2011年11月3日投稿の記事に誤りがあった。
写真の藍染めてぬぐいの柄を「柳」と断定していたが「藤」が正しかった。
正確にはいとし藤というのだそうで、太鼓のバチ袋を作った判じ絵の「かまわぬ」と並んでの有名な和柄らしい。
「い」の字が「十(とお)」連なり、花房の軸を「し」の字で長く描き「いとし」となる。
柳か藤かで迷っている時、ひとつひとつが筆文字の「い」みたいに見えるとは思ったが、「し」には気づかなかった。
「愛し」にも掛かっており、かの竹久夢二も描いていたとか。
かな2文字でこれだけ風情のある絵にする先人の粋な遊び心に改めて感心する。
