テニス肘治療記１ 発症

2年ほど前、右肘に少し痛みを感じました。

これまで腕を痛めたことはなく、肘に負担がかかるようなこともしていません。
嫌な痛みでしたが生活に支障はないので、そのまま放置していました。

ある日、仕事で片付け物をしていた時に、重いものを持つと痛みが出ること気がつきました。
引っ張り上げる時ではなく、握力を使うと肘が痛くなり、無意識に身体が持つのを嫌がっているのです。
これはまずいかな。
そう思いながらも大きな支障はないし、２ヶ月ほど放置していました。

季節は冬、マラソンシーズンたけなわでした。
遠征に行って出る試合の日が近づいてきましたが、どうも気が乗りません。
ホテルをキャンセルして欠場しようか。
この精神状態はおかしいと思ってよくよく考えたら、肘の痛みで気分が鬱々としていることに気がつきました。
結局、直前に以前からお世話になっていて信頼している整形外科に診ていただいたところ、テニス肘（俗称です。正式名は難しくて忘れました）との診断。
しばらく様子を見て、まだ気になるなら痛み止めを打ちましょうとのことでした。

病名がついたことで気が楽になり、そのうち痛みが消えるだろうと思ったら気が楽になり、予定通り遠征に出かけました。

これがその後２年間も悩まされることになるとは、想像だにしませんでした。

（続く）