簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

高千穂への路線バス(高千穂ドライブ旅)

2017-08-30 | Weblog
 「バスは疲れますね。鉄道が残っていれば良かったのに・・・」
宿泊した旅館での朝食時、同席になった一人旅の男性は、「高千穂」にはバスで入
ったと言っていた。



 調べてみると高千穂」に入るバスのルートは大きく三つあった。
博多から高速バスを使うのが一つで、一日四往復運行されている。
所要時間は、高速道路経由で凡そ3時間半である。



 二つ目は熊本の駅前から特急バスを使うルートで、これは一日二往復の運行、
所要時間は凡そ3時間で、これらのバスは何れも「高千穂B.C.」を経由して、延岡
までの間を運行している。



 その延岡から路線バスで入るのが三つ目のルートである。
この路線は便数も多く、件の男性もこのバスを使って「高千穂」を訪れている。
しかし、いくら便利が良いとは言え、1時間半もかかる路線バスに揺られるのはや
はり疲れるらしく、「鉄道が・・」と言う事らしい。



 その頼みの鉄道はと言うと、昭和の時代、延岡と高千穂の間(営業キロは50Km)
には国鉄の高千穂線が営業していた。
典型的な赤字ローカル線で、当時は上り下り各6本程度の運行で、その後JRに引
き継がれるが、運行本数はほとんど同じだったようだ。



 この線はその後、平成に入って第三セクターの高千穂鉄道となり、運行本数も
JR時代の倍になったが17年の台風で甚大な被害を受け、以来全線で運転を休止、
復旧が望まれたものの資金難から20年にはついに全線廃線となっている。
それを引き継いだ形で輸送を担っているのが、この路線バスと言うわけだ。(続)





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国見ケ岳(高千穂ドライブ旅)

2017-08-28 | Weblog
 問われて急遽予定に組み込んでみたものの、国見ケ岳のことはこれまで全くの
ノーマークで、何も知らなかった。

 観光パンフレットによると国見ケ岳は、高千穂町の西方にある台地状の山で、
標高は513mと言う。
元々高千穂町が標高300mほどの高地にあるので、山としては左程高くは無い。
車なら市街地から10分ほどで登れるらしい。



 案内標識に従い国道218号線を外れ、集落を抜け余り広くは無い林道を上る。
全線舗装されていると言うものの、所々に狭い場所も有り、大型と遭遇したら離合
が・・・などと心配しながらのドライブであったが、途中車に出会うことも無く、広い駐
車場に辿り着いた。


 
 道路を隔てた向こう側に茶店が一軒ポッンと建っていて、車はそこまでで、そこか
らは緩やかな坂を少し歩いて展望所に向かうことに成る。



 素晴らしい眺めである。
釈迦の寝姿に例えられる阿蘇の外輪山・五岳や、祖母山の連なり、天孫降臨の地
と言われる二上山から椎葉の山々などが連なって見える。



 眼下の盆地に目をやれば、高千穂の町並み、蛇行する五ヶ瀬川の渓谷、そこに
架かるアーチ型の大橋など、四周が展望できる。



 ここは雲海の名所としても知られているらしく、今朝ほどのあの騒々しいグループ
もそれを目指しての早朝登山で有ったようだ。
雲海は9月から11月にかけて、日の出から1時間ぐらいまでが見ごろだと言う。



 一段と高い丘の上には、「高千穂」と言う名の謂れにまつわる神話をモチーフにし
た、大きな三神の像が東を向いて建っていて、ここから国見をしたと伝えている。(続)



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朝の出来事(高千穂ドライブ旅)

2017-08-25 | Weblog


 廊下を行き来する騒々しい足音と、話し声に目が覚めた。
時計を見るとまだ5時前である。
何かしきりに叫んでいるようだが、その会話の内容までは聞き取れない。
古い和風建築の廊下を、慌ただしく行き来する何人かの足音が高く、賑やかで、煩
いことこの上もない。どうやら宿を早立ちする男女のグループらしい。



 喧騒は10分ほどで収まったが、その後再び眠りにつくことも叶わず、そのまま布
団の中でゴロゴロと過ごし、朝食の時間を迎えた。
高千穂神社近くの和風旅館に宿を取った、翌朝の出来事である。


 
 「騒がしかったでしょ~、申し訳ありません」
朝食の準備しながら女将さんが、代わりに詫びを入れてくれた。
聞けば国見ケ岳に、歩いて登る熟年男女の登山グループだと言う。



