スターアニスの 『大和路 里の光彩』

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お礼参り② わが家の菩提寺へ

2007-07-10 21:50:50 | 西国三十三箇所めぐり

 

融通念佛宗総本山・大源山諸佛護念院・大念仏寺
場所:大阪市平野区平野上町1-7-26 

わが家の菩提寺の総本山は「融通念佛宗総本山・大源山諸佛護念院・大念仏寺」である。今は末寺の一つの来迎寺の更に末寺の石位寺(現在は無住職の為、兼務住職)にお世話になっている。

このわが家の菩提寺の総本山を、西国三十三箇所・巡拝掛け軸の最後の札所として、ご朱印を受けに行って来た。
いよいよ、巡拝掛け軸の満願となったのである。


38箇所のご朱印が揃った。満願である。 

この大念仏寺の本堂は、大阪府下最大の木造建築物であり、末寺として主に大阪府・奈良県・京都府南部・三重県西部にかけ、約350寺ほどあるという。

毎年5月1日~5日の間、阿弥陀教万部会菩薩来迎練供養(あみだきょうまんぶえぼさつらいごうねりくよう)、いわゆる「平野のおねり」も有名で、多数の人出で賑わうのだ。

更に毎年8月の第4日曜には、幽霊博物館として幽霊の掛け軸12幅や片袖などを一般公開しており、多くの方のお参りを受けている。

この融通念仏宗の総本山は、大治(だいじ)2年(1127)鳥羽上皇勅願による良忍(りょうにん)上人の開基である。

その後幾度かの火災により焼失したが、多くの文化財を残している。
1182年(寿永元年)火災にあい、寺運も衰微したが、元享年間(1321~24年)に7世法明上人により復興。
以来、朝廷・徳川幕府歴代将軍の崇敬あつく、たびたび寄進をうけている。
1898年(明治31年)の火災により諸堂は消失したが、その後次第に再建され今日に至っている。

特に国宝の指定をうけている「毛詩鄭箋(もうしていせん)残巻」は寺伝では菅原道真直筆とされている。



山門 は 江戸時代前期の建立。 山号の「大源山」を掲げている。


千早赤坂の戦・大阪の陣等の兵火にあっている。そして明治31年に出火し、大堂ほか多数の堂宇を失い、現在の大堂は、昭和13年に竣工されたもの。


総欅(けや木)造り・銅版葺きである。大阪府下最大の木造建築なのだ。 東西約50m、南北約40mの大きさでカメラに入らなくて・・・。


堂内は撮影禁止である。年3回催される「百万遍大数珠繰り」に使われる「大数珠」が天井に掛けられていた。長さは150mほどかなあ?


大阪市内で、この広さの境内・・・。広い!


毎年5月1日~5日の間に催される、「平野のおねり」も有名で、多数の人出で広い境内が賑わう。


鐘楼。


大阪市の保存樹に指定されたクスノキ。境内北側にあり、幹周り6.8m、樹高18.9m。地上から約3mのところに瘤(こぶ)がある。


境内のイチョウの木には銀杏が・・・。


5 コメント

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Unknown (山法師)
2007-07-11 03:26:30
お早う御座います。最後のご朱印を頂き、事実上の満願成就達成、誠におめでとう御座います。見事な掛軸ですね。平野区にこんなに大きくて立派なお寺があるとは? 何度か通っていて見ていると思うのですが、余り記憶に残っていません。大きく立派なクスノ木から、お寺の歴史を感じ取れますね。
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Unknown (ヒキノ)
2007-07-11 10:17:03
クスノキが凄いですね。大人4人分でも抱え切れそうもありません。2株の立ち上がりですか、雷か何かで割れたものですか。2連に見えます。
こういうのを見ると歴史に圧倒されますね。間違いなく1000年以上の古刹です。
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Unknown (なりちゃんじいじ)
2007-07-11 11:11:14
満願達成、ついに成し遂げましたね。立派な掛け軸になりました
結果を期待してはいけないといいますが、どうもなんか良い事ありそうな気がしてきませんか、まだまだ修行が足りないということでしょうか。
融通念仏宗という宗派は初めて知りました。こちらでは聞いたことありません(知らないだけかな)。立派なお寺ですネ
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Unknown (めろん)
2007-07-12 20:58:00
満願おめでとうございます。
それにしても始められてからアッと言う間に
回られてしまいましたね。10年以上かかったのが恥かしいです。
立派な掛け軸になりましたね。
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Unknown (風香)
2012-05-18 13:20:35
灯台下暗しでした。
まさかスターアニスさまのブログに辿りつくとは、、、。
菩提寺だったんですね。こちらも目から鱗。
本腰入れて、今日から取り組んでいます(笑)
またお力貸して下さいませ。
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