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言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

散歩点描 30  桜蘂(しべ)降る

2021年04月10日 | さんぽ

今日も野川に散歩に行った。
同じ橋の上からのアングルで撮っていたので、今日もそこからの1枚を。
日々刻々変化している。
       
       2月20日     3月26日       3月31日

                      4月10日
菜の花の映る水面を滑る野鴨。いつも決まってつがいで行動している。
       
菜の花に留まるモンシロチョウを接写し、ふと見ると、つま先10センチほど先に蛇がいて、思わず後ずさった。
離れてしばらく観察していたが動かない。
死んでいるのかもしれないと、近づいてみると、微かに動いた。
生きている。よく見ると、尻尾に近い箇所が異様に膨らんでいた。
大きな獲物を丸呑みして、ゆっくり消化中なのかもしれない。
こんな状況だからか、生きとし生けるもの全ての懸命に生きる様にジーンとする。
膨らみの中身を思うとこれも切なく、食物連鎖とはいえ大いなる矛盾である…。

花びらが川面に散った「花筏」を撮るのが目的だったりたが、時すでに遅し。「桜蕊降る」頃になっていた。
↓ 2016年に撮った画像を探してアップ。日付データは4月7日だった。3日早く行けばよかったか。
「花筏」と言うより、水面を覆い尽くした「花毛氈」である。