簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

青春18きっぷ・背骨を行く(JR全線乗り潰しの旅)

2013-06-28 | Weblog
 山陽本線、東海道本線を乗り継いで、名古屋で途中下車し中央本線に、あるいは
その先の豊橋で降り飯田線に乗り、長野に出て更にそこから北を目指し日本列島の
背骨を走り抜けるのも悪くない。



 中央本線は、名古屋と中津川の間は名古屋の通勤圏としての利用も多く、快速が
頻発し、普通列車の本数も比較的多く便利は良いが、その先塩尻までとなると極端
に少なくなり、連絡の待ち時間にロスも多くなる。



 したがって長野には夕方の到着がやっとであるので、そこから、先飯山線なら戸狩
野沢温泉辺りまでがせいぜいである。
また信越線なら直江津で日本海側に出て、そこから新潟まで乗り継ぐことは出来るが、
終着は日を跨いでしまうので、18きっぷがもう一枚必要と言うことに成る。





 塩尻で中央本線(東線)に乗り継げば、その日の内に新宿まで行くことも可能である。
また、小淵沢で小海線に乗り継げば、信州の小諸までは一日圏内で有る。



 面白いのは、豊橋で乗り継ぐ飯田線(豊橋と辰野を結ぶ195.7Km)だ。
ここには豊橋と上諏訪の間200キロ余り、この間の百近い駅に停車を繰り返しながら、
7時間余りもかける普通列車が2往復運行している。



 ここは豊川や天竜川に抱かれた山深い路線で車窓風景も悪くないので、都会並みの
駅間を体験しながらのんびり走るのも良いものだが、残念ながら岡山を始発で発っても
10時台に発車する列車には乗れないし、次は夕方16時台になるので、車窓風景を楽し
む事は難しくなる。
 ただ岡山からは豊橋13時台発に乗車可能で、この場合は途中天竜峡で乗り換えれば
飯田線の終点・辰野までの完乗は可能である。
(写真は何れも飯山線の飯山、北飯山駅付近)(続)

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青春18きっぷ・太平洋に沿って(JR全線乗り潰しの旅)

2013-06-26 | Weblog
 今年も夏の「青春18きっう」のシーズンが近づいてきた。
何はともあれ、この格安の切符を使わない手は無い。
一日たったの2,300円で一日中乗り放題なのだから、大抵の所なら行けてしまう。
 岡山から18きっぷを使って、一体どこまで行くことが可能なのか、まず太平洋に沿
って東に向かってみよう。



 山陽線は本線なのに岡山と相生(姫路)の間は意外に便利が悪い。
関西方面に向かう新快速が、赤穂線の播州赤穂から仕立てられ、相生から山陽本線
に入る関係からか、岡山方面からの上り列車は、相生止めとなるものが多い。
 従ってここで新快速に乗り継ぐ場合には問題ないが、その先の網干や姫路で始発
に乗ろうとすると僅かな距離なのに乗り換えねばならない。





 しかし乗ってしまえば、米原までは2時間半程で一足飛びだ。
ここから大垣の間は1時間に2本程度と、多少便利は悪く成るが、大垣からは豊橋に
向けて新快速や快速が頻発しているので、岡山を朝の早い便で立てば、お昼少し過
ぎには豊橋までやってくることが出来る。



 この先静岡県内は、快速や通しで直行する列車が少なく、意外と便利が悪いが、
細切れ運転の列車を上手く乗り継げば、熱海には冬でも陽の有るうちに到着する事
が出来るのだ。



 この先の大船からは、湘南新宿ラインで高崎や宇都宮まで、或いは総武線快速で
千葉までは、十分に一日圏内で、更にもう少し先まで進む事も出来る。



 またそのまま東海道を行けば熱海からは東京までは1時間半程だから、夕方18時
過ぎには着いてしまう。その先山手線を乗り継げば、東北本線の福島辺りまでなら
その日の内に行くことが可能だ。(写真は何れも東海道本線沿線から)(続)



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今時の趣味・娯楽

2013-06-24 | Weblog
 スポーツの行動者率が低下傾向にある中で、「学習・自己啓発・訓練」の行動者
率では、前回調査とほぼ変わっていない。男女別では、70歳未満のすべての年齢
階級で女性が高く、特に20~24歳では、男性を大きく引き離している。





 種類別で見てみると、「パソコン情報処理」と「英語・外国語」の行動者率が、前回
調査を上回っている。就職難の時代に対応し自身の教養を高め、就活を有利に進め
ようとするためか、女性の自己啓発の傾向が窺える。





