新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

アズマイチゲ:東一華(西でも東でも)

2006-03-17 07:06:04 | 植物観察1日1題
昨日の記事の社のすぐ近く、農家の裏手の斜面に見事なアズマイチゲ:東一華(キンポウゲ科アネモ属)
の群落があります。
落葉樹林の林縁や林床の石灰質土壌に好んで生えます。早春に地上に現れ初夏には消えるスプリンエフェメラルで有毒物です。
関東地方に多くあるのでアズマ、イチゲはほかのイチゲと同じで花茎の頂に花を一つつけることからきています。
葉は3裂して長い柄を持ち、小葉は卵型で浅く裂けます。早春、葉より高く出した茎頂に苞葉をつけ、中心から花茎を1本立てます。花は3~4cmで裏は少し紫色を帯びます。花びらと見えるのは10片内外の萼が変化したもので、花弁は退化して見えなくなっています。この花も日が当たると開きますが、雪空のその日は花びらを閉じたままでした。