5分歩いてもうどん屋は無かった。
途中自販機の前で訪ねると、「その先の広い道に出ると食堂が有る」
結局、教えられてから30分ほど歩いた、県道の交差点に大きなセルフの食堂が有り、
どうにかお昼を取ることが出来た。
32番から33番に向かうには、二つのルートが有る。
一つは、新しい道で浦戸湾に架かる浦戸大橋を渡るルート。
もう一つは、旧街道で種崎から渡し船を使うルート。
距離は前者が2キロも長い事も有り、やはり遍路は旧道が相応しい、渡船も風情が
有って良いなどの理由から後者のルートを選択する。
この道は、竜馬が一時潜伏し、身を隠したと言う中城家などの史跡も多い。
32番からは約6キロで種崎の渡し場に到着した。
ここの渡し船は、1時間に1本。
到着の10分前に一便出たところなので、次まで50分程待つことに成る。
途中コンビニに入って、アイスキャンデーを求めたのが響いたようだ。
待合室には先客がいた。
足が痛くて歩けないので竹林寺からはタクシーで来たと言う一人歩きの遍路。
その遍路を乗せて来たタクシーの運転手が、その先に見える浦戸大橋を指さして
嘆いている。
「橋が大渋滞でどうにも商売に成らん」
聞けば、その先の桂浜の駐車場が満杯で入れず、それを待つ車の列が延々と大橋の
上まで延びているのだとか。
大橋を見ると、車は停まったままほとんど流れていなかった。
件の遍路は、靴が悪かったと嘆いている。
「2000円の安もんでは駄目だ・・」と言う言葉に、懐かしいイントネーションを感じ
「名古屋の方?」と問うと「小牧だ」と言う。
待合室で懐かしい故郷の訛りに出会うとは思ってもいなかった。(続)
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途中自販機の前で訪ねると、「その先の広い道に出ると食堂が有る」
結局、教えられてから30分ほど歩いた、県道の交差点に大きなセルフの食堂が有り、
どうにかお昼を取ることが出来た。
32番から33番に向かうには、二つのルートが有る。
一つは、新しい道で浦戸湾に架かる浦戸大橋を渡るルート。
もう一つは、旧街道で種崎から渡し船を使うルート。
距離は前者が2キロも長い事も有り、やはり遍路は旧道が相応しい、渡船も風情が
有って良いなどの理由から後者のルートを選択する。
この道は、竜馬が一時潜伏し、身を隠したと言う中城家などの史跡も多い。
32番からは約6キロで種崎の渡し場に到着した。
ここの渡し船は、1時間に1本。
到着の10分前に一便出たところなので、次まで50分程待つことに成る。
途中コンビニに入って、アイスキャンデーを求めたのが響いたようだ。
待合室には先客がいた。
足が痛くて歩けないので竹林寺からはタクシーで来たと言う一人歩きの遍路。
その遍路を乗せて来たタクシーの運転手が、その先に見える浦戸大橋を指さして
嘆いている。
「橋が大渋滞でどうにも商売に成らん」
聞けば、その先の桂浜の駐車場が満杯で入れず、それを待つ車の列が延々と大橋の
上まで延びているのだとか。
大橋を見ると、車は停まったままほとんど流れていなかった。
件の遍路は、靴が悪かったと嘆いている。
「2000円の安もんでは駄目だ・・」と言う言葉に、懐かしいイントネーションを感じ
「名古屋の方?」と問うと「小牧だ」と言う。
待合室で懐かしい故郷の訛りに出会うとは思ってもいなかった。(続)
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