 メンバーの内の誰かが寝過ぎたらしく、出発が遅れ、慌てていたらしい。
昨夜は、賑やかに宿入りした後、一部屋に集まり酒盛りでもしていたのか、遅くま
で騒いでいたあのグループであろうが、他人迷惑な話である。
「近頃の若者は・・・」などと批判的に聞くことも多いが、「近頃の、ジジババは・・・」
決してマナーが良いものだけでもないようだ。



 食事処で同席した、一人旅の男性と話が弾んだ。
「昨日、行ってきましたよ。曇っていたけど、視界は悪くなくって、最高でした」と言う。
女将さんが「歩いて・・?」と問うと「いや、奮発してタクシーで」と件の男性。
返す刀で「行かれましたか?」と私に聞いてきた。



 慌てて「いや、今日これから行くつもりで・・・」と話を合わせたものの、実は今日の
予定はまだ何も決めてはいなかった。(続)



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夜神楽の舞、四番(高千穂ドライブ旅)

2017-08-23 | Weblog
 禰宜の格好をした男性による口上が終わると、舞台横に控えた大太鼓がドンとな
り、それを合図に笛や子太鼓のお囃子が始まった。



 最初の一番が「手力雄(たぢからお)の舞」であり、タヂカラオが天岩戸に隠れた
天照大神を探すさまを演じる。



 続く舞が「鈿女(ウズメ)の舞」で、ここでは天照大神の所在が知れたので、岩屋よ
り誘い出そうとするアメノウズメノミコトがその前で面白おかしく舞をする。
それは今で言う、ストリップのようなものであったらしいが、さすがにここでは神聖な
舞として、一人舞でその賑わいを演じて見せている。



 三番が「戸取(トトリ)の舞」で、再びタヂカラオが登場し、素早く力強く天の岩戸を
取り除き、天照大神を迎えだす舞を勇壮に披露して終わる。



 ここまでが40分ほどで、あっという間に済んでしまった。
決して派手な舞台装置や演出が有るわけでは無い。
太鼓の音は力強くは有るがリズムと言うことも無いほどに単調に響き、舞も単純で
素朴そのものであるが、なんだか知らず知らずのうちにすっかり神楽舞の中に引き
ずり込まれてしまったのは、舞から迸るエネルギーの成せる技なのか。

 最後が「御神躰の舞」で、これはイザナギ・イザナミの二神が酒を造って仲良く飲
み、抱擁し合い夫婦円満を演じる国生みの舞である。
冒頭「演じるほうも結構恥ずかしいですよ。だからおかしいところは思いっきり笑っ
て下さい。そうでないとやってる方は切なくて・・」などと面白可笑しく口上が有る。


 
 最後には満員の見物席に転がり込んだ二神が、観客を巻き込んだかなり際どい
演技で、爆笑の内に舞を終える。
気が付けば神楽殿には外国人観光客の姿も多くあり、後ろの方では立ち見が出る
ほど込み合っていた。(続)





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高千穂神社(高千穂ドライブ旅)

2017-08-21 | Weblog
 町の中心地に鎮座する高千穂神社は、今から約1800年前に創設されたと伝え
られる、高千穂八十八社の総社である。
大鳥居を潜り石段を上がると境内にご神木の夫婦杉が聳えている。
ここでは神楽の始まりとされる、笹ふり神楽の奉納が毎年旧暦の12月に行われて
いると言う。



 この日、JA直営のレストランで早めの夕食を終え、夜7時前に神社に来て見ると、
既に神楽の開演を待つ観光客が、日没後の寒さに震えながら何人か待っていた。
この地に伝わる神楽を、シーズン以外でも楽しめるよう観光客向けにしたものが、
「高千穂神楽」であり、ここ高千穂神社の境内にある神楽殿では、毎夜8時から1時
間、33番の神楽の中から代表的な4番が公開されている。





 夜7時になると神楽鑑賞の受付が開始されるが、そのころになると、神楽殿の前
には10人余りの観光客が待ち構えていた。



 畳が何畳敷けるのか、思った以上に広い空間である。正面に舞台が設えてあった。
「出来るだけ前に詰めて座って下さい」との声に送られ、「そんなに客が集まるの?」
と内心で訝りながら中に入り、舞台の前に席を占める。



 その舞台の四方に「内注連」(うちぢめ 紙で出来た注連縄のようなもの)が回ら
され、さらにその内側にはやはり紙で作られた「雲」と呼ばれる天蓋が吊り下げられ
ている。天井は青く塗られ、日月が描かれているように見受けられた。



