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言の葉

2008.11.28 開設
2022.07.01 移設
sonnet wrote.

散歩点描 38 季節は巡る

2021年06月09日 | さんぽ

ここ数回の散歩では、木の実や果実を撮影した。
そのいくつかは昨年もアップしている。
もう一年経ったのかという驚きと、当然と言えば当然だが、巡る季節に繰り返される植物の営みにささやかな感動を覚える。

人家の庭に枇杷の高木が3本あるが、毎年もいでいる様子がなく、ほとんど朽ち落ちている。
もったいない! 少しいただきたいくらいだ。
枇杷は大好きで、よく思うことがある。
いろんな果物が品種改良で種無しになっていたりするのに、枇杷の種は相変わらずゴロンと大きい。
種無しとまではいかなくとも、小さな種で果肉たっぷりにはならないのだろうか。
これも別の人家にあった梅の木。
もぎ取って梅干しや梅酒にしないのだろうか。すでに赤くなっている。
桜の実。ソメイヨシノではなかった。
桑の実を見つけた。これは美味しいジャムになる。
生産緑地だが私有地なので、摘むのははばかられる。
野草園にあった木の実。名前はわからない。
グミに似ていたが硬かった。
果樹園として栽培されているブルーベリー。
ネットの隙間から撮影した。
葡萄園もネットで覆われている。
やがてひと房ごとに袋で覆われる。

散歩点描 37 バードコール

2021年05月16日 | さんぽ
散歩をしていると、野鳥の姿を見かけたりする。
スマホの望遠機能はたかだか知れているし、そっと近づいても微かな気配で逃げられ、上手く撮れない。
木陰から啼き声がすると、どんな鳥だろうかと気になる。

ずいぶん昔にバードコールを買ったことを思い出し、帰宅して探し、見つけた。
探鳥に興味があったからではなく、たまたまアウトドアショップで見かけ、かわいいデザインで安価、単純な作りなのにリアルな音を出すのに感心して買ったと記憶している。
改めて見ると、丸い金属部分に「AUDUBON BIRD CALL」とある。
AUDUBONがわからないので調べてみると、アメリカの鳥類学者で画家のジョン・ジェームズ・オーデュボンのことだった。
彼の名を冠した野鳥の保護を主な目的とする自然保護団体「全米オーデュボン協会」があるとのこと。
バードコールの音色を伝えられないか、YouTubeで検索してみると、あるではないか。

https://www.youtube.com/watch?v=In__Cm5yPgE

鳥には疎くて、名前も啼き声も数えるほどしか知らない。
いわんや生態においてをや。
どの鳥が渡り鳥? 北から飛来するのは? 南からやって来るのは?
ざっと検索すると、夏にやってくる 「夏鳥」、冬にやってくる 「冬鳥」、それに日本を通過する 「旅鳥」もいるらしい。
渡りをしない鳥は「留鳥」と言い、その中でも、夏は山地で冬は平地にいたり、国内で移動する鳥を「漂鳥」と言うらしい。

いくつかサイトを見ていたら、バードコール使用のマナーというのがあった。
春は、求愛、営巣、子育ての時期で、バードコールの音色が求愛行動を妨げたり、敵だと思って巣作りや卵を放棄して逃げたりすることもあるらしい。
むやみに鳴らして彼らの生活を脅かしてはいけない。
折しも今日までバードウィークだった。

散歩点描 36 こどもの日

2021年05月05日 | さんぽ
今日はこどもの日。GWは一応今日で終わりである。
しかし、去年も今年も「黄金週間」という感じではない。

ここ数日の散歩は、鯉のぼりを探しながら歩いた。
いくつかあったが、どれも2階のベランダや洗濯物、電線が写り込んだり、風が弱くて勢いよく泳いでいなかったりでイマイチだった。
以前、農家の庭にあった豪快な鯉のぼりを撮ったので行ってみたが、場所がはっきりせず、確かにこの辺りと思い、周辺を見上げたがなかった。
やむなく2018年に撮った画像を使用する。
自然の多いこの辺りでも、人工物をフレームに入れず撮影するのは難しい。
因みに、鯉のぼりの数え方は「旒 (りゅう・ながれ)」だそうである。
先日のテレビ番組「マツコの知らない世界」で知った。
漢字変換で23番目に出た。

