のように、ある一言、ワンフレーズ、ワンセンテンス、
その言葉を聞かされれば判断ができる、そんな簡単なものではないかも
しれません。

 複数の観点から説明を受ければ、それらが合わさって納得に至る・・・、
そういうこともあるかもしれません。

 たった一回の説明でなくても、時間をかけて説明を受けることが必要なの
かもしれません。
 
 
 みなさんはどう思われますか。

────────────────────────────── 

 ジェネリックにまつわるエピソードや、気になっている事例があれば、
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【ジェネリック】 新たに一斉に収載されたらどれを選ぶ?

2010-01-20 22:47:07 | ジェネリック de リ・スタート!
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┃ ★ ジェネリック de リ・スタート!
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┃       2009.11.22 Sun.   通巻36号
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンでは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的としています。

──────────────────────────────
☆ 平成21年度2回目のジェネリック医薬品の薬価収載がありました!
------------------------------------------------------------

 前回はアンプラーグ錠(田辺三菱製薬)のジェネリックについてコメント
しましたが、今回はアムロジンOD錠、ノルバスクOD錠のジェネリックに
ついてです。

 アムロジピンのOD錠は、以前より1社が先行してジェネリックを出して
いましたが、今回、数社が加わりました。普通錠の薬価収載時は30社を
超えてジェネリックが出されましたから、それに比べるとやや熱が冷めた(?)
感があります。
 
------------------------------------------------------------
☆ それらのジェネリックに違い(特徴)はあるのでしょうか?
------------------------------------------------------------

 ジェネリックが同一時期にまとまって薬価収載される場合、主成分や
その含有量はもちろん、薬価や「臨床での使用経験がない」ということも
共通であり、どこのジェネリックを揃えていいものか、迷います。

 ところが、今回収載されたアムロジピンOD錠では、薬価が2段階に
分かれているのです!

 また錠剤の色調が明らかに違うものもありました。

------------------------------------------------------------
☆ 同一時期に薬価収載されたのに、なぜ薬価が異なるのでしょうか?
------------------------------------------------------------

 通常、一括してジェネリックが薬価収載される場合、薬価は先発品の
7掛けに設定されます。
 ところが、今回のアムロジピンOD錠では、一部のメーカーで、さらに
その9掛け、つまり1割安い薬剤があり、2段階の薬価となりました。

 私の知る限り、このようなことは、これまでなかったように思います。
 
 なぜそのようなことになったのか・・・。

 聞くところによると、メーカーが、アムロジピン製剤の普通錠とOD錠の
両者を「製造販売」している場合は先発品の7掛けとなり、「製造販売」元が
異なる場合、さらにその9掛けと安くなるのだそうです。
 薬価算定において、そのようなルールになっているのだそうです。

 つまり、先発品とジェネリックの「製造販売」元によるものであって、
製剤の品質には無関係ということです。価格の違いは、ジェネリックの効果
や機能の違いによるものではありません。

------------------------------------------------------------
☆錠剤の色が違っても大丈夫ですか?
------------------------------------------------------------

 一方、錠剤の色が先発品と異なるメーカーがあります。

 アムロジピンODの先発品は「淡黄色」です。そこでジェネリックの大半は
色調も先発品に揃えています。
 先発品の製剤の色調は薬効成分(アムロジピンベシル酸塩)によるもの
ではなく、色素よって着色されたことによるものです。

 同じ「淡黄色」でも、先発品は着色料に「黄色三二酸化鉄」を用いており、
後発品では黄色4号(タートラジン)あるいは黄色5号という色素(着色料)
を用いているものが多いようです。

 ところが一部のメーカーでは着色料を使わず、錠剤の色調が白色である
メーカーがあるのです。

 着色料そのものは薬効に影響を与える作用を持ちませんが、
製剤の色調が異なることによって一長一短があります。

 色調が同じであれば、外見上からもこれまでと同じであるという印象を
得ることができますが、異なると“変わった”という印象を受け、
場合によっては気分的に効果が異なるような感触を受けてしまうことが
あります。

