INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

続・ひっそりと(5)

2010年05月07日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
福岡市東区の「香椎浜南公園前」バス停。

都市高速名島ランプ、城浜団地方面からやってきたバスは、城浜団地を通過後、その先の交差点にて「香椎浜海岸通経由」(交差点左折)と「運輸支局経由」(同右折)に分かれるのだが、「22-1番」「博多駅~箱崎ふ頭~香椎浜の“快速”」及び深夜バス(天神→都市高速→城浜団地→香椎→下原→平山高美台夜臼→新宮緑ケ浜)のみ交差点を直進し、このバス停に停車する。

道路の両側に大きめの公園があり、都市高速と広幅員の道路で地域が分断されることもあり(ただし歩道橋はあり。ひとつ北東側の「留学生会館前」と同じような構造だが、「留学生会館前」にはイオン香椎浜SCがあり、状況が全く異なる)、ここに多くのバスを通すよりは、「海岸通経由」と「運輸支局経由」に分散させたほうがより多くの利用が見込めるということなのだろう。
そして、そういった状態が長らく続いているということは、「海岸通経由」「運輸支局経由」のそれぞれが、「単独でも成り立っている」ことを示していると言え、このことは、アイランドシティ及び香椎浜地区から千早駅へのバス路線がなかなか充実しないことにもつながっていく話だと思う。
ただし最近は、香椎台、みどりが丘方面に向かう運輸支局経由の「27N」、若宮田、舞松原方面に向かう海岸通経由の「24N」が登場しており、「単独で成り立っている」という状態からはやや後退しているのかもしれない。

もし仮に、「単独では成り立たない」ということになれば、「一つの系統で複数の需要に応える」ことが求められ、東部地区の都市高速路線にアルファベットが付いた当初(まだ「名島ランプ」がなかった頃)のように、「香椎浜ランプ~香椎浜中央~海岸通り~陸運支局(当時)~香椎浜営業所」のような「小文字のe」ルートになったり、もしくは、「香椎浜南公園経由」に集約、などということが起きるかもしれない。
そうなれば、都心までの所要時間や家からバス停までの距離が長くなり、結果的にバスは不便なものとなってしまう。
裏返せば、「より多くの人がバスを利用すれば、バス路線はより便利なものになる。ただし、鉄道の最寄り駅までが便利になるとは限らない」ということが言えるのかもしれない。

なお、この「香椎浜南公園前」、この春のダイヤ改正により「22-1番」が増えたため、以前よりは影が薄くなくなっており、同じ「南公園前」でも、目で見ることさえ難しい「自由ケ丘南公園前」よりは格段に人目には付きやすい(ただし、行先案内には堂々と「和白(営)」が残っていて、周囲のバス停の「北九州方式」化からは取り残されている)。
ただし、朝は郊外向けが中心、都心方面へ行く便は夕方が中心であり、使い勝手は良いとはいえない。
「23-1番」と便数を調整のうえ、「22-1番」のほうは、「高須磨町名島~西汐見経由」ではなく、「名島弁天橋(仮称)~名島運動公園経由」にしては?と思うのだがいかがだろうか。
(つづく)

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