簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

登録有形文化財 (JR乗り潰しの旅)

2011-07-29 | Weblog
 金指駅で行き違いの停車が有る。
この駅のプラットホームやその上屋も有形文化財に登録されている。
その少し先、宮口の駅本屋も登録された文化財だ。



 フルーツパークは、同名の駅の前に広がる農業公園。
約160種の温帯性果物が栽培されていて、収穫体験が出来る農業施設だ。
 天浜線利用で入園すると、入場料が割引されるらしい。



 雪解けの水を満々とたたえて流れる天竜川を越えるとこの路線の中心駅、天竜二俣に到着する。
天竜浜名湖鉄道の本社が有る駅で、観光やハイキング客などでさすがに乗降客も多い。
シーズンには賑わうと言う天竜舟下りの乗船地、船明ダムまでは、駅前から送迎バスが出ている。



 発車間際、運転席横で駅舎の写真を取っていると運転手が「この先にある転車台と扇形車庫も文化財だ」
と教えてくれた。
定期的に見学ツアーも開催されているらしい。



 遠州森は、嘗ての繁栄を今に伝える蔵や神社仏閣が町内に点在し、「遠州の小京都」と言われる町で、
レンタサイクルでの散策がお勧めらしい。
そんな町中のお寺の一つ、大洞院には、清水の次郎長の子分、森の石松の墓が有ると言う。
 その墓が、商売繁盛や勝負事に御利益が有ると言う噂から、一時、墓石が削り取られる被害が続いたとか。



 沿線に茶畑が目立ち始めその先で、掛川市役所の庁舎を見て、市街地の賑わいを抜けると、
掛川が近く成る。ここまで新所原から直行すると2時間余りののどかな旅である。
終着駅は、東海道本線の掛川に併設されている。(続)



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舘山寺温泉(JR乗り潰しの旅)

2011-07-27 | Weblog
 途中の気賀駅は、国登録有形文化財に登録された駅の一つである。
木製の改札口や、ホームの大屋根が懐かしい味を醸し出し、線路脇に咲き誇る花たちが、古風な
駅舎に色どりを添えている。



 この町には、旧東海道の脇街道、所謂「姫街道」の名残が残っている。
気賀関所を出発した一行が、古式ゆかしく姫街道を練り歩く、華やかな春の祭典「姫様道中」、
ここは、この有名な祭りが繰り広げられる細江の町の玄関口でもある。



 駅からタクシーで10分程南に走ると舘山寺温泉が有る。
曹洞宗の古刹、舘山寺の門前に開けている事から名付けられた温泉だ。
昭和33年に開湯された比較的新しい温泉で、浜名湖の東岸に温泉街が広がっている。



 温泉街の外れ、小高い山の上に有る舘山寺へは、鳥居を潜り石段を上って行く。
境内は、さほど広くはない。
虚空蔵菩薩をおまつりする本堂の脇にある縁結堂が異彩を放っている。
「縁結び地蔵」と言われるお堂は、良縁や想いの成就を願う絵馬が沢山かけられ、女性の人気
スポットとして知られている。



 浜名湖パルパルから、対岸の大草山へは、ロープウエーで4分の空中散歩が楽しめる。
カップルや家族連れで賑わう遊園地を眼下に、高度を上げながら湖面を渡ると360度の大パノラマが広がる。
 静かな湖面に囲まれて佇む温泉旅館、大草山に咲き誇る山桜、遠くには太平洋の眺望が見る者を魅了する。



 頂上には、「浜名湖 オルゴールミュージアム」が有り、優しい音色で観光客を出迎えてくれる。(続)



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駅中のお店(JR乗り潰しの旅)

2011-07-25 | Weblog
 JRを新所原で降り、ホームの跨線橋を渡ると、何処からともなく、何やら良いにおいが漂ってくる。
どうやら匂いの先は、山小屋を模した天浜線の駅舎の辺りのようだ。





 改札口への階段を上がると、そこには「うなぎ丼」の立て看板。
その先には「駅のうなぎ屋」の赤い看板が掛るカウンターがある。
何と、駅中に浜名湖名産のうなぎを売る店が有った。
 値段も1050円からと比較的リーズナブルで、駅弁並みに手軽に購入する事が出来るのが嬉しい。





 この沿線の各駅には、色々なお店が併設されているそうだ。
遠江一宮や二俣本町には蕎麦屋がある。
 そのほかにも手作りパンを売る店や、ラーメン店、軽食喫茶・レストラン、中には薬局、歯医者までを
併設した駅も有るそうだ。
天竜二俣では、一日10食の限定駅弁も販売されると聞いた。