 また着色料に対し、一部の患者さんでは体質的に合わない場合があり、
まれに着色料を原因とするアレルギー症状を起こす人がいます。

──────────────────────────────
★結局、ジェネリック間の違いをどう受けとめるとよいでしょうか。
------------------------------------------------------------

 ジェネリックですから、同等の効果が期待できる製剤であるとはいえ、
ジェネリック間で薬価が違う、また外見(色調)が違う・・・。
 
 大切なことは、その違いについて説明を受けることだと思います。

 違いといえば違いかもしれません。しかしアムロジピンOD錠において、
その違いは本来の薬効には無関係の部分によるものです。
 
 説明が得られないと不透明さが生まれ、いたずらに不安感を増やす
ことになりかねません。

 ジェネリックの間には効果のうえで違いがないはずなのに、諸事情で
価格や外見が異なる・・・。
 
 ちょっと不思議な感じを受けるのではないでしょうか。
 でも、それがジェネリックなんだと、あまり気にしないほうがよいのかも
しれません。

------------------------------------------------------------

 なお、アムロジピンOD錠(ジェネリック)や、アンプラーグ錠(先発)の
ジェネリックにおいて、製剤に工夫や改良を施した製剤が一部にあること
もわかりました(味、安定性、包装への表示等)。

 せっかくの特徴なのに、マイナス面ではないのですから、遠慮せずに
患者さんにも説明できるよう、メーカーには印刷物を用意してほしいと
思いました。それがあると、薬局では説明がしやすいのですから。

──────────────────────────────
◆みなさんはどう思われますか。
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ついて、お知らせください。

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【ジェネリック】 ジェネリックを信頼してみてはどうだろうか

2010-01-03 14:12:46 | ジェネリック de リ・スタート!
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☆ 平成21年度2回目のジェネリック医薬品の薬価収載がありました!
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 一昨日、今年度2回目のジェネリック医薬品の薬価収載がありました。
一番の“目玉”は、アンプラーグ錠(田辺三菱製薬)のジェネリックが登場
したことでしょうか。

 なんとそのメーカー数は22社! 新発売となっています。

 先発品の薬価は比較的高く、そのうえ本剤の処方は1日に2~3錠服用
することが大半ですあり、処方日数も長期に及ぶことが多いので、
ジェネリックに変更すれば自己負担金は相当軽減されるものと思われます。
 
------------------------------------------------------------
☆ 22社のジェネリックに違い(特徴)はあるのでしょうか?
------------------------------------------------------------

 薬価は、どのメーカーのジェネリックを選んでも同じです。
 「臨床での使用経験がない」ということも、22社に共通します。
 もちろん、主成分やその含有量はもちろん、
ジェネリックとして国の承認基準をクリアしているということも同じ・・・。

 では、どれを使っても構わない・・・?
 
 現時点では上記の観点だけで見る限り、どれも差がないと言わざるをえません。

------------------------------------------------------------
☆ では、どのメーカーのジェネリックを選んだらよいのでしょうか?
------------------------------------------------------------

 ただし一部のメーカーの製剤において、先発品にはない特徴を有している
製剤がある可能性があります。
 たとえば、先発品よりひと回り小型化されているとか、包装や表示に工夫が
施されているとか、使い勝手のうえで差別化をはかっているメーカーがある
かもしれません。
 
 今後、薬局に行った際に、「アンプラーグのジェネリックが新発売!」との
説明を受けたら、
 
○何か違いがあるとしたらどのようなことがあるのか、
○先発品にはない特徴(改良点)には何があるのか、
○それは服用する側の立場で考えたとき、どのようなメリットといえるのか、

 こんなことを聞いてみてはどうでしょうか。メリットがあるのなら、変更する
ことに納得ができるものと思われます。

 患者さんにとってメリットのあるジェネリックを紹介してくれる薬局であると
うれしいし、頼もしいですね(^^)
 
 
============================================================
◆ジェネリックを使い始めてから幻覚症状が増えた?
============================================================