 一方、種類別行動者率では、「CD、DVDなどによる音楽・映画鑑賞」「映画鑑賞」
「読書」「カラオケ」は依然高率を示し、中でも「テレビゲーム・パソコンゲーム」「音楽
鑑賞」などは前回調査から微増している。
 過去25年の推移でも「テレビゲーム・パソコンゲーム」は大きく上昇している反面、
「カラオケ」「パチンコ」は平成に入り低下傾向を示している。



 どうやら察するに、屋外を中心としたスポーツ人口が減り、大人も子供も屋内を中心
にした趣味・娯楽に一層シフトが進んでいると言う事か。
 最近では広場で野球に興じる子供たちの姿を見ることはほとんどなくなった。
この時期の話題と言えば「熱中症に注意!」ばかり、こんな背景も作用しているの
では・・と思ったりもする。





 総務省は「若者を中心に生活に余裕がなくなり、自由時間はインターネットやテレビ
に費やする傾向が強まっている可能性がある」と指摘している。
(数字は、2012/7/13総務省発表の「2011年度の社会生活基本調査」より)(完)


(写真は何れも愛知県のセントレア(中部国際空港)、本文とは無関係)



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中高年の運動

2013-06-21 | Weblog
 総務省の「社会生活基本調査」によると、過去1年間にスポーツした10歳以上の
国民の割合は63.0%で、前回06年の調査から2.3ポイント低下しているという。



 種類別に見てみると、野球・ソフトボール・バレーボール・テニス・卓球・ボーリング
などの球技を初め、スキー・ゴルフ・釣りなどのアウトドアや水泳などの行動者率は、
軒並み減少が続き低下傾向にある中で、サッカーとジョギング・マラソンはほぼ横這
いと僅かに健闘している。



 また年齢階級別でみると、ほとんどの種類で行動者率が年齢とともに低下していく
中で「ウォーキング・軽い体操」と「登山・ハイキング」「器具を使ったトレーニング」は、
男女とも中高年層で高くなっていて、前回調査を上回っている種類もある。



 団塊世代の大量退職時代を迎え、高齢化社会に向けた健康志向の時代でジムに
通い、有酸素運動や器具を使った軽い筋トレに汗を流す中高年は確かに多い。
朝晩ともなると近所の路上には、連れだってウォーキングをする中高年の姿も多く見
かけるようになった。
 昔取った杵柄で、定年後の楽しみに軽い登山やハイキングを始める人も多いようだ。





 しかしジムやジョギング、登山で無理をして、肩を痛めた、腰を痛めた、膝を痛めた・・
時には悲惨な登山事故で、テレビ・新聞紙上を賑わす中高年も決して少なくはない。

 「昔はできた・・・」「これぐらいは・」などと過信は禁物、加齢とともに体力は確実に
落ちていることを肝に銘じに、運動は無理をせずのんびり気長に楽しみたいものである。
(数字は、2012/7/13総務省発表の「2011年度の社会生活基本調査」より)(続)


(写真は何れも長野県の別所温泉、本文とは無関係)



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今時の旅事情

2013-06-19 | Weblog
 「旅行・行楽」をその種別で見ると、「日帰り」が60%近くで最も多く、次いで「観光
旅行」「帰省・訪問」が続いているが何れも前回調査を下回っていて1986年のピーク
から減少の一途をたどっている。
 海外旅行も同様で1996年がピークで、その後は年々の減少に歯止めが掛ってい
ない様だ。





 行動者率の男女別の数字を見てみると、「業務出張・研修」こそ少ないものの全ての
種類で女性の方が高く、年齢階級別でも70歳以上を除いて、全ての階級で、女性が上
回っている。特に20歳から34歳あたりでは、女性の方が大きく男性を上回っている。





 確かに観光地や行楽地の旅先で目にするのは、賑やかで元気な中高年女性の
グループや、若い女性の少人数のグループが圧倒的に多い。
 それに比べ若い男性がグループで行動する姿を見ることは少なく、男性の場合は、
比較的一人旅が多いように見受けられる。



 最近では家族と共にする「旅行・行楽」が半数以上と多く、少し前のような職場単位
の懇親旅行が減少しているだけに、男性のグループ旅行を見かける機会はめっきり少
なくなり、グループとなると年齢層が、かなり高くなる傾向にあるように思う。



