(つづき)
「バスのりば」と「バス降車場」。
意味としては反対の概念といえるのだが、表現としてはあまり対称的ではない。
でもこれが、福岡の(西鉄の?)スタンダードなようで。
なお、「バスのりば」では、一般的には、乗ることも降りることもできる場合が多いのだが、ここの「バスのりば」からは乗ることだけしかできず、本当の意味での「バスのりば」である。
(つづく)
「バスのりば」と「バス降車場」。
意味としては反対の概念といえるのだが、表現としてはあまり対称的ではない。
でもこれが、福岡の(西鉄の?)スタンダードなようで。
なお、「バスのりば」では、一般的には、乗ることも降りることもできる場合が多いのだが、ここの「バスのりば」からは乗ることだけしかできず、本当の意味での「バスのりば」である。
(つづく)
でも、「非対称」であるがゆえに、間違いが少ないということもあるのではないでしょうか。すなわち「非対称」のほうが実用の面からは良い、と。
「のりば」と「おりば」、「乗車場」と「降車場」では、どちらも違いは1字のみ、しかも平仮名同士と漢字同士、見間違いの起きる可能性が高くなるでしょう。
西鉄がそこまで考えてわざと「非対称」にしているのか?、と、感心しているところです。
突然ですが、主語ってあんまり関係ありませんかね?
すなわち、のりばは「私が」バスに乗る場所ですが、おりばは「私が」バスから降りる場所…ではなく、「あなた(あるいは三人称の彼 など)が」降りる場所なわけで、それを「私が」出迎えに行くから降車場、という──。特に、外部からおりばへ行く人は、ほぼ全員がお出迎えの人でしょうし。
でも…あれ? 空港は? のりば・降車場なルールが西鉄だけのものであれば、やっぱり主語というのは違うんですかねぇ?
>でも、「非対称」であるがゆえに、間違いが少ないということもあるのではないでしょうか。すなわち「非対称」のほうが実用の面からは良い、と。
>「のりば」と「おりば」、「乗車場」と「降車場」では、どちらも違いは1字のみ、しかも平仮名同士と漢字同士、見間違いの起きる可能性が高くなるでしょう。
>西鉄がそこまで考えてわざと「非対称」にしているのか?、と、感心しているところです。
たしかに、「対称」的でないが故に、結果的に、「対比」ははっきりしていますよね。
ただそれが、「わざと」なのかはよくわかりません。
おそらく「バスのりば」という表現が頭の中にまずあって、その「バスのりば」ありきで、反対の場所の呼び方を考えるとこうなった…という感じではないかと思います。
“バスのりばの反対ならバスおりば?…でもあんまりそんな表現は使ってないしなぁ…”みたいな感じで。
最初の段階で頭の中を「バスのりば」に固定していなければ、「出発ホーム」と「到着ホーム」みたいな表現が出てきたのかもしれません(天神BCの案内でも、他の場所では「出発」「到着」を用いているところがあったと思います)。
>突然ですが、主語ってあんまり関係ありませんかね?
>すなわち、のりばは「私が」バスに乗る場所ですが、おりばは「私が」バスから降りる場所…ではなく、「あなた(あるいは三人称の彼 など)が」降りる場所なわけで、それを「私が」出迎えに行くから降車場、という──。特に、外部からおりばへ行く人は、ほぼ全員がお出迎えの人でしょうし。
ここでいう「私」は、バスには乗っていない状態の「私」ですね。
ただ、「あなた」や「彼」については、バスを降りるだけでなく、「私」と同じくこれからバスに乗る可能性もある訳ですから、個人的には、「バスの外に居る人」と「バスの中に居る人」という分け方のほうがしっくりきます。
しかし、一般的な「のりば」では、降りることができる場合が多いため、そうなるとまた意味が変わってくるんですけどね。
この場所についていえば、主語を統一して、「のりば」と「おでむかえ」みたいな対比も、「アリ」だったかもしれませんね。
幼時、「ホーム」とは、両親、祖父母から「ホームとは汽車に乗るところ」というふうに擦り込まれたように思います。特に祖父は「ホーム」は、正しくは「プラットホーム」などと言っていました。
そのことから「ホーム」というのは、汽車・電車からかなり高い位置にある、段になった乗降場というイメージです。たしかに、市電(市内電車)の乗り場(法規上は安全地帯)は、「ホーム」と呼ばれることはなく、「のりば」と呼んでいました。大牟田線は「ホーム」と呼んでいました。
バスについては、路上であれ、バスセンターであれ、「のりば」でした。
福岡を離れ、バスの乗降場についても「ホーム」と表す地方があることを知り、かなり違和感を覚えたことがあります。
この感覚が私個人のものなのか、福岡では一般的なものなのか、わかりません。
ただ、昔福岡でバスの「のりば」のことを「ホーム」と(誰かが)呼ぶのを聞いたことは全くないような気がします。
バスの「ホーム」と電車の「ホーム」は少し意味合いが違うのかもしれません。
電車の場合、「○番ホーム」と「○番のりば」はほぼ同じような意味合いであるのに対して、バスの場合だと、いくつかの「のりば」が並んでいて、その待合室まで含めたものに対して「ホーム」という名称が与えらている気がします。
Wikipediaの「西鉄天神バスセンター」の項では、「乗車ホーム」の中に、「1番のりば」「2番のりば」…があると説明されていますし(この対岸は「降車ホーム」)、また、飯塚バスセンターなどでも以前から「のりば」のまとまりに対して「第1ホーム」「第2ホーム」という言葉が使われていたと思います。