 今回、寄せられたエピソードにこんなものがありました。

 認知症を患っている88才の女性のご家族より。

「春より、高血圧治療剤(カルシウム拮抗剤)と高コレステロール血症
治療剤(スタチン系薬剤)をジェネリックに変えました。

 以前からときどき幻覚(虫が這っているのが見える)を訴えることが
あったのですが、次第にその回数が増え、最近は1日に何回も訴える日も
ある。

 そんな折、テレビでジェネリック医薬品に関する番組を見た。
 幻覚症状が増え始めたのはジェネリックに変更したあたりからであり、
時間的に重なっていることから、ジェネリック医薬品に変更したことが
影響しているのではないか」

------------------------------------------------------------
◆ジェネリックが原因しているのか?
------------------------------------------------------------

 幻覚症状に悩まされる本人も、それにつきあう周囲にとっても、
さぞ気になっていることでしょう。

 しかし、症状を引き起こす原因を考えたとき、薬が原因と考えるより、
病状の進行あるいは変化していると考えるのが自然ではないでしょうか。
(できればそうあってほしくない、という気持ちはわかりますが)

 おおむね幻覚の増加とジェネリック服用開始との時間的な相関性が
考えられるとしても、ジェネリックのもつ作用を考えたとき、
そのような症状を誘発するとはたいへん考えにくいのです。

 また高血圧治療剤や高コレステロール血症治療剤のジェネリックが
認知症治療薬の作用を減弱させる・・・、そんな作用を有しているとも
考えにくい(添加物等の違いでは説明がつかない)。

------------------------------------------------------------

 原因が証明されなくても、少しでも不安なことは避けておきたいという
気持ちや、納得のいく治療を受けたいという気持ちは尊重しなければ
いけませんので、先発品に戻しました。
 
 その後、どうなったかはもうしばらく様子を見なければいけませんが、
なんとなく以前より幻覚は減った気がする、とご家族は仰られます。

 それを真っ向から否定したり、ジェネリックに固執させるつもりは
ありませんが、体調変化に対して、どうも「ジェネリック犯人説」に傾いて
しまうのは非科学的であり、風評被害に近い感じがします。

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【ジェネリック】 気分的に馴染めない・・・

2009-12-22 23:16:45 | ジェネリック de リ・スタート!
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適切に使用されることを目的とするものです。

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 昨今、遺体から睡眠剤が検出されるという、不審死の報道がありました。

 不眠症の訴えがあれば、多くの医師は睡眠剤を処方するでしょうし、
故意にそれが犯罪に使われたのだとしたら、医療サイドでは加害者への
処方を防止するすべがないように思われます。

 不眠症は、訴えとともに何らかの検査に基づいて確定するのではなく、
もっぱら訴えによって診察が進められます。何かを尋ねても、それらしい
返答がなされたら、おそらく処方がなされます。つまり、薬剤の入手は容易
ということです。

 睡眠剤でなくても、薬剤が加害の道具にされることに対し、確かな診断の
もとに処方されていれば、薬局では交付しないわけにはいきません。

 その結果、適応外使用ならぬ“悪事”に使用されてしまうのだとしたら、
薬剤師として複雑であり、残念です。
 
============================================================
 何ともないけれど、気分的にジェネリックに馴染めない・・・
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 先日、約2カ月近い長期処方が行われている患者さんがジェネリックに
変更することになり、まずある1種類の薬剤から変更しようと、そのうち
7日分だけ「分割調剤」(1週間程度の短期間、“お試し”的に服用し、
様子を見る調剤方法)が行われました。

 ところが1週間近く経ってお電話をしたところ、別段異状もなく、体調も
これといってそれまでと変わりないのであるが、“気持ちの問題”で
先発品に戻してもらえないか、というお話を頂戴しました。

 そう仰られるのであれば、そのご意見は尊重しますが、“気持ちの問題”
というのはどういうことでしょう。

------------------------------------------------------------

 変えてはみたものの、そのうちに体調が悪化してしまうのではないかと、
びくびくしながら過ごしておられたのでしょうか。そうなってからでは大変と
ばかり、何も見られていないうちに元へ戻そうとされたのかもしれません。

