久し振りに古いアルバムを開いてみる。
赤い硬表紙のSCRAP BOOKだ。
「思い出の北海道」と書かれた背表紙もすっかり黄ばんでしまい、文字も薄らいでいる。
パラパラとページを繰って見る。
古びて色の変わった白黒の写真、駅のスタンプ、駅弁の包装紙、パンフレットの切り抜き、入場券、絵葉書などが、雑然と張られ、列車の到着時刻、列車名などが余白に書き込まれている。
よくもまあこんなに手の込んだものを・・・と我ながら感心する。
ページを捲っていると“北海道周遊乗車券”がハラリと剥がれ落ちた。
“北海道周遊券 日本交通公社”と書かれた黄色い表紙に挟まれた1枚の乗車券が出てきた。
B券片と書かれてあるところを見ると、恐らく発駅名古屋から北海道までのA券片がもう一枚付いていたのであろう、千切られた痕跡だけが残っている。
残されたB券片は随分と手垢で汚れてはいるが、名古屋駅の無効印や北海道各地で下車したときの下車印がまだ鮮明に見て取れる。
札幌、旭川、登別、上川、川湯、網走、北浜、斜里、根室、美幌、北見相生、弟子屈、釧路、函館・・・・。
券の表と裏に押された下車印を数えて見ると、薄らいで駅名が定かでないものも有るが30ヶ所位は読み取れる。
こんなに沢山廻ったのか。思わず懐かしい思い出が甦ってくる。
【写真:古いアルバム】
赤い硬表紙のSCRAP BOOKだ。
「思い出の北海道」と書かれた背表紙もすっかり黄ばんでしまい、文字も薄らいでいる。
パラパラとページを繰って見る。
古びて色の変わった白黒の写真、駅のスタンプ、駅弁の包装紙、パンフレットの切り抜き、入場券、絵葉書などが、雑然と張られ、列車の到着時刻、列車名などが余白に書き込まれている。
よくもまあこんなに手の込んだものを・・・と我ながら感心する。
ページを捲っていると“北海道周遊乗車券”がハラリと剥がれ落ちた。
“北海道周遊券 日本交通公社”と書かれた黄色い表紙に挟まれた1枚の乗車券が出てきた。
B券片と書かれてあるところを見ると、恐らく発駅名古屋から北海道までのA券片がもう一枚付いていたのであろう、千切られた痕跡だけが残っている。
残されたB券片は随分と手垢で汚れてはいるが、名古屋駅の無効印や北海道各地で下車したときの下車印がまだ鮮明に見て取れる。
札幌、旭川、登別、上川、川湯、網走、北浜、斜里、根室、美幌、北見相生、弟子屈、釧路、函館・・・・。
券の表と裏に押された下車印を数えて見ると、薄らいで駅名が定かでないものも有るが30ヶ所位は読み取れる。
こんなに沢山廻ったのか。思わず懐かしい思い出が甦ってくる。
【写真:古いアルバム】