 時間に余裕さえあれば、駅々に降り立って、いろいろな売店を冷やかし、また、国登録有形文化財に
登録された駅舎や鉄道施設をユックリと見て楽しみたいところだ。
 天竜二俣駅では、全国でも珍しい現役の「転車台・扇型車庫」の見学ツアーも曜日を決めて開かれている。



 列車は、朝夕を除くとおおむね1時間に1本しかないが、一日フリー切符(1500円)も発売されている。
また、近くを走る遠州鉄道やJRと組み合わせたフリー切符なども有るので、時間さえあればゆっくりと
訪れてみたい路線でもある。(続)



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ノスタルジックな「天浜線」(JR乗り潰しの旅)

2011-07-22 | Weblog
 通称「天浜線」、地元の人々は愛着を込めてこう呼んでいる。
新居町から名古屋方面に二駅戻ると新所原、ここを始発とする「天浜線」は、天竜浜名湖鉄道(株)の
「天竜浜名湖線」の愛称である。
 昭和62年に開業した、第三セクター企業が運営する、67.7Kmを38駅で結ぶ、ローカル色豊かな路線
でもある。



 新所原からは、浜名湖の北岸を行き、奥浜名で進路を東に変え、途中天竜川を渡り、東海道本線
の掛川へと向かう。
 前身は、東海道本線のバイパス路線として開業した旧国鉄の二俣線で、平成22年に全線開通から
70周年を迎えている。



 TH2100型と言われる白をベースにした車体は、ブルー、オレンジ、グリーンのラインで彩られている。
このカラフルなデザインは、公募されたものらしい。
 ここは全線が単線で、そこをたった一両の、この小さなワンマン気動車が頑張って走っている。



 春先にはさくら並木が続き、菜の花も咲き、秋には彼岸花が咲き誇る沿線風景は、まさに日本の懐かしい
原風景を見る思いがするそうだ。
しかし観光客には美しく懐かしい風景ではあるが、沿線には大学や高校が多く立地しているので、ここは
正真正銘の生活路線、朝夕は通学の足として随分込みあっているとも聞いた。



 2010年12月には、沿線の11駅、橋梁・隧道・施設など36か所が、国登録有形文化財に登録され、
天浜線全線にわたっての一括登録が行われた。
映画やドラマ、CMなどにも良く登場する、懐かしく昭和が香る、ノスタルジックな路線でもある。(続)




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浜名湖近辺(JR乗り潰しの旅)

2011-07-20 | Weblog
 そんな豊橋から15分程で車窓に雄大な浜名湖が近づいてくると鷲津。
そこを過ぎ新居町を出て、浜名湖に架かる鉄橋を渡ると弁天島で、駅前に開けた温泉街を見ながら、
再び鉄橋を渡ると舞阪だ。

 国内10番目の広さを誇る浜名湖は、南部が遠州灘に面した汽水湖で、ウナギや、カキ、ノリの養殖
などが行われている。
かつては、車窓からも田圃の中に水を満々と湛えたウナギの養殖池を、数多く見る事が出来たが、
最近では一昔前に比べると随分に減っているように感じる。
 水深の浅い、弁天島辺りの海岸では、干潮時アサリなどを取る姿を、車窓から見ることも出来る。

 ここら辺りは、東海道新幹線と東海道線が、身を寄せ合うように走り抜けている。
かつては旧東海道も通っていた交通の要衝地で、その姿は今も昔も変わらない。
 そんなわけで、新居から舞浜にかけては、旧東海道五十三次の宿場町として栄えた当時の面影を
残す遺跡が沢山残っている。
 車窓から、旧東海道の松並木を見ることもできる。







 駅の北側に、マリーナや広大なボートレース場の施設が広がる新居町には、旧東海道の「新居の関所」
が残っている。
 この国の特別史跡「新居関所」は、1855年当時の関所の建物が残されていて、その姿を今に伝える、国内に
現存する唯一の関所として知られている。
 江戸時代、「入り鉄砲に出女」を特に厳しく取り締まったと言われる関所で、この「改め」を嫌った婦女の
要請で開かれたのが、遠州の見附宿から三河の御油宿を結ぶ、東海道の脇街道で、湖の北を通る「姫街道」
で有る。(続)


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豊橋駅の大あんまき(JR乗り潰しの旅)

