多くの観光客で賑わう湯の町・道後にあって、“道後温泉本館”はシンボル的存在だ。
明治27年に建てられたという木造三層構造の建物は、大変珍しい建物として完成当時
から人気の的で、平成に入り、国の重要文化財に指定された貴重なものである。
入浴はいろいろなコースが用意されている。
湯につかるだけから、大広間や個室での休憩付き、館内のや浴衣、お茶のサービス付き
などあるので、目的と時間を相談しながら好みのコースを玄関先の窓口で購入する。
階下の神の湯は一番お手軽なコースである。
時代かかった木製の下足箱に靴を預け、これも木製の脱衣箱に服を収め、浴室に向かう。
男湯は二室あるが、何れも浴室は同じような作りで、僅かにぬめりのあるアルカリ性単純
泉の湯も同じらしい。
浴槽はやや深め、丸い蒲鉾形をした縁、その下の腰掛の幅は狭いので、湯につかって
のんびりと言う体制は取り辛いが、これが昔の佇まいを残している。
入浴に時間制限があって慌ただしいが、至福の湯であることは間違いない。
温泉前の商店街は、この日が一斉清掃の日らしい。
各店舗から人が出て、自店の前を湿らせたモップで拭き、デッキブラシでゴシゴシと
擦り、踏みつけられたガムなどを削り取っている。
「通行のお客様にはご迷惑をかけるが、綺麗にしてお客様をお迎えしたいのだ」と言う。
こうして有名な観光地ならではの地道な努力が重ねられている。(四国遍路・完)
にほんブログ村
明治27年に建てられたという木造三層構造の建物は、大変珍しい建物として完成当時
から人気の的で、平成に入り、国の重要文化財に指定された貴重なものである。
入浴はいろいろなコースが用意されている。
湯につかるだけから、大広間や個室での休憩付き、館内のや浴衣、お茶のサービス付き
などあるので、目的と時間を相談しながら好みのコースを玄関先の窓口で購入する。
階下の神の湯は一番お手軽なコースである。
時代かかった木製の下足箱に靴を預け、これも木製の脱衣箱に服を収め、浴室に向かう。
男湯は二室あるが、何れも浴室は同じような作りで、僅かにぬめりのあるアルカリ性単純
泉の湯も同じらしい。
浴槽はやや深め、丸い蒲鉾形をした縁、その下の腰掛の幅は狭いので、湯につかって
のんびりと言う体制は取り辛いが、これが昔の佇まいを残している。
入浴に時間制限があって慌ただしいが、至福の湯であることは間違いない。
温泉前の商店街は、この日が一斉清掃の日らしい。
各店舗から人が出て、自店の前を湿らせたモップで拭き、デッキブラシでゴシゴシと
擦り、踏みつけられたガムなどを削り取っている。
「通行のお客様にはご迷惑をかけるが、綺麗にしてお客様をお迎えしたいのだ」と言う。
こうして有名な観光地ならではの地道な努力が重ねられている。(四国遍路・完)
にほんブログ村