goo blog サービス終了のお知らせ 

言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

2022金秋戦観戦記

2022年10月14日 | 俳句
昨日、プレバト俳句の炎帝戦が放送された。
事前に3ブロックに分かれ予選が行われた。
シードは3名で、残り7枠を15名で競った。
これまではブロック1位が通過し、さらに2位の中から選出されていたが、今回は2位以下全員から選ばれた。
 
今回の兼題写真は「大谷翔平」。
順位は以下の通りだった。

1位 大きく振りかぶって 秋爽の只中に  藤本敏史(名人10段)
    
2位 太谷の球 大谷が打つ 案山子   村上健志(永世名人) 
    
3位 白秋の 雲穿(う)ぐ 右投げ左打ち  春風亭昇吉(特待生5級) 
    
4位 総立ちの フェンウェイパーク 星月夜  横尾渉(名人10段) 
    
5位 天高し 野球ノートの 三箇条   松岡充 (特待生2級)
    
6位 秋立つや 十七画の 名を吾子に  千原ジュニア(名人10段) 
    
7位 ポケットにゴミ 爽涼の ユニフォーム  梅沢富美男(永世名人) 
    
8位 四番打者 四球を選ぶ 子規忌かな  森口瑤子(名人初段) 
    
9位 巌流無念 しおれた菊人形  立川志らく(名人6段)  
    
10位 打ちまくる大谷 生姜擦る私  皆藤愛子(名人3段)
    
   ******************************************************
 
野球つながりで・・・
予選を終えた翌週の9月22日、番組10周年の特番で「俳句ふるさと王争奪戦」があり、これがなかなか面白かった。
福島県、茨城県、大阪府、福岡県の観光写真に合う俳句を詠み、公認ポスターにするというものだった。
 
これまでのプレバト俳句では、夏井先生は口を酸っぱくして。
「俳句の十七音だけで勝負。兼題写真に頼ってはダメ。」と仰っていた。
しかし「写真俳句」というジャンルでは、俳句だけの評価とは少し軸が変わっているのだそうだ。
写真+俳句、1+1=2の足し算も悪くないが、写真俳句の醍醐味は掛け算で、写真×俳句で相乗効果があるとのこと。
 
3府県の作品もそれぞれよかったが割愛して、福岡県の作品を。
提示されたポスターは「中洲の屋台」だった。
優秀狗に選ばれた元AKB48の篠田麻里子さんの俳句が素晴らしかった。
  中洲の満月 ホークスの白星
 
夏井先生は、添削するとしたら、
   ホークスは白星 中洲には満月
こうすると、季語の「満月」がより印象深くなるということだった。なるほど。
俳句は作者のオリジナルでプリントされた。
福岡県に喜ばれたに違いない。
 
セ・クライマックスシリーズファイナル第3戦 ヤクルトVs.阪神 をテレビ観戦しながら投稿。