好天の昨日、公園の芝生にはミニテントを張ったり、シートを広げて寛いでいる家族連れが多かった。
丘の麓でハタと気づいた。
この時期に若葉の美しい白樺を見ようと思ったら、5〜6本あった木が一本もない!
       
昨年5月、白樺の根元にあった「お願いボード」と、昨日撮影した切り株。
(サムネイル画像は、クリックして拡大できます。)
2009年に撮影した画像があった。
夏の暑さが過酷になったのはいつ頃からだろう?
何らかの対処ができなかったのだろうか?

散歩点描 35 木の花

2021年04月28日 | さんぽ

「野の花」の次は「木の花」を撮ろうと思いながら散歩した。
今度は上ばかり見上げるので首が痛くなり、低木の花は中腰になって、やはり腰も痛くなる。

ハナミズキはとっくに散ってしまったと思っていたら、公園の隅の1本だけがまだ花を付けていた。
いつもは行かない広場の奥の方に足を伸ばすと、紫色の大ぶりな花がたくさん散っていた。
見上げるとかなりの高木で、はるか高みに房のような感じで花が咲いていた。
遠目にはライラックのような形状だったが、散っている花は明らかに違う。
それにアプリ「ハナノナ」を向けてみると「リンドウ」の回答が出た。
いえいえ、それは違うよ。ハナノナさん(笑)。
通りかかった同世代のご婦人に尋ねると、
「桐の花ですよ。桐箪笥の桐」と教えてくれた。
ああ、これが! 桐の花を見たのは初めてだった。
モッコウバラに覆われていた家

        

イロハモミジ(カエデ)は花の時期が過ぎ、これは翼果(よくか)である。
プロペラのような形で滞空時間を長くし、親木から少しでも離れた場所に種子を飛ばすという機能を備えている。
カエデの仲間は、虫や蝶による「花粉媒介」ではなく、風まかせの「風媒花」だそうである。
したがって、花は虫たちにアピールする必要がなく、小さく目立たない。
数年前に花を撮影したが、画像が見つからない。もう一度探してみよう。
5月3日 追記
花の画像を見つけた。2017年4月12日の撮影だった。
樹木の名前はわからなかったが、若葉の先端に赤い実?らしきものがあった。
そんな所に花や実を付けるはずないと思い、珍しくて撮影した。
帰宅してネットで調べてみた。
検索ワードを「木の葉」「赤い実?」と入力する。
クエスチョンマークは必須である。赤い実の樹木はいくらでもあるのだから。実かどうか不明なのだから。

同じ疑問を持った人が「Yahoo! 知恵袋」に相談していた。
「葉に赤い実?が沢山ついている。 赤いのは実でしょうか?」という質問で、ベストアンサーによると「虫こぶ」または「虫(ちゅう)えい」というもので、アブラムシ類が産み付けた卵らしい。
「色鮮やかできれい!」と思っていたのに…。
ひとつ摘んで割ってみようかと思ったが、よくぞしなかった!

散歩点描 34 平日の公園

2021年04月26日 | さんぽ

平日の公園は高齢者が多い。
かく言う自分もその一人であるが。

              

時々見かけるヨガのグループ
ベンチに座っていた男性二人の後ろ姿を見て、サイモン&ガーファンクルの「旧友・ブックエンド」を連想した。
ソーシャル・ディスタンスで、それぞれ別のベンチではあるが。

   https://www.youtube.com/watch?v=6YpK-qrGQrg

    ♬オールド・フレンド
     公園のベンチに座っている
     その姿は、まるでブックエンドのよう・・・♪