先日、プレバト俳句タイトル戦の「金秋戦決勝」が放送された。
夏の「炎帝戦」が変則的なエントリーだったので、「春光戦」の上位4名と永世名人になった東国原10段の5名にシード権があり、これに予選を勝ち上がった5名が加わって行われた。
今回の兼題写真は、スマホの「バッテリー切れ間近」だった。
身近な素材だけに凡人的発想に陥りやすいということだったが、どれも個性的だった。
順位は以下の通り。
四天王と言われる永世名人、10段の4名が4〜7位という番狂わせで、唯一特待生の北山くんが優勝した。
1位 北山宏光(特待生3級)
スマホ死す 画面に浮かぶ 指紋と月
2位 横尾渉(名人7段)
フリードリンク 夜学子の 電子辞書
3位 立川志らく(名人4段)
静かに文を破く ふと秋蛍
4位 藤本敏史(名人10段)
まず雁の 飛来を尋ね 長電話
5位 村上健志(名人10段)
発電機 運ぶ赤鬼 村祭
6位 梅沢富美男(永世名人)
龍淵に潜む 充電切れスマホ
7位 東国原英夫(永世名人)
携帯を タコ足充電 夜学校
8位 中田喜子(名人5段)
秋雷や 絶縁破壊 長き闇
9位 千原ジュニア(名人7段)
夜半の秋 次子に授乳の 妻ZZZ(ズズズ)
10位 森口瑤子(名人初段)
秋蝉や 仰向いてなほ ぎぎと鳴く