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※- エジプト:デモ隊と治安部隊が衝突して緊張状態 2011年11月20日
11月20日、エジプトでは、ムバラク政権が倒されてから混乱が続いています。
首都・カイロでは、暫定統治をする軍に反発したデモ隊が、治安部隊と衝突。
カイロ中心部の広場では、デモ隊が占拠を続けており、これに対して軍が「エジプトの転覆を謀ろうとしている」と非難の応酬をしている。
治安部隊は、強制排除に乗り出す時期を見計らっていて、緊張状態にある。
現実を踏まえながらも、この様な事態に成ることは当初から予想された事と言っても過言ではないでしょう!
アフリカ全体を見ても然り、中近東を見ても然りであり、予断出来ない状況にあることは否めない
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エジプトでは、11月28日から、議会選挙の投票が始まるのを前に、軍の暫定統治に不満を抱く若者たちが、19日から首都・「カイロ」や第2の都市・「アレクサンドリア」などで治安部隊と衝突している。
保健省の発表では、これまでに= 2人が死亡、800人近くが怪我をした。
カイロ中心部のタハリール広場では、衝突から一夜が明けても、数千人のデモ隊がテントを張って占拠を続けていて、広場の周辺では、催涙ガスを使って広場に近づこうとする治安部隊に対し、デモ隊が投石で対抗している。
デモ隊の一人は「ムバラク政権を倒した目的はまだ達成されていない。軍は転がり込んできた政権を手放そうとせず、無理やり、国を治めようとしている」と話し、軍を非難した。
これに対し、軍の報道官は声明で、「若者たちの行為は、国民の意思を反映していない。国の柱である軍を揺さぶり、エジプトの転覆を謀ろうとしている」と述べて、デモ隊に断固たる姿勢で臨むことを明らかにした。
軍の最高評議会は、ムバラク政権崩壊後の民主化の重要な節目となる議会選挙の投票を、予定どおり28日から実施するために、デモ隊の強制排除に乗り出すと見られている
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