 定年後の楽しみに、「旅行」の人気は高いようだが、「妻と行きたい」とする男性に
対して、肝心の妻は「友人」を旅の友に選んでいると言うどこかの調査結果も有った
が、今回の調査結果からもそんな傾向は現れている。
(数字は、2012/7/13総務省発表の「2011年度の社会生活基本調査」より)(続)


(写真は何れも長野県の渋温泉、本文とは無関係)



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「社会生活基本調査」

2013-06-17 | Weblog
 2012年7月13日、「2011年度の社会生活基本調査」の結果を総務省が発表した。
前年の10月20日の時点で、17万8千人余りの回答を得てまとめられたものだ。



 『生活時間の配分や、余暇時間における主な活動の状況など,国民の社会生活の
実態を明らかにするための基礎資料を得ること』を目的として、昭和51年から以来5年
ごとに行い、平成23年の調査がその8回目に当たるそうだ。



 それによると過去1年間に「旅行・行楽」をした10歳以上の国民の割合(行動者率)
は73.2%で、前回調査から3.0ポイント低下したと言う。
その内訳は、男性が71.1%なのに比べ、女性は75.3%と高い。
それらは10歳から70歳までの年齢階級すべてで、女性が上回っていて、男性よりも
女性が活発に活動している実態を窺い知ることが出来る。



 面白いのは年齢階級別の数字で、10歳から14歳が83.7%と最も高いにも関わらず、
次の15歳から19歳の階級では、70.9%と大きく落ち込んで、その後年齢が上がるに
つれて、その割合も上昇し、35歳から39歳でそのピークを迎え、以後年齢が高くなる
につれ低下している。



 察するに、比較的若い世帯の家族ぐるみの行動も、子供が高学年・思春期を迎える
とその子供に親離れが起き、同時に家族旅行も減ると言う構図であろうか? 
そう考えて自身に当て嵌めてみると些か心当たりもある。
とかく家族を避け、度々一人旅に出たのが丁度この辺りであったから。(続)




(写真は何れも兵庫県の湯村温泉、本文とは無関係)



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遠い遠い三角寺(四国遍路)

2013-06-14 | Weblog
 あわてて足首を掴み、反対の手でつかんだ親指を身体の方に曲げ、ふくらはぎを
伸ばし、撫ぜるようにマッサージを続けると、ふくらはぎは柔らかさを取り戻し、痛み
も収まっていった。



 伊予寒川の手前で旧道を外れ、国道に出ると左遥か前方に製紙工場の白い大きな
煙突が見えるようになる。今晩の宿は、あの煙突の近くにあるので、目標物が捉えら
れれば元気も出ょうと言うものだが、この日はばかりはまるで様子が違う。



 ここまで来るまでにも右足が何度もつりはじめ、そのたびに立ち止っては屈伸を繰り
返し、凌いできた。こんなことを繰り返しているので反対の左足までもがおかしくなり、
「つらない」ように細心の注意と右足の痛さをこらえながら歩き続けているものだから、
まるで景色も目に入らないし、写真を撮る気力も萎え、沸いては来ない。





 明日以降の三角寺や雲辺寺の山登りを考えると、「大丈夫だろうか・・・」と不安を
覚えながらも両足を引きずるように歩き進め、予定より30分ほど遅れて三島駅前の
ホテルに辿り着いた。

 バスタブに熱いお湯を張り、じっくりと温め、マッサージをしておけば明日には楽に
なるだろうと、何度も湯につかったその直後、ベッドに横に成ろうと体をずらした瞬間、
今度は反対の左足が見事に「つり」、腿の付け根まで激痛が走り脂汗が・・・。





 「今まで順調に来ているのだから、一度ぐらいは・・。無理は止めよう」と言う連れの
言に救われて、我慢せず翌日のリタイアを決意するのである。

 秋までお預けになった。それにしても三角寺は、本当に遠い。(四国遍路・完)




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こむら返り(四国遍路)

2013-06-12 | Weblog
 この日中萩でJRを降り、旧道に入り歩き初めいくらも歩かないうちに、右足の膝の
裏側辺りに微かな違和感を覚え始めていた。
 それは歩いて痛いと言うほどのものではなかったが、何となく突っ張るような、張る
ような不思議な、今までにこの場所がこんな感じに・・・と言うのは経験したこともない
ようなもので有った。



 昼食をとるまでの3時間近くを歩き続けたせいなのか、次第にその部分は微かな痛
みを覚えるように変わっていった。当初は痛くて歩けないと言うほどのこともなく、着地
で膝が曲げ延びする折に「おやっ!」と思う程度の微かな痛みを伴っていた。