 もしそうだとしたら、ジェネリックに変えることで効き目が変わる、
先発品にはない作用が見られることがある、といった先入観でもあった
のでしょうか。

 プラセボ効果のように、ジェネリックであることだけでいたずらに不安感
を増大させてしまっているのだとしたら、少々やりきれない思いがします。

------------------------------------------------------------

 プラセボ効果まで考慮するのであれば、変更しても心配することはないと、
言いづらくなってしまいます。

 100%と言わないまでも、ほぼそれに近い表現で自信を持ってお勧め
することが、ジェネリックの変更時には重要です。

 「何か想像もできないことが起こるかもしれない」「飲んでみなければ
わからない」などといったニュアンスを強く感じさせるように言われたら、
誰だって変更しても薄気味悪く思うことでしょう。

 医薬品の場合、薬剤師自身が飲んでみて、その感触をお伝えすることが
できないという状況があり、ならば既に服用している他の患者さんの様子を
お知らせすることが、後から服用する患者さんにとって心強いのではないか
と思います。

──────────────────────────────

 ジェネリックへ変更する際に、全く問題ないと“断言”するのは誤解を
生むおそれがありますが、

◆体調に合わないことがあるかもしれないが、それはごくわずかな確率に
すぎない
◆仮に何らかの体調変化があっても、日頃見られる体調変化にすぎない
可能性も十分にある
◆それはジェネリックのみならず、新薬を使い始めるときでも同様のことが
いえる(新薬を使い始める際には体調変化を気にせず、ジェネリックを使う
時に気に強く気にかけるのは理屈に合わない)
◆ジェネリックを使用することで支払いが安くなるのは、製剤の品質が劣る
ことによるものではなく、単に開発や製造に至るまでのコストを必要としない
分、価格が安く設定されているにすぎない

 これらを重ねて説明し、けっしてジェネリックを使用することで支払いが
安くなることは「安かろう、悪かろう」ではないことを、耳にタコができるほど
伝え続けていくことが必要なのではないか、それが妙な先入観を払拭する
ことにつながるのではないかと改めて感じた次第です。


★みなさんはどう思われますか。

★また薬剤師のかたは、ジェネリックの安心感をどのように伝えていますか。

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 ご意見、ご感想等がございましたらお知らせください。

 取り上げてほしい話題、感想等、些細なことでも構いません。

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【ジェネリック】 1錠飲んでみたけど効かない

2009-12-13 13:10:56 | ジェネリック de リ・スタート!
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的とするものです。

──────────────────────────────

 今日から11月、だいぶ涼しくなりました。秋晴れもいっそう爽やかです。

 しかし気がつくと今年もあと2カ月、ただ通り過ぎた1年にしないため
にも、これからを有意義に過ごしましょう。

 今月は、2009年度2回目のジェネリック医薬品の薬価収載があります。
正式な収載日は未定ですが、早ければ今週末かという噂もあります。

 7月に収載されたムコスタやクラビットのジェネリックも、特許訴訟が
決着して、さらに他の製薬メーカーから収載されるようです。
 
------------------------------------------------------------

 先日、ある抗菌剤についてジェネリックに変更し、服用されたかたが、
1錠飲んだ時点で「効かない」と仰られ、元に戻して欲しいと訴えて
来られました。

 残念ながら分割調剤をしていたわけではないので、今後処方があれば
元に戻すことができても、本処方の残余を交換する(=元に戻す)ことは
できません。
 
 今回の処方を経験して、そのジェネリックは自分に合わないという印象を
お持ちになられたとしたら、今後、服用する機会があっても、そのかたには
そのジェネリックをお勧めしにくいことになります。

------------------------------------------------------------
|
|  保険薬局では、患者さんの印象、感触で、変更したジェネリックを 
| 次の処方から元に戻すことがありますが、それはさておき、元に戻した
| というエピソードとその薬剤を、薬歴簿に記録を残しておく必要があります。
|  真偽にかかわらず、「合わない」と判断した事実を今後の参考にする
| ためです。ぜひ忘れないように記録しておきましょう!
|
──────────────────────────────