 正面の神棚のようなものが天岩戸を表しているようだ。
右手が囃子方の席で、一抱えも有りそうな大きな太鼓や子太鼓が置かれている。(続)



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神々の里・神話の里(高千穂ドライブ旅)

2017-08-18 | Weblog
 神話の里と言われる「高千穂町」には町中の至るところで神々と神話にまつわる
モニュメントを目にすることが出来る。
そこには伝承を伝える説明板も掲げられているので、そんなもので神話への造詣
を深めてみるのもこの町の楽しみ方だ。そのためには車で回るよりも、ゆっくりと歩
いて回る方がこの町にはふさわしいのかもしれない。





 昔から神話は、神楽としてこの地に残されていて、はっきりとした文献ではその起
源を西暦1313年と伝えているが、今の形の夜神楽が演じられるようになるのは、江
戸時代からではないかと考えられているそうだ。

 高千穂地方に伝承されている神楽は、アマテラスオオミカミがお隠れになった磐
戸の前で、アマノウズメノミコトが面白おかしく舞ったのが始まりと伝えられている。
神楽はこの地で毎年11月中旬から翌年の2月上旬にかけて奉納される神聖な神
事であり、伝統民族芸能でそれは国の重要無形民俗文化財にも指定されている。





 およそ20の集落では、里ごとに氏神様を民家や公民館(神楽宿)に迎え、祭壇に
鎮座させ「神迎え」の神事を行い、それに引き続いて二日一晩を費やして33番の神
楽を、舞い奉納すると言い、観光客でもこれらをその里で見ることも出来るらしい。



 これらの神楽は里ごとにその舞に多少の違いはあるようだが、高千穂の里人が
太古の神々と年に一度の出会いを楽しみ、舞い遊ぶと同時に、秋の実りに対する
感謝と翌年の豊饒日々の安寧を祈願する舞であることは共通しているようだ。(続)





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高千穂のブランド牛(高千穂ドライブ旅)

2017-08-16 | Weblog


 少し古い資料だが、高千穂町企画観光課が発表した平成24年の観光統計を見
ると、一年間に同町を訪れた観光客数は、前年より2.4万人余り増え、137.3万人ほ
どで3年ぶりの増加で有ったと言う。
その内、宿泊数を見るとこれも前年と比べ増えていて、13.5万人ほどである。
この数字から見ると凡そ10人に一人が泊り客と言うことに成る。



 観光パンフレットによると、「高千穂町」にはホテルや旅館、民宿など合わせて30
軒余りが紹介されている。それらの収容人数がどれほどになるかは知らないが、単
純に泊り客の数から察するに、宿泊施設の数が多すぎるようにも見受けられる。
しかし泊まる側からすれば、それだけ選択肢が多いと言う事でも有り、それはあり
がたくもある。



 この日、高千穂神社の近くの和風旅館に宿を取った。
全10室ほどで、一泊朝食付きの値段も手頃な、小さな宿である。
旅館で夕食を頂くのも良いが、高千穂に来たからには是非味わいたいものも有り、
夕食を外に求めての選択であった。



 町の中ほどに「がまだせ市場」と言う、地の農産物や手作り品を販売する市場が
有る。そこにはJA直営の「ミートセンター」があり、かつて「全国和牛能力共進会」で
日本一を獲得したこともあると言う黒毛和牛の4等級以上の精肉が割安で販売され
ている。



 ここには「高千穂牛」を味わえる直営のレストラン「和(なごみ)」も併設されていて、
鉄板焼き、テーブルステーキ、焼肉の3つのコースで楽しむことが出来るが、直営
店と有って値も手ごろだ。

 宿での夕食を避け、少しだけ贅沢ではあったが、これも旅の目的の一つ。
落ち着いた雰囲気で食す「高千穂牛」は、とろけるような甘みのある豊潤な霜降り
肉で、期待と胃袋を十分に満たしてくれた。(続)





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高千穂峡(高千穂ドライブ旅)

2017-08-14 | Weblog
 30万年前から大噴火を何度も繰り返した阿蘇山の、9万年前の噴火では、その
噴出物は九州の半部を覆い、火砕流台地と言われる平原を形成したと推定され
ている。



 ここ高千穂町を代表す観光地である高千穂峡は、その噴火の折り噴出した火砕
流が、五ヶ瀬川に沿って帯状に流れだし、その後急速に冷却され固結したものが
更に浸食によって形成されたV字渓谷である。



 地図で見ると解るように、阿蘇から高千穂までは直線距離で30キロほど離れてい
る。この距離を火砕流は流れ下った。当時の噴火のすさまじさは、このことからも容
易に推察することが出来る。



