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言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

里の秋

2009年10月15日 | ノンジャンル
毎年この季節になると実家からたくさんの栗が送られてくる。
栗の名産地は全国各地にあるが、宮崎産の栗も有名である。
実家は別に出荷しているわけではなく、数本ある木に勝手に実ったもの。
それにしてこの大きさ(比較がビー玉で適切だったか?)で美味だから、丹精した生産農家のそれがさらに見事なのは言うまでもない。

栗が届くと、栗ご飯と渋皮煮を作るのが毎年恒例になっている。
ことに渋皮煮は鍋いっぱいに作り、今年数えてみたら70個あった。
当然我が家だけでは食べきれず、毎年近所にいる友人や職場(今年すでに辞めたが)にお配りして喜ばれている(…と思う)。

栗は厚い皮を剥くのがひと苦労。
作業しながら「里の秋」の歌を口ずさむのも毎年恒例のことである。

静かな静かな里の秋
お背戸に木の実の落ちる夜は
ああ母さんとただ二人
栗の実煮てます囲炉裏端


子どもの時から「母さんとただ二人」の歌詞が気になっていたが、どうやら出征中の父親の無事を願っての歌らしい。

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5 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (BIGMUM)
2009-10-15 10:49:10
美味しそうな栗とおもわず思いましたが、 残念ながら 私は 食べません。 子供の頃からです。甘い物があまり好きではありませんし 栗ご飯も食べませんでした。 でも”里の秋”の歌を歌いながらというのは 良いですね。こういう書き込みを読むと あ~ 日本人にしか この感じ分からないなと変な風に感心しています。
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Unknown (sonnet)
2009-10-17 01:29:50
BIGMUMさんは甘いものが苦手でしたね。
私は甘党ですが、最近は数個いただけば十分という感じになりました。

口ずさむと言えば、ここ数日旅支度をしていて、ふと気がつくと

♪Waltzing Matilda
  Waltzing Matilda♪

と、この部分しか知らないメロディを繰り返し口ずさんでいます(*^_^*)
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Unknown (かん子)
2009-10-22 22:26:23
今年は婿殿の母上が「甘露煮」にしてくださいました。
腱鞘炎が痛むので、初めて栗の皮むきをしませんでした。
なんか、遣り残したような気が・・・・
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Unknown (たみ子)
2009-11-03 20:56:54
里の秋って、出征したお父さんを思う歌だったんですねえ。
それを知ると、なんだかじーーーんとします。
静かな山の楽しい歌だと思っていたのに、静けさが急に淋しい、うら悲しいものに感じられました。
メロディが明るいだけに余計に胸に迫ります。
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Unknown (sonnet)
2009-11-10 09:45:58
>里の秋って、出征したお父さんを思う歌だったんですねえ。

だそうです。。なんか胸に沁みますね。
ネットを見ていたら、「お背戸って何?」というのもありました。
里山が減って、住宅事情も変わって、もはや情景がイメージできなくなっているんですね。
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