 ですが、「1錠飲んだが効かない」という訴えについて、みなさんは
どのように思われるでしょうか・・・。

 たった1回の、それも1錠の服用で効果を判断するというのは、ちょっと
性急すぎる感じは否めないと思われるのですが、いかがでしょうか。

 これから2回目、3回目、そして処方日数を飲み続けることで効いてくる
のではないかと期待されます。
 また運悪く、その抗菌剤が病気に合わなかった可能性もあります。
 併用薬等の関係で、効果が不十分だったのかもしれません。
 
 早く効いて、体調が楽になりたい気持ちはわかります。
 1錠飲んで全快しないまでも、これで快方に向かうという感触を得たい、
そういう気持ちが相当あったのではないかと推察しています。
 
 「少しでも早く治りたいお気持ちはわかりますが、たった1回の服用で
効かない、と判断されるのは少々、早すぎると思われます。
 効いてくるのはこれからです。
 この薬は他の患者さんもお使いですが、効かないとか、効き目が悪い
などと仰られるかたは、ほとんどおられないのですが」

 毅然と、かつやんわりと、そう言ってみるとよかったのかも・・・。
 
------------------------------------------------------------

 入院中だったら、1回飲んだ段階で、「まだ、効いてきた感じはしません」
と言うことがあっても、「この薬、効かないから違うものに変えてほしい」
とまで申し出ることはまれだと思います。おそらく、しないでしょう。
 
 この患者さんは、既に慢性疾患でジェネリックをお使いなので、
ジェネリックに理解がないわけではないと思われます。

 この抗菌剤に対しては、いつも以上の期待をしていたのでしょうか。
 それほど、その疾病が辛かったのでしょうか。

★みなさんはどう思われますか。

★また薬剤師のかたは、「1錠飲んだが効かない」と言われたとしたら、
どのように対応されていますか。

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【ジェネリック】 未知の作用への不安について考える

2009-12-07 00:35:44 | ジェネリック de リ・スタート!
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──────────────────────────────

 今月になって、これまでにない新しい薬理作用を有する高血圧治療薬
が新発売になったことでMR氏が来訪され、説明を受けました。

 海外でも2年ほど前から使用し始められた程度にすぎず、
それほど使用例は多くない、これからの薬剤です。

 そのメーカーは期待でいっぱいのようです。しかし飲むのは患者さんです。
安心して使用できるでしょうか。

------------------------------------------------------------

 新薬というのは、例えば車などと違って、新車がそれまでの経験を元に
性能が改良されて発売されてくるのと異なり、多分に使ってみないと
わからない部分がたくさんあります。

 たとえ同系統の薬理作用を有する薬剤に分類される薬であっても、
細部の作用はその物質が持つ特有の作用であり、わざわざその作用を
持つように開発者が仕組んだものではありません。

 薬の作用は、機械のように開発側がその機能を自由に制御できるわけ
ではありません。

 新薬の中でも、新しい薬理作用を有するものほど未知の部分が多いの
は言うまでもありません。

 開発時に臨床試験を行っているといっても、限られた状況下において
使用されたにすぎず、市販後にあらゆる状況下で使われると、ときに
予想外の重篤な副作用等が見つかることはいくらでもあります。

 臨床試験をしたうえで市販されているといっても、
改めて試運転をしているにすぎないのが「新薬」です。

──────────────────────────────

 それに比べて、ジェネリックはどうでしょう・・・。

 薬理作用を有する主成分は、先発品とまったく同じです。
 だから、その作用もわかっており、使用経験が十分にあります。
安全性に関するデータもかなり揃っています。

 それは発売直後の新薬と比べると、大きな違いです。

------------------------------------------------------------

 先発品と同じ薬効成分を用いて製剤化するにあたり添加物が異なると
いっても、医薬品に用いる添加物は、多くの薬剤に用いられている、
既定の範囲のものばかりです。

 添加物が作用に影響を及ぼすことはありません。ないから、添加物への
使用が認められているわけです。

 また製剤として、その効き目は「生物学的同等性試験」によって、
先発品と同じ効き目(時間の経過に伴う血液中濃度の変動の様子)で
あると、同等であると評価されているのがジェネリックです。