2011-07-18 | Weblog
 東海道線を普通列車で旅すると、上りも下りも豊橋駅は主要な乗換駅となる。
多くの列車がこの駅止まりとなり、この駅を跨いで運行される列車が、少ないからである。
こんな駅での楽しみは、立ち食いの駅そばを食べたり、駅弁を物色したり、お土産物屋さんを覗いたり・・。
それをするためにも、有る程度の乗り継ぎ時間が有るとありがたい。
勝手なものだが、乗り継ぎが便利すぎるのも、余り嬉しくは無い。

 東海道五十三次の三十九番目の宿場町は、「池鯉鮒」今は知立と書く。
現在では、JRにこの名の駅は無く、名鉄の名古屋本線に有る。





 江戸時代、この地では麦が栽培されていた。
その小麦粉を溶いてから伸ばして焼き、それに塩餡を挟んだ物を、当時この街道を往来する人びとや、
休憩する旅人の茶菓子として茶屋で売り始めた。
 これが旅人に大そう持て囃され評判を呼び、「池鯉鮒名物 大あんまき」と呼ばれるようになった。





 今、その「大あんまき」を、この駅で買う事が出来る。
朝が早いと工場からまだ届いていない事も有る。
当日製造、当日出荷に拘っているからだと聞いた。
昔は小豆あんだけであったように覚えているが、今では、白あん、チーズ、栗、抹茶などラインナップは
バラエティーに富んでいる。

 幼いころ、自転車の荷台に乗せられて、どこかへ出かけた折、良く親父に買ってもらった。
懐かしい思い出のこの「大あんまき」は、今では、この駅での乗り換え時間の楽しみの一つと成っている。(続)


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花梅と実梅・梅の話

2011-07-15 | Weblog

 
 梅の花の色を大雑把に分けてしまえば、薄いピンク、濃い目のピンク、鮮やかな紅と言う
ことに成りそうだが、一口にピンクと言っても、白に近いものや、やや薄い黄色掛ったピンク
も有れば、桃色と言う表現がピタリのピンクもあり、それらが混じり合った花さえあるので
実際にはそんな単純なものでもない。
 更に色が濃く成れば、ピンクと言うよりも赤や紅に近い色も有る。



 これらは、花梅と言われるように、花を愛でる観賞用であるからこそ、花の色もその香り
も多様である。
 それに対して、実梅と言われる梅は、主に実を採るために植えられている事が多い。
我が家に、毎年梅酒をもたらしてくれる梅も、実梅と言われる梅で、殆ど白に近い花を咲か
せる。



 実はこの梅、四半世紀以上も前に友人が、庭に車庫を作るのに邪魔だから、要らないかと
声を掛けてくれたものだ。
 急ぐと言うので、友人何人かの応援を得て、ろくすっぽ根鉢も作らず掘り起こし、我が家
の庭に植え付けたものだが、心配を他所に見事に根付いてくれた。



 この梅の木、友人宅に植えられる前は、農家の人が近所の畑で実を収穫するために植えて
いたものらしく、その頃すでに樹形も出来た成木だったようだ。
 友人が家を建て庭を造った折に、頂いて畑から移植したもので、そこでの数年間を足すと、
おそらくこの梅の木は、我が家の主よりも長く世の中を見て来たことだろう。
 今では、古木の風格さえ出て来た。



 最近少し樹勢が衰えたような気がしないでも無いが、それでも毎年春先に成ると白い花を
一杯に付け、梅雨入りのころには青い大きな実を鈴のように下げてくれる。(梅の話・完)


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鹿児島紅・梅の話

2011-07-13 | Weblog
 梅の園芸品種は、300とも400とも言われているから、その種の数だけ花の色が有り、
香りがあることになる。
 そんな沢山の品種が有る中で、どう言う訳か、我が家に鹿児島紅梅が2本も有るのは、
近隣の園芸店に出回る紅梅は、鹿児島系が多いからではないかと思う。
とは言っても、それを買い求めるのは、この種が好きである事には違いない。

 余り大輪の花では無いが、あの燃えるような濃い紅色の八重花は情熱的で、それを
枝一杯に付けて咲き誇る様は、豪華で有り気高い気品すら感じる。



 1本は、JAの直営店で見つけた掘り出し物である。
シーズンが終わり、やや樹勢が衰え、枝ぶりの悪い背丈ほどの樹に、枯れて元々と思え
るほど、驚くような安い赤札が付いていて、思わず衝動買いしたものだ。

