酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

マラソン10年目の思い出(その1)

2011-02-07 07:14:05 | マラソンあれこれ
気が付いたら、今年はマラソン10年目になっていました。
何回かに分けて思い出話などを書いてみます。

マラソンをはじめたきっかけは、ダイエットでした。よくある話です。
ダイエットは数ヶ月で終わったのですが、もう若くはないしこのまま数年後にまた太ったら加齢で痩せにくくなる、それなら現状維持のために運動の習慣を身につけねば、という気持ちになりました。

運動嫌いで超運動音痴の私ですから、スポーツを楽しむ友人は一人もいません。
類は友を呼ぶの言葉通りです。
ですからゼロから一人で始めなきゃいけません。
テニスコートもゴルフ練習場も近所にはないし、スポーツジムには抵抗感があるしお金もかかりそう。
で、思いついたのが走ることと泳ぐことです。
プールは冬の帰り道が寒そうだし夏は混むし、一年を通じてやるにはちょっと。
そうなると走ることを趣味にするのが一番です。

ダイエット中も走っていたので、走る楽しさは知っていました。
ダイエット中は普通のスニーカーに、昔(デブ時代)に買ったジャージで走っていたのですが、その格好では冬は寒くて走れそうにありません。
初冬の頃でしたので、まずは冬でも走れるウインドブレーカーを買ってから趣味として始めようと思ったのが本格的にマラソンにはまる第一歩でした。

最初の頃は、ダイエット中と同じく30分程度トコトコと走るだけで距離も気にしていませんでした。
そのうち、数値目標があったほうが趣味として楽しいだろうと思って、いつも走っているコースの距離を調べてみました。
なにしろ10年前ですから今のようにGPSもなければ距離計測の地図サイトもない頃です。
紙の地図にヒモで道路をなぞって、ヒモの長さから距離を計測しました。
たぶん、月間走行距離は100kmに満たなかったと思います。

そんなある日、市民マラソンという言葉を聞きました。
なにやら5kmなどの短いマラソンもあって、しかも一般人でも出られる。
さっそくネットで調べて、春に10km大会でデビューしました。
今のようなブームになる前ですから、情報量は限られていました。
ネットよりもマラソン雑誌の大会情報が便利だった時代です。

デビュー戦の朝、ちょっと風邪気味だししかも寝坊して出るのをやめようかと思った程度のやる気しかありませんでした。
結果は10kmを54分台で完走、出てみて面白かったものの、そんなにのめり込むほどではありませんでした。
走り終わった後、ゼッケンも返す物だと思いこんで安全ピンごと係の人に返しに行って笑われたのも今ではいい思い出です。

継続的に大会に出る気はなくて、一回位は「選手」と呼ばれる立場になってみたかった、そんな不純なきっかけで出た大会でした。
中年になって選手という肩書きを手にしただけで満足でした。
(続く)
コメント
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