 新薬が未知の部分が多いのに比べたら、ジェネリックはほとんど既知の
薬剤であるといってよいでしょう。

 新薬には過去の薬剤にはない期待もあるとはいえ、未知の不安も
大きい・・・。
 ジェネリックは先発品と同等の作用が期待でき、未知の不安は少ない。

 こんな対比ができると思います。

------------------------------------------------------------

 新薬にそれほどの懸念を覚えず、次々と使い始める一方、
ジェネリックに慎重になっているというのは、安全性感覚がアンバランス
ではないかと思われます。

 未経験なものにトライする際の不安はあると思いますが、ならば新薬を
使う際には、相当の警戒感をもって使用したほうがよいでしょう。

──────────────────────────────
 
 さて、すっかり秋らしくなってきました。食欲の秋、読書の秋、スポーツの
秋、そのほか、何をするにも絶好のシーズンです。
 
 今日、10月25日は『第11回薬害根絶フォーラム』が行われました。
http://homepage1.nifty.com/hkr/yakugai/forum/forum11-chirashi(1).pdf

 この内容は次回、お知らせしたいと思います。

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【ジェネリック】 学会でもおおいに盛り上がる!

2009-11-27 00:04:52 | ジェネリック de リ・スタート!
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──────────────────────────────

 今回、先日、大津市(滋賀県)で行われた第42回日本薬剤師会学術
大会に参加しました。そこでジェネリックに関する口頭発表を聞き、その
感想をお知らせすることにします。

------------------------------------------------------------

 参加者は約9000名だったそうで、大きく2つのエリア(会場)に分かれ、
行われました。
 ポスター会場は、暮れのアメ横並みに大混雑!
 入り口から目的とする発表の場所まで移動するのもやっとの思い・・・。
示説時間内にお目当ての発表場所を回るのにみな苦労していました。

 口頭発表の会場もほぼ満席状態、関心の高さをうかがわせます。

──────────────────────────────

 ジェネリックに関する口頭発表を拝聴して、比較的、多く見られたものは
下記のようです。

○自己負担(支払い金額)の少ない患者、あるいは公費や助成により
自己負担のない患者に対して、ジェネリックの使用について理解が
得られにくい。

○ジェネリックメーカーにおける情報提供や情報収集の現状について
改善が望まれる。

○使用促進の努力をしている薬局は少なからずある。

------------------------------------------------------------

 また、興味深い発表としては、このようなものがありました。

○置かれた環境において精一杯使用促進の取り組みを行っていても、
使用量(数量)ベースにおいて、30%は高いハードルである。

○病院では、ジェネリックを使用して不具合の報告がないものの、
開局では、患者からさまざまな意見が寄せられている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 全体を通じての主な感想(私見ですが)は、下記のようです。

○ジェネリックの使用促進の取り組みは、薬局経営のために行われるもの
ではない。
 国民は「安かろう悪かろう」の印象を持っており、自己負担減額の大きさ
にかかわらず、ジェネリックを使用しても大丈夫、問題ないという印象を
もってもらう必要があるのではないか。

○開局薬剤師はジェネリック使用後の患者から、ジェネリックが原因では
ないかとする体調不具合の訴えを少なからず受けている。
 その真偽はともかく、使用開始前に、使用後の体調(変化)について、
過度に心配しすぎないよう、あるいは誤解を招かないよう、服薬説明をして
おくとよいのではないか。

──────────────────────────────

 国民は、安さと引き換えで、品質に難のある薬を使用するのではありま
せん。また薬剤師も「安さ一辺倒」で変更を勧めるのではありません。

 安いことはジェネリックを使用するうえでの大きなメリットとはいえ、
それを推奨する薬剤師が日頃からどの程度信頼されているか・・・、
信頼されている薬剤師が適切な説明を行うことで国民はジェネリックを
試してみようと思うのではないでしょうか。

 これまで「かかりつけ薬局(薬剤師)」などと言いながら、信頼を培って
来れていないとしたら、価格を前面に出しても、国民の理解や納得は
得られないのではないかと、改めて思った次第です。
 
------------------------------------------------------------

 ついでの観光をする時間もないまま、好天に恵まれた琵琶湖湖畔を
後にしました。

 来年の学術大会は長野市(長野県)です。

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【ジェネリック】 ジェネリックに消極的では職場放棄とみなされる