 『柱状節理の断崖が左右に屹立し、その上を覆うように樹木が繁茂する。
川はあるときは淀んで淵をなし、あるときは岩を噛んで流れ落ちる。新緑の頃と紅
葉の季節の景観はこの世のものとは思えない、すばらしいものだ。』
(高千穂伝説殺人事件・内田康夫 光文社文庫)



 このように紹介される見事な景観は、高さ100mと言われ、そんな断崖が東西7キ
ロにも及び続いている。最大の見所は、遊歩道の滝見台から見る真名井の滝で、
これは観光ポスターでも紹介されるお馴染みの景色である。



 御塩井駐車場近くにはボート乗り場が有り、ボートで滝壺まで行くことが出来る。
ここからは渓谷に沿って遊歩道も整備されていて、高千穂大橋脇の駐車場までは
およそ1キロほどであり、ここは時間が有ればゆっくりと巡りたい景勝地である。(続)





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槵觸(くしふる)神社(高千穂ドライブ旅)

2017-08-11 | Weblog
 かつて高千穂郷には500余りの神社があったと言われている。
今「高千穂」を、神々の里と言う謂れである。



 町の観光パンフレットを見ると、天岩戸神社をはじめ、高千穂神社、槵觸(くしふ
る)神社、荒立神社、秋元神社など多くの神社が観光スポットとして取り上げられ
ている。
又周辺のガイドマップにもこれらの他に、幾つかの神社の所在地が記されていて、
そうした神社の多くには、神々にまつわる伝説が残され、そのことが「高千穂」を
神話の里と言わしめている。



 高千穂のバスターミナルから左程遠くはない、市街地を抜ける県道脇に、槵觸
(くしふる)神社と言う古社がある。
ここは、日本書紀の「日向の高千穂の槵觸峯に到します」と記された、天孫ニニギ
ノミコトが天降りしたとされる、槵觸の峰の中腹に位置する神社である。



 元々はこの峯そのものがご神体として祀られていたが、元禄時代に社殿が建立
され、降臨のさい随行されたとされる神々を祀っていると言う。



 県道から僅かしか入っていないのに辺りは森閑とした静寂に包まれている。
この日訪れたのは夕方5時を少し回ったころであったが、杉などの巨木に覆われた
参道は、静謐そのもので、その静けさを、不気味なほどに薄暗い灰色のベールが
覆い始めていた。



 ここには天岩戸神社のような賑わいは無く、他に参詣者の姿を見ることも無い。
しかし何かを感じそうな気配の漂う神社であり、それをパワーと言うならば、ここは
間違いも無くパワースポットである。(続)





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天岩戸神社・東本宮(高千穂ドライブ旅)

2017-08-09 | Weblog
 天安河原宮を参拝のあと、入り口付近にある茶店に入って休憩した。
雨が降るからか、山の中で川が近いせいか、この時期にしては異常な寒さを感じ
る日で、茶店で出されたシイタケ茶の暖かさが身に染みて美味い。



 女店主が、「東本宮はお参りされましたか?ここまで来られたのだから是非お参
りをして」と勧めてくれた、東本宮に向かってみる。



 先ほどお参りした天岩戸神社は「西本宮」と言われる社で、岩戸川を挟んだ対岸
に「東本宮」があり、それらを総称して天岩戸神社と呼んでいる。
「東本宮」は駐車場脇の商店前から歩いてもすぐの距離にある。


 
「天岩戸東本宮」と書かれた石柱が建つ前が広場に成っていて、ここがどうやら駐
車場らしいが、「西本宮」とは随分と趣が違う。
駐車する車も無ければ、参拝する人の姿を見ることも無い。



 樹齢数百年と言われる老木に覆われた地は、寂寥感に溢れている。
年代を感じる石段を一歩一歩上がると、正面に拝殿がせり上がってくる。
天照大神を御祭神とする神殿である。



 その神殿の右手から裏に回ると、遊歩道が有り、そこを暫く進むとしめ縄を巻か
れた一本の杉が見えて来る。
神木と言われる古木で、その根元からは御神水が湧き出ている。
先ほどの茶店で飲ませて頂いた水で、それは口に含むと何とも柔らかく、微かに甘
ささえ感じられる。



 そこから更に100mほど進むと樹齢600年余りと言われる七本の杉が見えて来る。
樹根が一つと言われる古木で、(ここからは見えないが)丁度そのあたりに天の岩
戸があり、ここはその神域の中心とも言われる場所である。(続)



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