簾 満月「バスの助手席」

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鉄道の復旧 (井原鉄道沿線の旅)

2018-11-02 | Weblog

 西日本豪雨は、岡山県下の鉄道各線にも多大な被害をもたらした。
線路への浸水、土砂の流入、法面の崩落等が各所で発生し、県内では全線で終日
営業が停止した。広島でも甚大な被害が出ていることも有り9日になってようや
く一部路線で運転が再開されたものの、ダイヤは大幅に混乱したままであった。





 その後鉄道は部分的な復旧で少しずつ運行を再開したものの、一部区間の復旧
遅れで各所の不通は解消されず、バス代行を行っていた。
そんな中伯備線が8月1日全線で運行を再開した。全面復旧は26日ぶりの事である。
これによりダイヤも通常に戻り、特急や寝台特急も帰ってきた。
それに続いて津山線でも唯一復旧工事が遅れていた岡山市内区間の工事が完了し、
31日ぶりに全線運行に戻った。





 又一般には目立たないが、JRの貨物輸送にも大きな影響が出ていた。
広島・山口県内の山陽線でも不通区間が有り貨物輸送が出来ない状態が続き、8月
の末になって岡山から伯備線を使い山陰本線を通す迂回ルートに変えている。
単線や非電化区間の多い山陰線では大量輸送は無理らしく、ルートは確保したもの
のその輸送量は1%程度で、多くはトラックや船での輸送に頼るのが現状のようだ。
その貨物輸送が完全に復旧したのは三ヶ月後の10月半ばのことである。





 一方、井原鉄道沿線は高架や、盛り土上に線路が敷設されている区間が多く、
線路への直接的な被害は少なかったようだが、地上にある信号や通信施設が水
没で使えなくなった。中でも被害の激しかった真備地区の川辺宿、吉備真備、
備中呉妹の三駅の復旧までには時間を要したが、凡そ2ヶ月ぶりの9月に入っ
て全線での営業がようやく再開されている。(続)

最新記事 アップしました  「はれのくに おかやま」観光情報はこちら 

西日本豪雨の被害復旧に向け、岡山は元気です。ぜひお越しを。
『がんばれ 真備 がんばれ 岡山』





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