2009-11-15 13:56:08 | ジェネリック de リ・スタート!
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 今回は、薬剤師にとって、ちょっと耳の痛いお話を。

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 先週、「第2回ジェネリック医薬品安心使用促進セミナー」が神戸で
開催されました。

 報道によると、その中である演者のかたから

 医療現場での後発品に関する情報は薬剤師が収集、評価し、
医療関係者や患者に適切に伝達すべきとの考えを表明。
 後発品の使用促進に薬局薬剤師が積極的に関与していない現状は、
「まさに職場放棄。後発品への理解だけではなく、自らの職能そのもの
への理解が低い証拠であり、いま一度業務を見直す必要がある。」と
厳しく非難した。
(日刊薬業 平成21年10月6日)

 と、開局薬剤師はキツーイお言葉を頂戴してしまいました。

 その場に居合わせた薬剤師はどう思ったことでしょう・・・。

------------------------------------------------------------

 それと呼応するように、開局薬剤師の活動状況については、
「後発医薬品調剤体制加算」は当初の予想を大きく上回り、8割以上の
薬局が算定しているにもかかわらず、使用量においては、依然、目標値
(いわゆる数量ベース30%超)にははるか及ばないという実態があり、

「点数は取っているのに、やっていないというのは最悪です。薬剤師は
その時々の医療を背負い、それを解決するための原動力として機能して
ほしいと思います。患者のために役立つことで、将来的に自分たちの
職能も高まるのです。
 そういう意味では、後発品使用促進は、点数に関係なくやらないと
いけません。「後発品を信用できない」というのは職場放棄でしょう。
後発品の承認基準の検討には薬剤師が関わっているのですから、
自分が決めたことを自分で批判しているのです」
(じほう、2009年9月25日)

 と、ここでもある薬剤師界の重鎮のかたから薬剤師の後発品使用促進
に対する現状について、猛省が促されています。

------------------------------------------------------------

 「職場放棄」、「職能放棄」とまで言われて、悔しくないのでしょうか、
開局薬剤師のみなさんは!


 今日から大津市(滋賀県)で、日本薬剤師会学術大会が開催されます。

 一部の薬局では積極的な活動が行われている一方、総和で評価される
と、このような手厳しい言葉が浴びせられてしまうのでしょうか。


 少し前までは、ジェネリックの使用促進がみられない状況に対し、
開局薬剤師がボトルネックとまで言われていました。

 また、実態調査結果を持って、「病院」薬剤師からでさえ、開局薬剤師の
熱心な活動の様子が感じられない、と“平気で”学会の場で発表されること
もありました。

 そこには反論もあるのですが、さも当然のように、開局薬剤師に一手に
責任の矛先が向けられることに、しかも同じ薬剤師からも言われてしまう
ところに悲しくもあり、ひどく残念に思いました。

 ぜひ、実態に反攻して、見直されるようでありたいと思います。

------------------------------------------------------------

 今回は、ここまでとします。日本薬剤師会学術大会で興味深い話が
聞けましたら、次号で紹介していきたいとおもいます。


──────────────────────────────

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【ジェネリック】 医療費を下げるのはジェネリックだけ?

2009-11-07 21:35:00 | ジェネリック de リ・スタート!
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┃       2009.10.4 Mon.   通巻29号
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 みたキタ企画、薬剤師のsukeです。

 このメールマガジンは、ジェネリック医薬品(後発医薬品)が
適切に使用されることを目的とするものです。

──────────────────────────────

 この10日間ほどのうちに3回、朝日新聞の読者投書欄である「声」で、
「薬を飲むということ」について意見が交わされていたのを、お気づきでした
でしょうか。

 9/24 『薬漬け医療』やめてほしい
 10/1 薬の処方は最小限に、心掛け
 10/3 医療費考え飲まぬ薬は断ろう

 いったん処方されてしまうと、患者側から“薬を断る”ということは難しい
ことでしょう。医師の処方に口を出すことが憚られるからこそ、必要以上と
思われる処方は薬漬けのようであり「やめてほしい」となります。
 ならば医師も「最小限に心掛ける」となります。