 それが歩き続けるほどに確かな痛みに変わり、その痛みは膝の裏側のみならず、
腿の付け根であったり、膝の左側で有ったりと場所が目まぐるしく変わっていた。
しかも当初は右足だけのことが、その足をかばいだしたせいか、同じような痛みが
反対の左足にも出るようになった。



 右の靴の中では、小指だけが焼けるように熱く熱を持っているように痛い。
今までにマメができたことはあるが、足の小指がこのように痛くなるなんてことは経験
したことがない。靴と擦れているんのだ。明らかに歩き方に問題が出ている。



 旧土居町の番外霊場・三度栗大師堂で休憩の折、靴を脱ごうと不用意な姿勢で右
足を上げたその瞬間、ピクピクと「こむら返り」の症状が出て、ふくらはぎの筋肉が引き
つりを始め、キューンとした痛みが襲ってきた。
 普段は丸くて柔らかいふくらはぎが固くなり、まるでかんなで平らに仕上げたように
平たく硬直を初めたのだ。(続)





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延命寺といざり松(四国遍路)

2013-06-10 | Weblog


 その昔通りすがりのお大師様は、この付近で遊ぶ子供たちから栗を一粒貰った。
そのお礼に「今より、一年に三回の実を与えん」と言い去ると、この地域の栗の木は、
年に三回実を付けるようになったそうだ。
旧土居町の番外霊場・三度栗大師堂に伝わる伝説である。
昔はこの付近には栗の木がたくさん植えられていたそうだ。





 その先で国道11号線とJR予讃線の踏切を横切り、2キロほど歩き再び線路を超え
ると、どこからともなく線香の香りが漂ってくる。
町中のこんもりとした木立の中に佇む番外霊場第十二番・延命寺だ。
小さな丸い石橋を渡ると境内が広がり、番外とは言え参詣の人も多く賑わっている。



 道を挟んだ向かいの駐車場脇に「いざり松」と呼ばれる松が有る。いや有ったらしい。
目通りは5m、枝張東西30m、南北20m余りと言われる推定樹齢700~800年の松の
巨木であったが、昭和43年に松くい虫の被害で枯れてしまったと言う。
その巨大な根と幹の一部が、風雨除けの屋根の下に保存されている。





 この松は大師お手植えの松として知られている。
後年巡錫の折、再び大師がこの地を訪れるとこの松の下でいざりの男が苦しんでいた。
大師が紙に「南無阿弥陀仏」と名号を書きその男に飲ませると、不思議なことにその男
の足は立ち歩くことが出来た。
 それからこの松は「いざり松」と呼ばれるようになり、信仰を集める番外霊場になった
という縁起がこのお寺には残されている。(続)





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微かな異変(四国遍路)

2013-06-07 | Weblog



 別子銅山鉄道の廃線跡を過ぎ、喜光地本町の商店街を抜ける。
アーケードのあるタイル張りの狭い道路の両側に、色々なお店がぎっしりと立ち並び、
何となく懐かしい昭和の雰囲気の香るような商店街である。
一瞬、少年時代の遊び場だった名古屋の円頓寺商店街を思い出す。



 かつて別子銅山の華やか成りし頃は、そのお膝元の企業城下町として栄えた歴史
を秘めているのであろうか、時代を感じさせる建物も多い。
中央のイベント広場では催しが行われていたらしいが、それにしても雰囲気はあるが、
寂しい商店街である。連休のせいなのか、ほとんどのお店がシャッターを下ろしている。
人通りも少なく閑散としていた。



 このアーケードを潜る少し前で、先行する二人の歩き遍路に追いつき、難なく追い
越す。いつもは抜かれることはあっても、抜くことなどめったにあることでもないから、
「珍しく快調だね」と軽口も出て、さすがに初日の歩き初めで気負いもあってか、ここ
まで快調に歩いて来た。



 更に30分ほど歩いて、国道11号に合流、ここからは暫く町境の小さな峠を目指して、
この国道を行くことに成る。そろそろ休憩をと思いながらも、日陰で座れるような場所
がなかなか見つからない。



 結局3時間近くを歩き続け、ようやく峠下で見つけた日陰で昼食をとる。
最初から少し飛ばしすぎているきらいはあるが、大して疲れを覚えているわけでも
無い、がこの時すでに微かな異変が起き始めていた。(続)





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