 植えて暫くは放任しておいたので樹形は良くはないが、それでもしっかりと根付き、
今では背丈よりも遥かに高く枝を伸ばし、花付きも少しずつではあるが良く成った。



 もう1本は、お寺の後祭りの、馴染みの露店で見つけたものだ。
1.5メートル程と余り大きな樹ではないが、曲幹に仕立てられ、その樹形が気に入って、
少し値がはったが奮発したものだ。

 しかし、こちらはどう言う訳か植えてすぐに弱り、夏を越す辺りでは、枯れてしまった
のかと思わせるほどに枝葉を落としていた。
 そんなことがあったので、二年ほど前の冬、思い切って、幹を地際から三分の一程だけ
残し、切ってみた。



 「何とか・・・」の思いが通じたのか、今年の春は勢いを取り戻し、どうやら持ち直して
いる様子で、沢山の春芽を吹き、枝を天に向けて一杯伸ばしている。(続)


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五本の木・梅の話

2011-07-11 | Weblog
 我が家の狭い庭に、5本もの梅の木が植わっている。

 一番最近仲間入りした梅は、しだれ梅で、昨年の冬、我が家にやって来た。
本当は鹿児島紅梅系の枝垂れが欲しかったのだが、余りにも値が高く手が出なくて、
同じような樹高、樹形の濃い目のピンク系のが、半値とは言えないまでも、それに
近く値頃感が有ったので購入した。

 昨年は植えた直後だからか、花が終わってからの新芽の吹き出しが弱く、余り枝が
伸びなくて、結果この冬の花付きは今一歩と言ったところであった。
 それでも僅かに枝垂れた枝に、精一杯紅色の花を付け、楽しませてくれた。



 植木屋の大将に教えられた通り、花が終わった直後、幹の付け根から30センチ程を
残し、枝垂れた枝を全部切り落とした。
 こんなに切ってしまって大丈夫だろうかとの思いを打ち消すように、春に成るとその
枝からは旺盛に春芽が延び、今では幹を隠すほどに茂っている。
まさに「桜切るバカ、梅切らぬバカ」である。
 この分なら年が明けた早春には、流れる滝のように紅色の花が一杯咲いてくれること
だろうと期待が今から高まっている。



 一番小さな梅の木は、玄関前に植わっている白梅だ。
何年か前、正月飾りとして角鉢に植えた松竹梅が、皆大きく成ってしまい、窮屈そうに
なったので、この冬解体し、それぞれを地に植えたものだ。



 根付くだろうかとの心配を余所に 梅の移植は簡単と言われる通り、狭い鉢植えから
解放された白梅は、小さな身体ながら、「ここに有り」と自己主張をするように、伸び伸び
と生き返っている。(続)


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黒糖梅酒・梅の話

2011-07-08 | Weblog
 昨年は、沖縄土産の貰い物があったので、初めて黒糖梅酒に挑戦してみた。
レシピを調べてみると、500グラムから800グラム辺りまで、どれも黒砂糖だけを使って
つけ込んでいる。
 最近では、氷砂糖を300グラムほどしか使わないのだから、これではいかにも多くて、
甘くなりすぎるように思う。

 矢張り氷砂糖のベースは崩したくない。
黒砂糖だけでつけ込んでも良いが、初めからいきなりの冒険もしたくは無い。
 どうすべきか悩んだ挙句、余り甘過ぎるのも嫌だからと、氷砂糖200グラムにし、減
らした同量を黒砂糖で補うことで、つけたのが丁度一年前。
 大体3、4ケ月も過ぎれば飲めるように成るようだが、益々まろやかさに磨きがかか
るように思えるから、一年は寝かすことにしている。



 台所の流し台の下から取り出した瓶は、何時もなら透き通った琥珀色に輝いているの
に、今年のそれは、黒砂糖を入れた分少し黒く濁っていて、若干違っていた。

 ふたを開ければ、きっと黒砂糖の甘く良い匂いがするのだろうな・・・と、期待を
かけて開けてみたが、殆ど匂わない。
 鼻先に近付けて見ると、微かにそれらしい匂いがする程度で、ややこれは期待外れ。



 口に含んでみると・・・「ううん・・・?」と言う感じ。
黒砂糖が入っている事が実感できないし、それよりもなによりも甘さを殆ど感じない。
明らかに甘味不足である。
 減らした氷砂糖の甘さを補てんするだけのものが、黒砂糖には無いのかもしれないし、
この量で黒砂糖を実感すること自体無理があるようだ。

 今年は、やや渋みの有る「黒糖梅酒もどき」を、チビチビとやることに成る。(続)


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