 処方なくしてこの議論は始らず、本当に必要な処方だったのか、
患者の求めに応じて処方した結果そうなったのか、
求めていないのに処方されてしまったのか、
実際の状況はわからないものの、おそらく話を聞けばそれぞれの意見に
一理あるように思われます。すれ違いを起こしているようでもあります。

------------------------------------------------------------

 先月末、医薬品医療機器等安全性情報が出されました。その中で、
重篤な皮膚障害に関する記事があり、どのような薬剤による報告が
多かったのか、公表されました。

 日常的によく使われている薬剤が上位に並びます。

 有名な消炎鎮痛剤や抗生物質もあり、発生頻度は少ないとはいえ、
その影響の大きさを考えると、ホント、薬って怖いなぁ・・・、と思います。
出来るものなら少しでも薬を使わずにいたい、必要性に乏しいものは、
あえて控えておきたい・・・、と。

 それによってこのような被害に遭う可能性は低くなるわけです。

------------------------------------------------------------

 処方を見ている薬剤師ならわかるはずです。

 処方の中で、比較的必要性に乏しい薬はどれか、
 患者さんが飲み残して手元に多く持っている薬剤はどれか、
 患者さんは服薬することに、どのような考えを持っているのか。
 
 患者さんが「薬を減らしてほしい」という思いを持ち、それを医者の前では
口に出すことが憚られるのであれば、薬剤師は中立でありながらも、
患者さんの疑問を解消すべく、一肌脱いで患者さんの納得が得られるよう、
患者さんの薬物療法に関わってあげるとよいのではないかと思いました。


★★★ さて今回のテーマは、
──────────────────────────────
 医療費を下げるのは、ジェネリックだけ?
──────────────────────────────

 ジェネリックを使用することで、自己負担金を下げ、同時に医療費を
抑えようという取り組みは、最近、数年前からの動きです。

 ジェネリックを使用する以外に、自身の自己負担金を(ひいては医療費
を)抑える方法はなかったのでしょうか。

 そんなことはありません。上述でお気づきのように、

・必要性に乏しい薬の使用を中止する
・症状や体調に応じて、服用回数を減らす
・症状や体調に応じて、1日あるいは1回の服用量を減らす
・手元に残薬があり、使えるのであれば、それを活用する
・他の薬理作用を有し、同じ使用目的の薬価の安い薬に変更する

 などの方法があります。
 ジェネリックは、このような方法で自己負担金を下げることができる中、
さらなる方法として登場してきたわけです。

------------------------------------------------------------

 昨今、薬局に行くと、ジェネリックへの変更を打診されることと思います。

 安くなることは歓迎しても、お支払いを安くできますよと言われても、
患者さんは、ジェネリック使用以前の、旧来からの方法がとれなかったの
かと、今からでも取ることができないのかと思われるのではないでしょうか。

 ジェネリックによる最大のメリットは自己負担金額の減少です。

 たとえば1日3回服用することになっているが、日常生活では2回くらい
しか服用できておらず、それでいながら体調に問題はなく、順調に
過ごしているようなら、そもそも「1日2回服用」に処方変更することが
できないか、検討してみてはいかがでしょうか。

 仮に1日3回服用することに意義があるとしても、すでに多くの残薬が
手元にあるのであれば、たとえ1回でもいいから、その分処方を減らして
もらうことで、一時的に自己負担金額を減らしてみてはどうでしょうか。

------------------------------------------------------------

 このような方法がとれない時こそ、ジェネリックを使用する、ということに
より意味が出てくるように思われます。
 ジェネリックを推奨することに、納得もしやすくなるのではないでしょうか。

 逆にいうと、旧来からの方法をして来ずに、ジェネリックだけの推奨だけ
でお安くなりますよ、というのは、どこか違和感を感じさせるのではないか
と思います。

 これまで、処方にひたすら従順に従うだけで、処方通りに服用してもらう
ことを頑なに守ってこようとしてきたのであれば、これからは患者さんの
実情をより考慮し、処方という基本方針を理解しながらも、そのギャップを
埋めるような取り組みを進めていくとよいのではないかと思われます。


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