簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

あの美しい真備 再び

2018-11-05 | Weblog


 岡山県内の鉄道各線は、この7月西日本豪雨で甚大な被害を受けた。
特に被害が深刻であったのは、県北中部を走る姫新線・因美線・芸備線である。
災害発生から全線で運転出来ない状況が続いていたが、その後部分的な復旧を
重ねながら、全線の営業を目指し、8月末になってようやく全線の再開にこぎ
着けている。



 最後まで残った井原鉄道線も、9月に入って全線での営業がようやく再開さ
れた。これにより県内の鉄道路線は、災害前の姿に戻ることとなった。
全国的に過去を振り返れば、復旧を諦めて廃線に至る例も少なからず有ったよ
うなので、まずは一安心である。



 そうした中岡山県は8月29日になって応急対策に一定の目処が付いたとし、
「県災害対策本部」を廃止し、以後は「県復旧・復興推進本部」が業務を引き
継ぎ、復旧・復興を急ぐと発表した。
こうして未曾有の水害は中長期的な視点でのケアに移ることになった。



 この時点で県内では61名が死亡し、3人の行方不明を出し、住宅の全壊4462棟、
半壊3314棟、一部損壊1201棟に及んでいる。
また1万人に近い人たちが避難所生活を余儀なくされた。その後仮設住宅が出来、
一部で入居も始まったようだが、多くは自宅再建の目処が立っているわけではな
いと言う。



 こうして真備地域でもまだまだ厳しい現実を抱えてでは有るが、復興に向け
た動きが見られるようになり、少しずつ前に歩み出したところだ。

 あの美しい真備を再び。
緑豊かな美しい姿を取り戻す為に、がんばろう真備、がんばろう岡山。
(井原鉄道沿線の旅・完)



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西日本豪雨の被害復旧に向け、岡山は元気です。ぜひお越しを。
『がんばれ 真備 がんばれ 岡山』





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