スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

「源氏物語」が生まれた瀬田川のほとり

2007-05-25 21:02:55 | 西国三十三箇所めぐり


<13番札所  石光山 石山寺 (いしやまでら)



琵琶湖に注ごうとしている瀬田川のほとり。
1200年前、聖武天皇の勅願により良弁僧正によって開基されたものだ。
良弁僧正は奈良東大寺の創建者。東大寺の建築資材は琵琶湖周辺の山から切り出されたとき、この石山の地から奈良に運ばれたとか。

36000坪の境内には、日本唯一の巨大な天然記念物、世界的にも珍しい「硅灰石(けいかいせき)」があり、境内一帯がこの石の上にあり、国宝の蓮如堂、本堂、多宝塔が奈良、平安、鎌倉時代からの文化財が鎮座している。

国宝の本堂には、聖徳太子伝の秘仏「如意輪観世音菩薩」をはじめ、紫式部が「源氏物語」を執筆した「源氏の間」がある。


仁王像が出迎える東大門。


本堂には「如意輪観世音菩薩」が・・。


境内のカエデは美しい。


硅灰石の上には「多宝塔(国宝)」がある。この多宝塔には大日如来坐像がある。次回開扉は2024年である。


硅灰石とは、石灰岩が地中から突出した花崗岩と接触し、その熱作用のために変質したものだ。これが石山寺の「石山」の起こりとなったのです。


本堂から見下ろすと、カエデの緑色が綺麗だ。

この日は、小学生の課外学習とかで、高学年の一団が本堂をはじめ、境内のいたるところで、メモを取っていた。

東大門前の駐車場となる一角は、土産物店、食堂が軒を連ねている。琵琶湖・瀬田川の「志じみめし」が名物なのかノボリがはためいていた。

次の「園城寺(三井寺)」に急ごう!

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5 コメント

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Unknown (なりちゃんじいじ)
2007-05-25 23:04:47
石山寺、三井寺は一昨年夏、義理の姉夫婦と訪ねました。歴史などろくに勉強していかないので最勉強させてもらって思い出しております。硅灰石、聖徳太子、源氏物語、境内の様子が蘇りました。硅灰石は昔仕事で使ったことあり、石山寺で見て、びっくりしたことを思い出しております
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Unknown (山法師)
2007-05-26 05:15:27
京滋バイパスが出来て奈良から瀬田も便利になりましたね。石山IC出るとすぐあって近くに瀬田C,Cがあり、仕事で瀬田に行くと必ず、石山寺の東大門前のお食事処で昼食は「シジミ定食」と決めていました。食べられなかったのでしょうか?
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Unknown (めろん)
2007-05-26 09:37:53
頑張っておられますね。もうかなり以前に回りましたので記憶が薄れました。ここでまた新しく思い出しなおしています。
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Unknown (のび太)
2007-05-26 20:29:09
不勉強で知りませんでしたが、硅灰石・源氏物語ゆかりの石山寺、松尾芭蕉が名句を詠んだ池がある正法寺、世界文化遺産の醍醐寺などなど興味深く見せて戴いております。・・・・お疲れになったのではと思えるほど、頑張られているご様子ですが、ご無事での西国三十三箇所めぐりを願っております。
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Unknown (駿)
2007-06-03 05:50:28
 ほんと青かえでが美しい古刹ですね。瀬田川の清流もステキでした。
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